鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

水尻海岸

2023-04-30 | 水辺の風景

枕崎の海岸の3か所目は水尻海岸です。

 

案内板に従ってここから入ります。

 

溶結凝灰岩の海岸が広がっています。

 

左側を望む。左にあるやや大きな岩が、ここのシンボルの一つサイコロ岩です。

 

大きな直方体のサイコロ岩。

 

海側より見る。割れ目に沿って浸食され、このような形になったものです。

 

別の角度より見る。

 

沖を望む。

 

かすんでいますが硫黄島が見えます。

 

複雑に浸食された岩。

 

陸側を見たものです。

 

右の方には立神岩が見えます。

 

貝採りの人たち。

 

立神岩を望む。

もう一つのシンボルに天然橋があるそうですが、見つけることができませんでした。後で調べると沖の方にあるそうです。

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犬の白浜

2023-04-29 | 水辺の風景

枕崎の海岸の2か所目は犬の白浜です。

 

水尻公園の近くから案内板に従って進み、崖を下ります。ロープが垂らしてあります。

 

砂と岩場の浜に下りました。

 

左側を望む。

 

名前の由来になっている犬に似た岩です。スヌーピー岩とか、わんこ岩とか呼んでいるそうです。逆光でした。

 

わんこの顔。岩は溶結凝灰岩です。

 

前から見たわんこ。

 

反対側から見る。

 

反対から見た顔。耳が垂れているように見えます。

 

岩の間から海を望む。貝採りの人がいました。

 

右を見ると立神岩が見えます。

 

わんこの鼻先から立神岩を望む。

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白浜の洞門

2023-04-28 | 水辺の風景

最近枕崎で人気が出ている海岸を3か所訪ねました。最初は白浜の洞門です。

 

道路の突き当りをまっすぐ進むと、開聞岳を望むこの風景が見えます。溶結凝灰岩が広がる海岸です。

洞門は手前の岩の下ですが、ここからは下りられないので、向こう側から行きます。

 

前の写真の左側から浜へ下りると、砂と岩場の入江があります。洞門は右側です。

 

左側の岩。ここにも小さな洞門があるので見てみます。右の小さな白い点です。

 

小さな洞門。向こう側が見えます。

 

海側から見た入江。

 

左側には開聞岳が見えます。

 

正面を望む。

 

沖のほうに来ました。打ち寄せる波と開聞岳。

 

生きたサンゴ。

 

右のほうには立神岩が見えます。

 

右側の洞門へ行きます。

 

洞門と洞窟。波の浸食でできた海蝕洞です。

 

洞窟の中です。右に湧水があります。

 

勢いよく湧き出す湧水。真水です。この付近は湧水が多く、地下水が豊富です。

 

洞門へ行きます。満潮時は海水に浸かるため、ここへ来るのは干潮時がおすすめです。

 

洞門の中から向こう側の海岸を望む。

 

洞門の先の海岸です。

 

岩の割れ目と、右にはさらに洞門があります。

ここは、複雑に浸食された岩場の海岸が広がっています。

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新緑の新川渓谷

2023-04-26 | 水辺の風景

霧島市の新川渓谷を散策しました。

 

天降川右岸の遊歩道を上流へ行きます。

 

モミジの新緑。ここは紅葉の名所です。

 

左岸の塩浸発電所です。少し上流に、坂本龍馬と妻のお龍が新婚旅行に訪れた塩浸温泉があります。

 

天降川上流の渓谷を望む。岩は溶結凝灰岩です。

 

下流を望む。左は発電所からの放水です。

 

遊歩道を下流へ行きます。

 

モミジの赤い翼果です。

 

照葉樹の新緑と飛行機雲。

 

渓谷を眺めながら下流へ行きます。

 

対岸にヤマフジが咲いていました。

 

足湯があるので入りました。

 

足湯の前の渓谷です。

渓谷、新緑、ヤマフジを見ながら足湯に入るのは、気持ちよかったです。

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塗木の田の神他

2023-04-24 | 田の神

田の神を2体紹介します。

 

南九州市知覧町塗木にある塗木の田の神です。向こうは南薩縦貫道。

 

正面より見る。

 

右手にクワ、左手に宝珠を持っています。建立は1748年です。

 

穏やかな表情。

 

大きなワラヅトを背負っています。

 

枕崎市茅野町にある茅野の田の神です。

 

この田の神には頭部がありません。

 

地元の方に聞いたら、道路拡幅工事の際壊してしまって、どこかに埋まっているそうです。

 

明和10年(1772年)の建立です。

 

周りは茶畑です。遠くに開聞岳が見えます。

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瀬々串木場湧水

2023-04-22 | 水辺の風景

鹿児島市喜入瀬々串町の湧水をもう一つ紹介します。

 

瀬々串下集落の瀬々串薬局から、山側へ500m行ったところにある瀬々串木場湧水です。

 

コンクリートのタンクから流れ出ています。

 

二つの蛇口から勢いよく湧き出す湧水。

 

流れ出る湧水。

 

後ろに水神碑と祠があります。

 

水神碑。地元の人に大切にされている湧水です。

 

前に川があり、湧水はここに流れ込んでいます。

 

さらに上流です。右の塩ビパイプからも水が流れています。

 

塩ビパイプに流れる水路を上流から見たもので、人家の裏から湧水しているようです。

この付近は地下水が豊富です。

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瀬々串上の力石と吊鐘

2023-04-21 | 史跡

前回の、鹿児島市喜入瀬々串町の瀬々串上湧水の少し山側に、瀬々串上公民館があります。

 

瀬々串上公民館です。

 

庭に力石があります。

 

力石と吊鐘です。

 

瀬々串上集落の力石。

 

幅50cm×40cm、高さ38cm、重さ85kgです。(重さは案内板による)

 

横から見る。写真と計測結果を、力石研究者に送りました。

 

この力石で体を鍛えた、瀬々串上出身の音乃瀬という力士がいて、その力士に関する物語です。

 

布教所時代の吊鐘です。

隣に瀬々串塩屋遺跡の碑があり、縄文時代後期と弥生時代の土器が出現しました。

 

明治11年、布教所を造ることが許され建立しましたが、その時代の吊鐘です。

銘に「明治11年1月4日谷山郡重野喜次郎造」と記されています。

 

近くから錦江湾と桜島を望む。

海や山に近くて食べ物が手に入りやすく、近くに湧水もあって、古代人にとって住みよい所でした。

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瀬々串上湧水

2023-04-20 | 水辺の風景

鹿児島市喜入瀬々串町の瀬々串上湧水を紹介します。

 

瀬々串の港から大隅半島の高隈山を望む。

 

左側の桜島を望む。

 

港の近くから、踏切を渡って山側へ行きます。

 

踏切は、湧水(わきみず)踏切です。このすぐ先に瀬々串上湧水があります。

 

道路の左の小屋が、瀬々串上湧水です。

 

明治6年、ここに集落の水源を求めて開設されました。

 

昭和30年に簡易水道ができてから、あまり利用されなくなりました。

 

中は水が溜まっていて井戸になっています。石積みから湧水しているそうです。

 

写真では屋根が写ってはっきりしませんが、水は澄んで底が見えます。

 

流れ出る湧水。

 

水神碑が二つあります。右の水神碑には「明治六年八月吉日」や「作左エ門」など人の名前が彫られています。瀬々串校区内の記念碑で、最も古いものです。

次回は、このすぐ上にある瀬々串上公民館の力石と吊鐘を紹介します。

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コサンダケとツワ

2023-04-19 | 食べ物

春の山菜の代表、コサンダケとツワを採りに行きました。

 

コサンダケのタケノコです。

 

正式名ホテイチク(布袋竹)で、根元が膨らんでいるのを布袋さんのお腹に見立てたものです。

 

収穫しました。鹿児島に、イチデミョ、ニコサン、サンモウソウという、タケノコのおいしさの順番を表す言葉があります。デミョは大名竹、モウソウは孟宗竹で、コサンダケは孟宗竹よりおいしいとされます。

アクがないので、アク抜きをせずに食べられます。

 

ツワ(ツワブキ)の新芽です。

 

収穫しました。

 

皮をむき、水にさらします。この後重曹を入れて湯がき、アク抜きをします。

 

コサンダケとツワの煮物です。他は厚揚げ、豚肉、こんにゃく、ニンジン、昆布など。

 

コサンダケを味噌汁の具に入れました。

食べる分だけ採ってくるので、いつでも新鮮なタケノコが食べられます。コサンダケは、他に天ぷら、野菜炒め、卵炒め、酢味噌和えなど幅広く使えます。

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野山の花

2023-04-18 | 植物

野山や海岸で見かけた花です。

 

ムベ(郁子、アケビ科)

秋にアケビに似た実がなり、食べられます。

 

コガクウツギ(小額空木、アジサイ科)

林地などの日陰に生えます。白い花に見えるのは装飾花のガクです。

 

マルバウツギ(丸葉空木、アジサイ科)

白い5弁の花が密集して咲きます。

 

ヤマツツジ(山躑躅、ツツジ科)

今の季節、道路の斜面などを彩ってくれます。

 

真っ赤なヤマツツジ。

 

キランソウ(金瘡小草、シソ科)

別名ジゴクノカマノフタといいますが、放射状に地面に張り付く葉を、地獄の釜の蓋に見立てたものだそうです。

 

ツボスミレ(坪菫、スミレ科)

小さなスミレで、別名ニョイスミレ(如意菫)です。坪は庭のことで、庭に生えるスミレという意味です。

 

ヘビイチゴ(蛇苺、バラ科)

少し毒々しい実がなり、食べられません。

 

ルリハコベ(瑠璃繁縷、サクラソウ科)

きれいな瑠璃色の花です。

 

コマツヨイグサ(小待宵草、アカバナ科)

北アメリカ原産の帰化植物です。

 

レンゲソウ(蓮華草、マメ科)

昔は肥料として田んぼに植えられていました。今もあちこちで見られます。

 

ハマエンドウ(浜豌豆、マメ科)

海岸に生えています。カラスノエンドウより大きな花です。

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