鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

神籠石

2018-09-30 | 風景

日置市吹上町の神籠石を紹介します。

 

吹上温泉の入口に、西郷隆盛の像があります。

 

西郷さんは、明治3年と7年、ここで静養しました。

 

この山の中腹に神籠石があります。

 

登り口。ここから右斜め上に斜面を登っていきます。

 

途中には石垣が多くあり、昔は畑があったと思われます。

 

15分くらい登ると、斜面に神籠石が見えてきました。

 

横から見た神籠石。

 

大きな岩が、絶妙のバランスで乗っています。よく地震で崩落しないものです。

 

中に入ります。向こうの岩に磨崖仏があるのがわかると思います。

 

磨崖仏です。昔は、ここにボタ餅、野菜の煮物を供え、豊作を感謝して、三味線、太鼓を鳴らして焼酎を酌み交わしたそうです。

 

磨崖仏の横には、字が刻まれています。

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薩摩琵琶発祥の中島常楽院跡

2018-09-28 | 史跡

日置市吹上町にある中島常楽院跡を紹介します。

 

中島常楽院跡です。

1196年、島津忠久は宝山検校を伴って薩摩に下り、検校は島津氏の祈祷僧として、この地に常楽院を建立しました。歴代住職は、琵琶を吟弾して仏法を広めましたが、これがのちの薩摩琵琶になりました。

 

お堂の前に対の仁王像があります。

毎年、10月12日に僧侶が集まり、妙音十二楽を演奏します。

 

阿像。新しいです。

 

吽像。

 

天邪鬼の像。

 

隣の林に墓や石仏があります。

 

墓石が並んでいます。

 

歴代住職の墓。

 

地蔵。

 

以前撮影した、維新ふるさと館の薩摩琵琶です。

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吹上の田の神と金剛菩薩立像

2018-09-26 | 田の神

日置市吹上町の田の神と金剛菩薩立像を紹介します。

 

中田尻にある田の神です。

 

広い田んぼの脇にあります。

 

この田の神が建立されたのは1717年で、銘を有するものとしては県内で5番目に古いです。

 

ワラヅトを背負っています。

 

前の田の神から東へ行くと、上田尻の道路脇にも田の神があります。

 

右手にメシゲ、左手にお椀を持っています。

 

田の神のすぐ近くにお堂があります。

 

お堂の両脇には五輪塔があります。

 

小さな窓があり、中に金剛菩薩立像が安置されています。

 

高さ20cmの仏像です。この仏像が造られたのは飛鳥時代(7世紀頃)で、九州で最も古い仏像のひとつです。

これは複製で、本物は鹿児島市の黎明館にあります。(後日黎明館に行ったら、常時展示しているわけではなく、今度は1月に展示するそうです。)

 

柔和な顔をしており、頭の飾り物が立派です。

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中茶屋公園

2018-09-24 | 水辺の風景

霧島市福山町の中茶屋公園を紹介します。福山の町から、県道を牧之原へ登っていく途中にあります。

 

日本百景展望所の中茶屋公園です。

 

中茶屋公園。あずま屋があります。

 

あずま屋の先の芝生広場です。

 

写真を撮るカップル。

 

錦江湾と桜島を望む。かすんでいました。

ここからは、普段鹿児島市から見る桜島ではなく、錦江湾奥からの桜島を見ることができます。

 

右を見ると、隼人三島が見えます。

 

左を望む。福山の町が少し見えます。

 

二代目夫婦イチョウです。初代は、福山の町の宮浦神社にあります。

 

近く(最初の写真の右)に、旧日州街道(高岡筋)があります。鹿児島を起点とし、加治木、福山、都城を経て、宮崎県高岡に通じる街道でした。この付近は、牧之原へ至る急峻な坂道です。

かつて茶屋があり、良質な冷たい水が湧き出て、トコロ天が有名だったそうです。

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二見橋と旧二見橋

2018-09-22 | 石橋

蒲生の町から漆に行く途中に、石橋があるので紹介します。

 

石橋の二見橋を右岸から見たものです。漆集落は向こうです。

この上流(左)に旧二見橋があります。

 

二見橋から上流の旧二見橋を見たものです。草でアーチが見えません。

川は後郷川の支流です。

 

以前撮影した旧二見橋。この時はアーチが見えていました。

 橋長:18.2m

 幅員:3.65m

 架設年代:不詳

 

左岸から二見橋(左)と旧二見橋を見たものです。かろうじてアーチや壁石が見えます。

 

これも以前撮影した二見橋と旧二見橋です。この時はよく見えました。

 

右岸から見た旧二見橋です。石橋の上に木が生えて大きくなっています。

 

旧二見橋の上から二見橋を見たものです。

 

二見橋の近景。

 橋長:15.55m

 幅員:3.92m

 架設年代:昭和5年3月

 

上流左岸より見る。

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漆散策(2)

2018-09-20 | 風景

姶良市蒲生町漆の散策の続きです。

 

玉石通りです。

 

両側に玉石の石垣のある通りを歩きます。

 

さらに進むと堰があり、釣りをしている人がいました。

 

漆の田の神の隣にある満徳寺です。

 

入口のイチョウ。

 

鐘楼です。

 

お堂。

 

漆小学校へ行きました。

 

校庭のセンダンの木です。

 

校庭はきれいな芝生です。

 

校舎の後ろにある木造の体育館です。

 

校庭の隅に、飯留神社があります。

 

 

参道にも、杉の巨木があります。

 

飯留神社社殿。

 

漆小学校の近くから、上流の田園風景を望む。

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漆散策(1)「田の神」

2018-09-18 | 田の神

姶良市蒲生町漆を散策しました。

 

蒲生の町から県道を北へ行き、漆へ向かいます。途中で見た棚田です。

 

山道を走ると突然視界が開け、漆集落へ着きました。「おかえりなさい」の看板があります。

 

前の写真の近くから、田園風景と漆集落を望む。

 

集落の中に、漆の田の神があります。

 

高さ108cmの像です。

 

長袴にタスキをかけた立て膝姿で、両手にメシゲを持っています。1718年の建立です。

 

田の神舞姿の像としては、県内最古です。

 

後ろ姿。

 

隣の碑。享保三年(1718年)の文字が刻まれています。

 

田の神の前の田園風景。

 

ウォーキングのグループがやってきて、田の神の説明を聞いていました。

 

集落の上流の記念碑の横にも、田の神があります。

 

田の神です。

 

後ろ姿。

 

田の神の横に、巨木の根元があります。

 

田の神のところから田園風景と漆集落を望む。写真を撮っている人がいました。向こうは、漆小学校です。

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南方神社

2018-09-16 | 史跡

前回紹介した亀丸城跡の麓にある南方神社(諏訪神社)を紹介します。

 

入口に対の仁王像があります。

 

阿像。

 

吽像。珍しく破壊されていません。

 

参道の途中に、島津日新公学問所跡があります。ここに海蔵院というお寺があり、島津忠良(日新公)が7歳から15歳まで和尚の教えを受けました。

 

海蔵院之碑。

 

奥へ行くと海蔵院墓石群があります。

 

五輪塔。

 

変わった碑です。

 

地蔵。

 

参道をさらに進むと、南方神社があります。ここで、伊作太鼓踊りが奉納されます。

 

南方神社社殿。

 

境内に杉の巨木があります。

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亀丸城跡

2018-09-14 | 史跡

日置市吹上町の亀丸城跡を紹介します。

伊作島津家の伊作城跡には、いくつか城跡がありますが、その一つが亀丸城跡です。

 

駐車場近くにある土塁。

 

スダジイの古木があり、うっそうとしています。

 

亀丸城跡への登り口。ここは空堀になっています。

 

さらに階段を登っていきます。

 

亀丸城跡です。伊作島津家の忠良公(日新公)はこの城で生まれ、忠良の子貴久は島津本家に迎えられました。

貴久の子供である義久、義弘、歳久、家久(島津4兄弟)もここで生まれ、薩摩藩隆盛(りゅうせい)の礎となりました。

 

前の写真の奥に多くの碑が並んでいます。主なものを見ていきます。

 

亀丸城址之碑。

 

日新公御誕生地。

 

「義久、義弘、歳久、家久公御誕生」の碑。

 

碑のところから、スダジイの古木の城跡を見たものです。

 

周囲には土塁があります。

 

亀丸城跡(右上)の横は、深い空堀となっています。

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若尊鼻

2018-09-12 | 水辺の風景

錦江湾の奥にある若尊鼻(わかみこばな)を紹介します。

錦江湾の北東奥の、国分と福山の境の岬が若尊鼻です。

 

国分方(岬の北西側)に入口があり、若尊神社まで1050mの遊歩道があります。

 

少し行くと、霧島錦江湾国立公園若尊鼻の碑があります。

 

海に非常に近い遊歩道を歩いていきます。

 

所々、木が覆いかぶさって緑のトンネルになっています。

 

向こうに見えるのは隼人三島です。

 

釣り人がいました。聞くと、イカを釣っているとのことでした。

 

右に桜島を眺めながら進みます。

 

浸食された岩。

 

若尊神社に到着です。神話で、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が熊襲征伐のため上陸した地といわれています。

 

鳥居の奥に浸食された岩があり、穴の中に祠があります。

 

中の祠です。

 

神社から福山の町を望む。

ここは、海沿いを散歩したり、釣りをするのにいいところです。

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