鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

蒲生どん墓

2024-07-31 | 史跡

姶良市蒲生町上牛徳の蒲生どん墓を紹介します。

 

案内板に従って行くと、正面に蒲生どん墓があります。

 

右側の記念碑と案内板です。

 

立派な五輪塔が並んでいます。ここは中世の豪族蒲生氏の墓で、菩提所であった法寿寺跡です。

 

前列の五輪塔。蒲生氏8代から13代までの当主と一族の墓31基が並んでいます。

 

梵字が刻まれた五輪塔。

 

2列目の五輪塔。

1867年の洪水で流出・埋没したものを、昭和13年(1938年)にこの地に復元保存しました。

 

3列目の五輪塔はやや小ぶりです。

 

向かって左の五輪塔などです。

 

前の写真の右の仏像。

 

お昼は、テレビで紹介された孝子庵で、お好み焼きランチを食べました。

 

店主が焼いた本場のお好み焼きを、テーブルの鉄板へ運んでくれます。これにご飯、みそ汁、コーヒーが付いて550円は安いです(ご飯は頼みませんでしたが)。

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蒲生町戦役記念碑群と仁王像

2024-07-30 | 史跡

前回の姶良市蒲生町の蒲生八幡神社の隣に、戦役記念碑群があります。

 

階段を上がります。

 

正面に5基、左右に2基づつ、計9基の記念碑があります。

 

正面の記念碑を右から見て行きます。これは戊辰戦役記念碑。

 

日露戦役記念碑。

 

日清戦役記念碑。

 

西南戦役記念碑。

 

庚申供養碑(通称「関ヶ原記念碑」)。関ヶ原で島津は敗退しましたが、戦役記念碑は珍しいです。

 

向かって右の記念碑です。

右は日清日露戦役戦病死者従軍者・戊辰戦役従軍者碑、左は兵事表彰状碑。

 

向かって左の記念碑。右は西南戦役薩軍殉難者「鬼神泣壮烈」。左は慰霊塔で太平洋戦争の慰霊碑と思われます。

司馬遼太郎は「街道をゆく」の取材でここを訪れ、「日本戦史そのものがこの郷に集約されている感があった」と書いているそうです。関ヶ原から太平洋戦争までの戦役記念碑がそろっているのは珍しいです。

 

隣の招魂社で、横に仁王像があります。

 

両腕のない仁王像。

 

吽像のアップ。

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蒲生の大クス

2024-07-28 | 巨樹・古木

日本一の巨樹、蒲生の大クスはこれまでも紹介しましたが、蒲生に来たので訪ねました。

 

姶良市蒲生町の蒲生八幡神社。左にもクスノキの巨木がありまが、これが大クスではありません。

 

左のクスノキの全容。

 

根元。他の神社だと、御神木としてもおかしくないです。

 

社殿の左にあるのが大クスです。

 

境内から見た大クスの全容。

 幹周り:24.22m

 根回り:33.57m

 樹高:30m

 推定樹齢:1500年

 

蒲生八幡神社社殿。創建は1123年で、その時クスノキは御神木として祀られていたそうです。

 

社殿の前から見た大クス。

 

根元。日本一の巨樹にふさわしく、堂々たる風格です。

 

反対側の根元。苔や草が生えています。

 

根元には直径4.5mの空洞があり、入口に扉があります。

 

中部。多くの植物が寄生しているそうです。

 

上部。まだ勢いがあり、当分大丈夫でしょう。

 

右にはカヤの巨木もあります。

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蟹が地獄

2024-07-26 | 水辺の風景

南九州市川辺町の蟹が地獄という滝を紹介します。

 

川辺から県道を知覧へ行くと、道路脇に案内板があるので、そこから川へ下りると滝が見えます。

 

麓川の蟹が地獄です。川を斜めに横断していくつもの滝が落ちていますが、ここから全容は見えません。

 

左岸の滝。水量が多く、豪快に落ちていました。

 

滝つぼ。

 

左岸の滝と中央の滝。蟹が滝つぼに落ちて死ぬため、蟹が地獄というそうです。

 

中央の滝。

 

右岸側から見た滝。4本の滝が見えます。

 

右岸側の滝。

 

滝の上部です。

 

滝の上流を望む。

 

右岸の岩壁にある洞窟です。

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味噌玉他

2024-07-25 | 食べ物

味噌玉を作りました。

 

味噌をすり鉢に入れつぶします。

 

乾燥ワカメ、切り干し大根などの具材とだしの素を入れ、よく混ぜます。

 

1食分づつ丸めます。

 

ラップで包んで冷凍保存します。

 

味噌玉にネギを散らし、お湯を注げば簡単なインスタント味噌汁ができます。朝の忙しい時には重宝します。

 

家庭菜園のミニトマトは次々になり、食べきれません。

 

今日の収穫。

 

乾燥トマトを作りました。中身を出します。

 

娘にもらった野菜乾燥機で乾燥させます。

 

乾燥トマトです。このまま保存し、必要な時使います。

 

収穫したニガウリで、ゴーヤチャンプルを作りました。

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清水の湧水と薩摩塔

2024-07-24 | 水辺の風景

南九州市川辺町の清水(きよみず)の湧水へ行きました。

 

水元神社です。湧水は右側にあります。

 

昭和の名水百選に選ばれた清水の湧水です。地域の方が清掃をしていました。

 

魚を捕っていました。これはハヤの仲間だそうです。生態観察のためで、この後放すそうです。

 

シラスの崖下から、一日6000トンの水が湧いています。

 

湧水は、上水道、生活用水、農業用水に利用されています。

 

流れ出る豊かな水。

 

水元神社社殿。水源地を守る水神です。創建は不明ですが、1653年に修理された記録があるそうです。

 

本殿は、シラスの崖に掘られた洞窟の中にあります。

 

境内に薩摩塔があります。

薩摩塔は九州西岸に分布する石塔で、中国浙江省の石材が用いられており、中国商人や地元有力者によってもたらされたと考えられています。

 

上部の像。

鹿児島県で最初に発見されたため、この名があり、鹿児島県で5基確認されています。

 

下部の像。

 

右手に蛇を持ち、前髪が九頭の竜で表現されている水神像。このタイプの水神は初めて見ました。

 

文字の田の神です。

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西田の田の神他

2024-07-22 | 田の神

姶良市姶良町の田の神を2体紹介します。

 

西田の田の神です。

 

田の神舞姿の農民型で、赤く塗られています。文化二年(1805年)の文字が刻まれています。

 

ユーモラスな顔で、右手にメシゲを持ち、左手は頭とシキの間に入れています。

 

隣の石仏です。

 

石祠にも像があります。

 

広い田園風景を眺めています。

 

寺師にある黒葛野(つづらの)の田の神です。寺師十文字から県道を北へ行き、右の細い道を入ったところにあります。

 

大きなシキを被り、メシゲを頭の上に置いています。

 

表情がはっきりしており、なかなか立派な田の神です。

 

後ろ姿。

 

前は、山あいの小さな田んぼです。

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禅福寺陽春院跡

2024-07-20 | 史跡

姶良市姶良町の禅福寺陽春院跡を紹介します。

山田から県道を北へ行き、右に入って山田川を渡って進むと、城集落にあります。

 

人家の横を通って進むと、横井戸があります。寺の時代から使われていたのでしょうか。

 

寺跡です。記念碑の後ろに仁王像と不動明王があります。

 

破壊された2体の仁王像。

 

左の仁王像。両腕はなく、頭部も破壊されています。仁王像は1760年に建立されました。

 

右の仁王像は頭部と両腕がありません。廃仏毀釈で、徹底的に破壊されたようです。

 

不動明王です。右手に剣を持っています。

 

憤怒の形相をしています。

 

墓が並んでいます。

 

僧侶の墓もあります。

 

寺跡は、立派な墓地になっています。

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大王神社のイチョウ

2024-07-18 | 巨樹・古木

姶良市姶良町寺師の大王神社へ行きました。

 

道路から見た大王神社のイチョウです。

 

神社へ行きます。

 

参道左のイチョウです。

 

根元から田園風景を望む。

 

中部。

 

大きく枝を広げた上部。それほど巨木と言うわけではないですが、黄葉の頃はきれいでしょう。

 

参道を進みます。

 

寺師氏発祥の地碑。ここは地名も寺師ですが、寺師氏の出身地のようです。

 

大王神社社殿。寺師の氏神です。

 

隣に寺師花菖蒲園があり、5月にいろいろな色の花を咲かせます。

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新照寺

2024-07-16 | 史跡

姶良市姶良町住吉にある、国登録有形文化財の新照寺を紹介します。

 

新照寺の正門。浄土真宗のお寺です。石柱の門と石塀があります。

 

左側の石垣です。

 

正門の前には、広々とした田園風景が広がっています。

 

本堂は、寺には珍しい総石造りの建物です。

 

この建物が造られたのは明治25年です。

 

釣鐘と装飾。

 

境内に両腕のない仁王像があります。

 

正面に向かって左の面です。

 

通用門。

 

左が裏面です。

 

裏面を見る。おしゃれな窓があります。

 

窓のアーチです。

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