鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

古市家住宅

2008-05-18 | 史跡
種子島の中種子町坂井に、古市家住宅という国の重要文化財建造物に指定(平成6年7月指定)されている住宅があります。


古市家住宅。
重要文化財といえば、豪壮な住宅を想像するかもしれませんが、一見普通の民家です。
この住宅は、弘化3年(1846年、江戸時代末期)、古市源助氏によって建てられました。
古市源助氏は、坂井村で庄屋や横目といった役職を勤めた郷士でした。

種子島という地域に、江戸時代の建物が現存していたということに価値があり、国の重要文化財建造物に指定されたのです。
痛みが激しいため、平成14年11月、創建当時のまま復元されました。


斜めから見たところ。
家はL字型をしています。
こういう家は、子供のころ、種子島に普通にあったように思います。


前の写真の右の入り口を入ったところが台所です。
そして、部屋には囲炉裏があります。
囲炉裏は、子供のころ実家にありました。
(板敷きでなく、畳でしたが)


庭。
鹿児島の武家屋敷の庭のような見事な庭園ではなく、今でも種子島の民家に普通にあるような庭です。

この住宅の近くに坂井神社があり、そこに日本一の大ソテツがあります。
コメント (4)
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