鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

赤水石切場

2023-05-31 | 風景

南さつま市坊津町赤水の石切場跡を紹介します。

国道226号の枕崎と坊津の境から海側へ行くと、赤水大龍権現社の案内板があり、これに従って行きます。

 

赤水大龍権現社の手前の道路左に石切場跡があります。

 

垂直の岩壁にアコウが生えています。

 

アコウです。

 

屏風状の石切場跡。錦江湾入口から噴火した火砕流堆積物が固まった溶結凝灰岩で、石材は赤水石と呼ばれました。

 

崩落しているところがあります。ここの岩が軟らかいと思われます。

 

一番奥です。縦横の線が石垣のようで、古代遺跡のような雰囲気があります。

 

右側の岩壁です。

 

縦の切れ目がたくさんあるところがあります。

 

狭い間隔で縦切れ目があります。このような切り方は、他の石切場では見たことがありません。

 

切り出された石材が残っています。やや赤みを帯びており、石垣、石塀に多く用いられたそうです。

鹿児島の石切場は、川辺の高田石切場が有名ですが、そことはまた雰囲気が違います。

次回は、この先の赤水大龍権現社へ行きます。

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御鉢霧島神宮溶岩

2023-05-30 | 風景

御鉢霧島神宮溶岩を紹介します。霧島神宮の少し下流にあります。

 

霧島小学校の少し上流の橋から、霧島川上流を見たものです。

 

堰から落ちるカーテンのような滝。この上流が霧島神水峡です。

 

橋の左岸に霧島国立公園の碑があります。

 

霧島国立公園の碑。

 

碑の後ろに池があります。

 

池の奥に溶岩が見えます。

 

8世紀に御鉢(高千穂峰の隣)の噴火で流れ出した溶岩の先端です。

 

左側の溶岩。

 

近景。御鉢の火口からここまで5.5kmです。

 

池には大きな鯉が泳いでいます。

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下小鹿野の田の神他

2023-05-28 | 田の神

霧島市の田の神を4つ紹介します。

 

隼人町松永の、こしかの温泉の近くにある下小鹿野の田の神です。中央の木の下にあります。

 

田植え前の田んぼの横にあります。

 

右手に大きなメシゲを持っています。

 

表情が残っています。

 

享保十六年(1731年)と彫られています。

 

隼人町西光寺の霧島神社です。

 

境内にある文字の田の神です。

 

大きく「田神」と彫られています。

 

国分剣之宇都の道路脇にある田の神です。

 

正面より見る。

 

左手にメシゲを持っています。

 

引き締まった顔。

 

背中にリボンがあります。1937年(昭和12年)と新しいです。

 

国分郡田にある田の神です。

 

手前が田の神です。

 

文字の田の神です。

 

丸い中に「御田神」と彫られています。

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小鹿野発電所他

2023-05-26 | 水辺の風景

霧島へミヤマキリシマを見に行った日、小鹿野(こしかの)発電所へ行きました。

 

隼人町のこしかの温泉の上流の県道から、橋を渡って右岸へ行きます。投網禁止の看板がありますが、アユでも捕れるのでしょうか。

 

橋から下流を望む。川は霧島川です。

 

右岸に、九州電力小鹿野発電所があります。

 

発電所からの放水。

 

上流を望む。

 

発電所の建物です。

 

鈴なりのビワがありました。

 

県道を上流へ行くと、道路の上に臼崎の石塔群があります。

 

中世の石塔群です。

 

康安二年(1362年)の文字が刻まれているものがあるそうです。

 

1300年頃、この地方で戦った熊本県人吉の領主、相良氏のものだといわれています。

コメント欄は閉じています。

 

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家庭菜園とニガダケ

2023-05-24 | 食べ物

庭の家庭菜園です。

 

4月、ニンニク畑です。

 

葉が枯れてきたので、収穫しました。

 

小ぶりのニンニクです。

 

乾燥させて保存し、炒め物や薬味として少しづつ使います。小さくてもニンニクの風味が強いです。

 

あとに肥料と石灰をまき、次の野菜を植える準備をしました。

 

キュウリ。

 

収穫しました。ワカメと酢の物にしていただきました。

 

トマトとミニトマト。実はこれからです。

 

ブラックベリーは、花から実になってきました。もうすぐ熟れるので、ジャムにします。

 

キクイモ。1本から大量の芋が取れます。

 

種子島からニガダケのタケノコが送られてきたので、天ぷらにしました。苦みもアクもありません。

 

焼肉の時焼いて食べました。収穫したニンニクも焼きました。

 

タケノコは大量に届いたので、キクラゲと佃煮にしました。キクラゲは、以前私が採ってきたものです。

たくさんできたので、娘にもあげました。

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鹿ヶ原のミヤマキリシマ

2023-05-22 | 植物

霧島の鹿ヶ原へミヤマキリシマを見に行きました。

 

霧島神宮から、樹海トンネルを通って高千穂河原へ行きます。

 

高千穂河原から、高千穂峰と中岳の間の鞍部を進むと、突然視界が開け、ミヤマキリシマの群落があります。

 

ミヤマキリシマの大群落。これでも5分咲くらいでした。

 

赤紫のミヤマキリシマ。ピンクなど、微妙に色が違うものがあります。

 

つぼみも多かったです。

 

後ろは中岳です。山頂は霧がかかっていました。

 

反対側を望む。手前は御鉢で、向こうが高千穂峰です。

 

鞍部の奥を望む。

 

くつろいで花を眺める人たち。私たちも、ここに座って昼食にしました。

 

花の間を散策する人たち。

ここは、登山をせずに簡単に来られるところなので、中高年が多いです。

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道野の樟脳工場跡

2023-05-20 | 史跡

枕崎市道野の樟脳工場跡を紹介します。樟脳はクスノキから作る防虫剤で、タンスなどに入れて使用していました。

 

道路脇に案内板があり、奥に樟脳工場跡の設備が見えます。

 

左が水槽、奥が竈(かまど)と甑(こしき)です。

この樟脳工場が稼働したのは、昭和初期(昭和元年~昭和12、13年頃)です。

 

水槽。

 

竈と甑。案内板に釜があると書いてあるので、竈の上に水を入れる釜があると思われます。

案内板に各設備の用途は書いていないので、想像ですが、竈で火を焚いて釜の水を沸騰させ、甑の中の原料(クスノキのチップや枝)を蒸し、樟脳の成分が入った水蒸気を発生させると考えられます。

 

竈の焚口です。

 

甑です。

 

原料を入れるためと思われる穴があります。入れた後ふさぐのでしょう。

 

甑の上に小さな穴があります。

 

水蒸気を取り出す穴と思われます。

 

隣に複数のタンクがあります。水蒸気が通る管を水で冷やし、樟脳の結晶を生成させるのでしょうか。

樟脳製造には多くの水が必要なため花渡川から水を引き、そのための暗渠があるそうです。

樟脳製造を知る貴重な産業遺産と言えるでしょう。

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台場公園

2023-05-18 | 水辺の風景

枕崎港の近くの台場公園へ行きました。

 

台場公園の蛭子神社です。

 

社殿は新しいです。

 

観音像があります。

 

航海安全と海難供養の明星観音です。

 

遭難漁師慰霊塔。

 

海側にプールがあります。

 

広い芝生の公園。ここに、薩摩藩が外国船の侵攻を防ぐために築いた台場(砲台)がありましたが、遺構は残っていません。

 

前には溶結凝灰岩の海岸が広がっています。山陰に開聞岳が見えます。

 

沖を望む。

 

かすんでいますが、硫黄島が見えます。

 

右には立神岩が見えます。

 

防波堤の向こうの立神岩。

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錦江湾公園のバラ

2023-05-16 | 植物

鹿児島市の錦江湾公園へ行きました。

 

斜面にバラ園があります。少し盛りを過ぎていましたが、まだ十分咲いていました。

 

真っ赤なスカーレットポニカ。

 

気品あるピンクのクイーンエリザベス。

 

ローゼンドルフ シュパリースホップ。言いにくい名前は、大体ドイツです。

 

赤紫のカインダブルー。

 

ブラッシング ノックアウト。

 

伊豆の踊子。日本ではなくフランスです。

 

岳の夢。

 

斜面の上から見たバラ園。

 

少しくすんだ赤のブラックティー。日本です。

バラの香りに包まれました。

 

隣にポピー園があります。盛りは過ぎていました。

 

真っ赤なポピー。

 

中央が白で、周りが赤いポピー。

 

斜面の上から見たポピー園。向こうは動物園です。

 

隣にある遊園地と桜島。幼稚園くらいの子供連れの家族が多かったです。

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枕崎港の石積み岸壁とマーメイド

2023-05-14 | 水辺の風景

枕崎港の石積み岸壁とマーメイドを紹介します。

 

カツオで有名な枕崎港です。

 

土木遺産の石積み岸壁があります。昭和7年から2年間で、荷揚げ用岸壁として建設されました。

 

前の写真の対岸に来ました。

 

ここにも石積み岸壁が残っています。

 

ここに、マーメイド(人魚)の像があります。

 

以前は枕崎駅前にあったのを、ここに移したそうです。枕崎世間遺産(巷で噂の遺産)の一つです。

 

セクシーで大胆なポーズのマーメイド。

 

尾びれが立派です。

 

マーメイドは、やはり駅前より海辺が似合います。

 

後ろ姿。

 

カツオとマーメイド。

 

近くのまんぼうで食事をしました。

 

かつお船人(ふなど)飯(1000円)。

最初、かつおの漬けをご飯に乗せ、漬け丼として食べます。その後、いろいろな具材と漬けを乗せ、かつお出汁の汁をかけて食べます。二度おいしいです。

 

特上かつお丼(950円)。

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