鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

霧島のニホンジカ

2008-05-09 | 生きもの
5月4日に、霧島の池めぐりに行ったときです。
えびの高原の県道を車で走っていると、道路脇に鹿が出てきました。
写真を撮ろうと、車を降りて近づきました。


その距離5~6m。
逃げる様子はありません。
カメラ目線でこちらを見ています。


もう1頭が来て、車道の方を向いています。
どちらもメスのようです。
えさをねだっているのです。
観光客がえさを与えるからでしょう。

このように、霧島では道路脇で簡単に鹿を見ることができます。
でも、野生動物にえさをやることは、人間・動物双方にとって良くないことなんですね。
霧島では、貴重な植物が鹿に食べられるなどの被害がでています。
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ミツバツツジ他

2008-05-08 | 植物
5月4日に、霧島で見た花の続きです。


ミツバツツジ(三葉躑躅)ツツジ科
霧島を代表する花といえば、ミヤマキリシマや昨日紹介したノカイドウですが、ミツバツツジもあります。
池めぐりコースには群生地はありませんが、数本咲いていました。
新湯温泉から登っていくコースに、ミツバツツジの群生地があります。


ミツバツツジのアップ。


ハルリンドウ(春竜胆)リンドウ科
高さ数cmの小さなリンドウです。
えびの高原や登山道など、あちこちで見られます。


ツルキジムシロ(蔓雉筵)バラ科
小さな黄色い花が地を這って咲いています。
これも、昨日紹介したノカイドウも、バラ科なんですね。


ミヤマシキミ(深山樒)ミカン科
直径1cmくらいの4枚の花弁を持つ花が密集しています。
芳香があります。


ミヤマキリシマ(深山霧島)
ミヤマキリシマは、ほんのわずかしか咲いていませんでした。
5月下旬から六月上旬頃が見ごろです。
霧島を代表する花です。
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ノカイドウ他

2008-05-07 | 植物
5月4日に、霧島池めぐりに行ったときに見た花を紹介します。


ノカイドウ(野海棠)バラ科
ノカイドウは、世界中で霧島のえびの高原にしかないという貴重な植物です。
野の海棠の意味で、牧野富太郎により命名されました。
これは、えびの高原温泉ホテルの中庭に植えられているノカイドウです。
真っ白に、満開に咲いていました。


ノカイドウのアップ。


これは、道路脇に咲いていた自然のノカイドウ。
まだつぼみがあり、うっすらとピンク色をしています。
ノカイドウの花の時期は1週間くらいといわれており、時期を逃すとなかなか見ることができません。
国の天然記念物に指定されています。


ヤマザクラ(山桜)バラ科
鹿児島の低地のヤマザクラは、3月下旬くらいですが、霧島ではゴールデンウィークのころ咲きます。
1ヶ月以上遅れて、2回目の花見ができます。


オオカメノキ(スイカズラ科) 別名ムシカリ
落葉低木です。
小さな両性花と、白く大きな装飾花からなっています。


ヤブツバキ(藪椿)ツバキ科
低地のヤブツバキは、早春の花というイメージですが、霧島ではこの時期咲いていました。
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霧島池めぐり(2)

2008-05-06 | 水辺の風景
霧島池めぐりコースの続きです。


六観音御池から不動池に向かう。
杉の大木の並木を進む。この付近は、ほぼ平坦だ。


石でできたお堂があった。


左手に甑岳が見えたきた。
頂上が平らな山で、山頂に高層湿原がある。
何度か登ったことがある。


赤松林が広がる平坦な道を進む。


右手に、木立の向こうに不動池が見えてきた。


お地蔵様や観音様の像が並んでいる。


不動池。
周囲700m、水深9.3mの池である。
六観音御池と同様、酸性水のためコバルトブルーの美しい火口湖だ。
県道の脇にあり、霧島の火口湖の中では、最も簡単に見ることができる。


えびの高原を通って出発地点へ帰る。
これは、えびの高原から見た韓国岳(1700m)。
霧島連山の最高峰である。
その割には、簡単に登ることができる山で、小学生でも登れる。


出発地点に帰ってきた。
レストハウス横にある足湯は満員だった。
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霧島池めぐり(1)

2008-05-05 | 水辺の風景
昨日(5月4日)、霧島の池めぐりに行ってきました。
池めぐりは、百紫池、六観音御池、不動池の3つの池を回るコースで、アップダウンがあまりないため、初心者向けのコースといえます。
それでも、霧島の魅力をたっぷり味わえるコースです。


池めぐりコースの入り口。
えびの高原の駐車場の横からスタートする。


赤松林の中の傾斜の緩い道を登っていく。


最初の池である百紫池。
かつて、この池に天然のスケートリンクがあった。


百紫池の下流部。
コンクリートの堰で堰き止められている。


新緑の小道を六観音御池へ向かう。
右手に韓国岳が見える。


六観音御池の近くにくると、杉の大木が何本もある。
六観音参拝のおりに植えられたもので、推定樹齢五百数十年の杉である。


木立の間に見える六観音御池。
向こうに韓国岳が見える。


展望台から見た六観音御池と韓国岳。
六観音御池は、周囲1500m、水深14mで、酸性水のためコバルト色をしており、霧島火口湖の中で、最も美しいとされている。


池のほとりにある豊受神社(六観音)。
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野うさぎ

2008-05-04 | 生きもの
永田川源流を訪ねたときのことです。
源流を訪ねて(3)で紹介した春山水源地の近くに、彦山神社という神社があります。
この神社は、山の近くにあります。


彦山神社。
境内に何か動物がいます。


見ると、野うさぎです。
向こうを向いています。その距離12~13m。
こちらを向いてくれー。
するとこちらに近づいてきました。


5~6mのところまで近づいてきました。
こちらにはまだ気づいていません。
そのうち、気がついて逃げていきました。

鹿児島で見ることができる野生動物は、まず鹿がいます。
霧島では、道路脇で簡単に見ることができます。
本土ではあまり見かけませんが、屋久島では猿を見ることができます。
生きている姿はあまり見ませんが、狸が車に轢かれて死んでいるのは、しょっちゅう見ます。
野うさぎは、あまり見ることはありません。
鹿児島で、野うさぎを見たのは初めてでした。
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さくらんぼ

2008-05-03 | 食べ物
3月18日に、我が家の庭に咲く、さくらんぼの花を紹介しました。
そのさくらんぼの実がなり、色付いてきました。
今年で3回目の収穫期を迎えますが、去年と一昨年は数個なっただけ。
今年は豊作で、百数十個の実がなりました。
このさくらんぼは、山形などで採れる大玉ではなく小玉です。
鹿児島では、大玉のさくらんぼは育たないと言われたからです。


色付いてきたさくらんぼ。


ルビーのように赤く色付いたさくらんぼ。

さくらんぼは、食べておいしいだけでなく、デザイン的にも優れており、観賞用にもなります。
小枝の先にペアでぶら下がっているさくらんぼ
つややかに輝く果皮
少女が成長するにつれて色付いていくように、黄緑、黄、赤、赤紫と色を変えていく・・・

たくさん実ったさくらんぼを眺めているだけで、幸せな気分になってきます。
熟れごろ、食べごろのさくらんぼをひとつ、つまんでみようかな。
上品で、控えめな甘さの味で、食べ飽きるということがない。


♪わーかい娘はウッフン お色気ありそでウッフン・・・黄色いさくらんぼ~
(黄色いさくらんぼ、スリーキャッツ)
少し古かったですね。
今どきのさくらんぼの歌といえば
♪・・・愛し合う2人幸せの空 隣どおし あなたとあたし さくらんぼ
(さくらんぼ、大塚愛)
ですかね。
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永田川源流を訪ねて(3)

2008-05-02 | 源流を訪ねて

これも以前紹介したことがある「川口の田の神」。
永田川は、道路の左を流れている。
この付近は田園風景が広がる。


さらに上流に行くと、河床に岩盤(溶結凝灰岩)が露出する。
これは轟の滝。
名前が付いているが、滝自体は昨日紹介した滝のほうが大きい。
垂直に落下する滝ではなく、急流を流れ落ちる滝である。


轟の滝の上流には、岩盤が露出する河床が広がり、早瀬となっている。
左から水が落ちているのは、用水路から落ちているもの。


取水口と、左に用水路がある。
前の写真の水は、この用水路から落ちている。


さらに上流に行くと、再び田園地帯となり川が2つに分かれている。
支流の左岸に春山水源地がある。
本流に戻り、上流に進む。
この付近の永田川右岸山腹に岩屋観音があるが、今回は訪ねなかった。


谷の奥が永田川源流で、川は谷の左を流れている。
車で来られるのはここまでである。この先は、人が歩ける道もない。
車を降りて、川沿いを藪こぎしながらしばらく進む。


車を降りてから200m位進んだところ。
これ以上は、藪払いなど、本格的な探検の準備をしないと無理なようだ。
今回の源流を訪ねる旅はここまでとし、引き返した。
清流が流れる永田川源流だった。
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永田川源流を訪ねて(2)

2008-05-01 | 源流を訪ねて

滝之下川との合流地点。
左から合流しているのが滝之下川で、この上流に大滝がある。


山之田川との合流地点。
堰の上流の左から山之田川が合流している。
堰には魚が溯上できる魚道がある。


転倒堰とその上流の新皇徳寺橋。
この橋を左に行くと皇徳寺ニュータウンに行く。


星ヶ峯ニュータウン入り口付近。
川と道路に架かる大きな橋が指宿スカイラインで、右に料金所、左にインターがある。
その向こうに星ヶ峯ニュータウンがある。


永田川本流に唯一架かる石橋。通称「明楽寺の石橋」
(支流の山之田川には第一山之田川橋がある。これらの石橋は以前紹介した。)
石橋を左に渡った所に明楽寺がある。


明楽寺と庭の大イチョウ。
入り口に仁王像が2体ある。


県道から皇徳寺ニュータウンへ行く橋から上流を見る。
この付近はシラス台地の下を流れており、台地の上に皇徳寺ニュータウンがある。


永田川本流で一番大きな滝。(この滝は以前紹介した)
名前は付いていない(地元で呼んでいる名はあるかもしれないが、地図に載っていない)。
前回来た時と異なるのは、写真左に塩ビパイプが設置されていることだ。
取水設備だろうか。
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