鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

清水の湧水

2014-07-30 | 水辺の風景

南九州市川辺町の清水(きよみず)の湧水を紹介します。

 

シラス台地の鳴野原台地。湧水はこの台地の崖下にあります。

 

清水の湧水。昭和60年、環境省から名水百選に選ばれました。

 

シラスの崖下から湧水があります。

 

湧水箇所。湧水量は1日6000トンです。

昔から飲料水、生活用水、農業用水として広く使われてきました。

 

地域の方が洗いものをしていました。

 

隣にある水元神社。

 

境内の薩摩塔。

薩摩塔は薩摩半島南部にしか見られない特殊な仏塔で、川辺町に3基残っているそうです。

 

上部の仏像。

 

下部の仏像。

 

岩屋公園の下流に清魂水があります(左の穴)。川は万之瀬川です。

 

穴の中に湧水があります。水を汲みに来る人が多いです。

 

隣にある石像

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ハマゴウ他

2014-07-28 | 植物

浜辺や野山で見かけた花です。

 

ハマゴウ(浜栲) クマツヅラ科 

前回紹介した吹上浜の砂丘に咲いていました。線香などの香料の原料になり、浜香が語源だそうです。

 

ハマボウ(浜朴) アオイ科

これも浜辺に咲いています。浜に生えるホオノキの意味です。

 

ハマボウのアップ。オクラやハイビスカスの仲間です。

 

アキノタムラソウ(秋田村草) シソ科

紫色の花が輪生しています。

 

メリケンムグラ(米利堅葎) アカネ科

北アメリカ原産です。田んぼのあぜなどに見られます。

 

シロバナサクラタデ(白花桜蓼) タデ科

本来は淡紅色の花で、桜の名がついていますが、これは白色です。

 

アップ。

 

ヒナギキョウ(雛桔梗) キキョウ科

とても小さくて弱々しい感じの、キキョウに似た花です。

 

ヘクソカズラ(屁糞葛) アカネ科 

悪臭があるのでこの名がついていますが、ちょっとかわいそうな名前です。

 

イヌホオズキ(犬酸漿) ナス科

イヌの名がついた植物は多いですが、似ているけど役に立たない、という意味があるそうです。

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正円池と吹上浜

2014-07-26 | 水辺の風景

日置市吹上町の正円池に行きました。

 

正円池。ここはホテイアオイで有名な池で、右の浮き草がホテイアオイです。

最盛期は池全体がホテイアオイで覆われます。

 

木橋を渡って岸辺を散策できます。

 

この池は、吹上浜の砂丘でせき止められた水が溜まってできたものです。近くに薩摩湖もあります。

 

ホテイアオイの盛りは6月から7月上旬ですが、まだ少し咲いていました。

 

ホテイアオイ(布袋葵、ミズアオイ科)の花。別名ウォーターヒヤシンス。

丸く膨らんだ葉柄を布袋さんのお腹に見立てたものです。

 

正円池から海へ行くと吹上浜です。キャンプ場のある松林を通っていきます。

 

ここは、市川修一さんと増元るみ子さんが、北朝鮮に拉致された現場です。

 

砂丘を通って海岸へ行きます。

 

吹上浜。白い砂浜がどこまでも続きます。右の形のいい山は野間岳。

 

北を望む。右は日本三大砂丘のひとつ吹上砂丘です。

 

子供たちが水遊びをしていました。

 

砂浜の貝殻。

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岩穴の田の神他

2014-07-24 | 田の神

霧島市横川町の田の神を2体紹介します。

 

岩穴というところにある田の神です。県道今別府牧園線の脇にあります。

 

右が田の神、左が馬頭観音です。立派な建物の中に安置されています。

 

白粉を塗り、右手にメシゲ、左手に椀を持っています。

 

馬頭観音です。

 

前の田の神から県道を東へ行くと、7月12日に紹介した大出水湧水があり、その近くにある田の神です。

 

崖に掘られたペアの田の神です。

 

田の神の下に「岩をくり貫いた川」というのがあります。

 

反対側を望む。小さな滝になっています。

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梶山橋他

2014-07-22 | 石橋

宮崎県三股町の石橋を二つ紹介します。

 

右岸から見た梶山橋です。

 

上流から見た梶山橋。右岸のアーチは陸上にあり、コンクリートで補強されています。

 

川に架かる左岸側アーチ。

 

下流より見る。架設年代は昭和16年です。

 

下流から見た左岸側アーチ。

 

梶山橋から上流を望む。川は大淀川の支流の沖水川です。

 

沖水川を上流へ行くと、轟木橋があります。右岸から見たものです。

 

上流から見た轟木橋。川は溶結凝灰岩が露出した渓谷です。

なお、この上流に長田峡があります。

 

アーチ部。

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景観重要樹木

2014-07-20 | 巨樹・古木

鹿児島市には保存樹という制度がありますが、この他に景観重要樹木という制度もあります。

地域の景観にとって重要な樹木を保存しようというものです。その1号と2号に指定されている樹木です。

 

永田川右岸のJR谷山駅の少し上流に春日神社があり、その境内にクスノキ(左)とタブノキがあります。

 クスノキ(第1号) 樹高:20m 樹齢:150年

 タブノキ(第2号) 樹高:15m 樹齢:100年

 

 

神社の正面側から見る。

 

神社の後ろから見る。左がタブノキ、右がクスノキです。

この付近は住宅街ですが、大きな緑の景観を与えてくれています。

 

春日神社社殿。小さな神社です。

 

クスノキの下部。

 

タブノキの全容。根元から二つに分かれています。

 

タブノキの根元。

 

春日神社から永田川右岸を下流へ行くと、柏原神社があります。

右にタブノキが見えます。

 

タブノキの全容。

 

このタブノキは、途中から多くの枝が分かれているのが特徴です。

木を切って、そこから芽が出たのでしょう。

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神川大滝

2014-07-18 | 水辺の風景

錦江町の神ノ川にある神川大滝を紹介します。

 

滝の下流です。上と下に吊り橋がかかっています。

 

神川大滝遠景。溶結凝灰岩を落ちる滝です。

 

右岸の遊歩道から近づきます。

 

近景。県内でも屈指の滝です。

 幅:35m

 高さ:25m

 

下からは細い滝も落ちています。

 

上の吊り橋に行くには、この階段を登っていきます。

 

前の写真の右に見える小滝です。

 

右岸から見た吊り橋です。

 

吊り橋の中央から神川大滝を望む。滝つぼはきれいな円形をしています。

 

近景。

 

下流を望む。絶壁が続く渓谷です。

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馬の気持ち

2014-07-16 | エッセイ

「馬車馬のように働く」

という言葉があるように、馬は人間にこき使われてきた代表的な生き物である。

昔から軍馬、農耕馬、馬車馬として酷使され、最後は食べられることも多かった。

同じ家畜でも、豚は労働することもなく、食べて寝るだけである。

犬や猫はペットとしてかわいがられ、家族同様の扱いを受けることが多い。

同じ動物として、えらい待遇の違いである。

 

馬は頭のいい動物である。乗馬では、乗り手の力量をすぐに見抜く。

人間のことをどう思っているのだろう。

「戦争ばかりして、同じ人間同士を殺し合い、なんて野蛮で残酷な生き物なんだ。力でも足の速さでも決して負けないのに、奴らは頭がいいからどうすることもできない。この世から人間がいなくなれば、動物の天国になるのに」

とでも思っているのだろうか。

 

地球が宇宙人に征服されたと考えてみる。

宇宙人は猿のような大きさで力も弱く、素手で戦えば人間が負けることはない。

だが、彼らは知能が高く、高度な文明と強力な武器を持っているので、人間に勝ち目はない。

彼らに支配され、労働を強いられたら、少しは馬の気持ちが分かるかもしれない。

 

ポニー。

今年は午年なので、子供相手の乗馬体験をやっていた(鹿児島市喜入のグリーンファームにて)。

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波之平刀匠跡他

2014-07-14 | 史跡

鹿児島市の谷山地区は、刀鍛冶に関する史跡が多いです。そんな史跡を3つ紹介します。

 

東谷山1丁目にある波之平刀匠跡。住宅街の道路脇にあります。

 

平安時代末期、大和の国の刀匠橋口正国が、薩摩の谷山に住み着いたのが波之平刀匠の始まりです。

正国は船旅で嵐に会い、自ら打った刀を海に投じると海は静まりました。その後、正国は波平行安と名のりました。

 

「波之平刀匠之遺蹟」の碑。

初代から64代、明治初期まで900年も続いたそうです。

 

石碑の隣には湧水があります。

 

水、砂鉄、木炭に恵まれていたことが刀鍛冶に適しており、多くの名刀が生まれました。

 

前の史跡の北に波之平公園があり、その近くにある奥龍蔵権現です。

ここは、薩摩新刀の名工、奥3兄弟の鍛冶場があったところです。

 

階段の下に対の仁王像があります。

 

向かって右の阿像。

 

吽像。

 

階段を登ったところにある石祠。

 

五ケ別府町三重野にある三條小鍛冶遺跡です。

三條小鍛冶宗近は平安時代の京都の役人でしたが、罪を犯して薩摩に流され、橋口正国の弟子となってここに住み着きました。

 

石碑。

宗近は、その後罪を許されて京都へ帰り、名工になったそうです。

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大出水湧水

2014-07-12 | 水辺の風景

霧島市横川町の大出水湧水を紹介します。

霧島温泉駅から県道今別府牧園線を溝辺に向かうと、左に川が見えてきます。

 

川は天降川の支流で、上流を見たものです。湧水はここの左岸(写真右)にあります。

 

湧水箇所を望む。上のガードレールが県道です。

 

湧水箇所。木橋を渡しているのは、水汲みのためと思われます。

 

写真を撮っていたら、水汲みに来ました。

 

大量の水が勢いよく湧き出しています。湧水量は毎分22トンだそうです。

霧島山系からの伏流水で、水質もとてもよく、飲み水、料理、焼酎用によく合うそうです。

 

隣からも水が湧いています。この辺は地下水の水脈になっているのでしょう。

 

湧水箇所から下流を見る。

 

湧水と川の合流地点から下流を望む。

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