鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

種子島宇宙センター

2017-11-30 | 水辺の風景

種子島宇宙センターへ行きました。

 

宇宙センター内の広場です。

 

前の写真の左に見える宇宙科学技術館。ロケットや宇宙開発に関する様々な展示があります。

 

広場に展示されているロケットの模型。

 

沖の岩山です。

 

前の写真の左にある岩。

 

種子島灯台と発射場です。白い建物が、ロケット組み立て棟。

 

種子島灯台。

 

灯台までやってきました。

 

灯台から南を望む。先ほどの岩山が見えます。

中学生の時、灯台に来てこの景色を眺めたことがあります。当時は、宇宙センターはありませんでした。

 

灯台から、北の発射場を望む。ここからの眺めも素晴らしいです。

 

さらに発射場に近いところにあるロケットの丘です。

 

ロケットの丘から発射場を望む。右の鉄塔(2本)のところがH2Aロケット、左の鉄塔(2本)のところがH2Bロケットの発射場です。

 

この後、上中の食堂美の吉で、インギー鶏で作られたインギー丼を食べました。

明治27年、イギリスの帆船ドラメルタン号が、前之浜海岸に漂着して村人が救助し、お礼に鶏11羽が贈られました。

それがインギー鶏で(インギーはイギリスのこと)、村人が守り育ててきました。

インギー鶏は、花峰小学校で飼われています。

 

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岩穴

2017-11-28 | 風景

前回紹介した種子島の広田遺跡近くにある岩穴(いわな)を紹介します。

 

道路脇の岩山に岩穴があります。

 

岩穴と祠。

 

正面より見る。

 

案内板です。岩穴とはサウナのようなものです。子供たちが体験した写真があります。

 

案内板の説明文。ゲットウやバショウの葉の香りがして、癒されるのではないでしょうか。

 

入口からのぞきました。

 

岩穴内部です。奥に火を焚いた跡があります。

説明文に「瀬風呂焚き」というのがありますが、子供のころ、入ったことがあります。岩場の海岸の海水が溜まったくぼみに、焼いた石を投げ入れ、温めて入るものです。これも種子島独特の野趣あふれる風呂です。

 

上にある祠。

 

岩穴のところからの眺め。岩山の向こうに、種子島宇宙センターが見えます。2本の塔のところが発射場、右がロケット組み立て棟です。

次回は、種子島宇宙センターを紹介します。

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広田遺跡

2017-11-26 | 史跡

種子島の南種子町平山にある広田遺跡を紹介します。

 

向こうが広田遺跡ミュージアム、右へ行くと遺跡(墓群)があります。

 

係員に館内を案内していただきました。希望時間を言えば、その時間内で案内してくれます。

広田遺跡は、1700年前~1300年前(弥生時代末期~古代)にかけての集団埋葬墓の遺跡です。

昭和32年~34年に発掘調査が行われ、90基の墓、158体の人骨、4万4千点の貝製品が発見されました。その後、平成17年~18年にも発掘が行われました。

 

発掘された人骨。埋葬されたところがサンゴだったため、腐らずに残ったそうです。

下に矢じり(黒い三角)が刺さっており、争いがあったことが推定されるそうです。

 

人骨から復元された人体模型。現代人より身長が低かったそうです。

表情も、骨格から復元されていますが、現代人とそう変わらないように見えます。

 

同じく、復元された女性と子供。なかなかの美人のようです。

 

呪術を行う人。卑弥呼のような人です。女性に見えますが男性(実際は中性に近い)です。

恐山のイタコがここに来て、霊を感じてひれ伏したそうです。

 

国の重要文化財に指定されている貝の装飾品。装飾品の中には中国製のものもあり、交易があったそうです。

多くは一人の所有物で、権力者がいたことがわかります。

 

貝の装飾品の一つ。

 

山の文字が刻まれた貝符のレプリカ。日本最古の文字と言われます。本物は鹿児島市の黎明館にあります。

 

貝の装飾品を作る工程。完成品は腕輪に使われました。

 

同じく、貝符を作る工程。ペンダントや魔よけに使われました。

 

南側墓群。158体の人骨が発掘された場所です。

 

南側墓群から海を望む。風光明媚なところに墓がありました。右には種子島宇宙センターが見えます。

 

北側墓群。墓が発見された状況を再現しています。

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千座の岩屋

2017-11-24 | 水辺の風景

種子島マングローブパークから、近くにある千座(ちくら)の岩屋へ行きました。

 

浜田海岸です。

 

沖の岩山。

 

この岩山に千座の岩屋があります。

 

穴がいくつか見えますが、潮が引いていると、ここから入れます。このときは潮が満ちており、入れませんでした。

 

上は砂岩、下は礫岩です。

 

山側にも入口があり、ここから入りました。

 

洞窟内へ入っていきます。

 

内部は、いくつもの洞窟に分かれています。

 

洞窟から海を望む。

 

この先に、一番広い洞窟があります。

 

干潮時は、中に入って海を見ることができますが、この時は、潮が満ちていて進めませんでした。

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種子島マングローブパーク

2017-11-22 | 水辺の風景

種子島の中種子町と南種子町の境にある種子島マングローブパークを紹介します。

 

大浦川に架かる橋から下流を望む。両岸に広大なマングローブが広がっています。

 

カヤック乗り場。個人でカヤックを持ち込むようです。

 

橋から上流を望む。ここにもマングローブが広がっています。

 

右岸側に遊歩道が整備されているので、散策しました。

 

メヒルギです。種が落ちて芽を出しています。

 

シオマネキがいました。他にも多くの甲殻類、貝類、魚類がいます。

 

メヒルギの花は終わっていました。白い花が咲きます。

 

展望台です。

 

展望台から下流を望む。この先に広い干潟があり、その先は太平洋です。

 

前の写真の右を見たものです。

 

大浦川右岸から下流を望む。

 

上流を望む。最初の写真を撮った橋が見えます。

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観音淵中世古石塔群

2017-11-20 | 史跡

鹿屋市下高隈町の観音淵中世古石塔群を紹介します。

柚木原バス停近くの、串良川右岸にあります。

 

観音淵です。後ろに滝があります。

 

水汲み場になっています。

 

後ろにある滝です。すぐ上流に洞窟があり、そこから湧いている水が滝になって落ちています。

 

階段を登って洞窟へ行きます。

 

途中に青面金剛像があります。

 

洞窟です。

 

洞窟の両側に、多くの石塔が並んでいます。時代的には、鎌倉初期から戦国時代までのものです。

 

左の石塔群は、肝付氏のものです。

 

左にある石塔。

 

像が抱き合っているような、面白い絵の石塔もあります。

 

右側の石塔群は、長谷氏のものです。長谷氏も肝付氏も、この一帯の開田を進めました。

 

右側の像。

 

洞窟の奥です。

 

最奥部の湧水。奥全体から湧水しており、先ほどの滝になっています。

 

入口を見る。きれいなアーチです。

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たかくまふれあいの森

2017-11-18 | 巨樹・古木

鹿屋市下高隈町にある、たかくまふれあいの森を散策しました。

谷田バス停から南へ少し行くと、三差路に案内板があり、そこから1.2kmです。

 

ふれあいの森入口です。

 

案内板。

 

入口近くにある神水の池。溜池です。

 

入口を入ってすぐのところにあるスダジイの巨木。この森にはスダジイが多いです。

 

山道を登っていきます。

 

主な木には案内板があります。上はふたになっており、最初は名前がわかりません。

 

サカキ。

 

タブノキ。

 

サルノコシカケ。

 

倒木がありました。森の輪廻でしょう。

 

スダジイの巨木。

 

上部。全容を写すことができません。

 

立ったまま朽ちた木も多いです。

 

右に神水の池が見えてきました。1周して帰ってきました。

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市成の仁王像

2017-11-16 | 史跡

鹿屋市輝北町市成にある仁王像を紹介します。

 

国道504号に案内板があるので、少し入ると、道路が直角に曲がっており、角に仁王像があります。

 

対の仁王像。鹿児島の仁王像では珍しく、破壊されていません。

法城山両足寺の山門にあったもので、廃仏毀釈から守るため、地中に埋めていました。室町時代の作です。

 

阿像。

 

阿像のアップ。

 

吽像。

 

吽像のアップ。

 

角を曲がったところにあるモミジです。

 

大きく枝を広げた上部。

 

崖にあるため、根がむき出しになっています。

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秋の花実

2017-11-14 | 植物

野山を散策して見かけた秋の花実です。

 

イナカギク(田舎菊) キク科

この季節、道路脇に咲き乱れている野菊です。

 

ツワブキ(石蕗) キク科

晩秋から初冬を代表する花です。

 

ツワブキのつぼみ。

 

ヤクシソウ(薬師草) キク科

名前は薬師如来に由来するようです。

 

サツマイモ(薩摩芋) ヒルガオ科

花は、あまり咲きません。アサガオの花に似ています。

 

道路脇の山に、野生化したと思われるチャノキ(茶の木、ツバキ科)の花が咲いていました。

 

ガマズミ(スイカズラ科)

鮮やかな赤い実です。果実酒にできるそうです。

 

フユイチゴ(冬苺) バラ科

冬に実がなるイチゴです。子供のころ食べていました。

 

サネカズラ(実葛) マツブサ科

つるから粘液を取って整髪料にしたため、ビナンカズラ(美男葛)とも言います。

 

ムベ(郁子、アケビ科)の実が落ちていました。アケビに似た実で、中の種を食べました。

 

緑と赤のコントラストのカラスウリ(烏瓜、ウリ科)の実。

 

植えられたと思われる木があり、鮮やかな赤い実がなっていました。名前はわかりません。

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高田観音と城の下の田の神

2017-11-12 | 史跡

南九州市川辺町高田の、高田観音と田の神を紹介します。

 

県道霜出川辺線の高田上バス停近くにある高田観音堂です。

 

この中に、十一面観音像があります。

 

格子戸の中に祀られています。

 

十一面観音像。格子の間から写しました。

この観音像は、明治20年代に川辺に滞在した旅の僧侶、吉田知山によって彫刻されたものです。

 

頭部に、十一面観音が彫られています。吉田知山は、清水の磨崖物にも十一面観音を彫っています。

 

下部。

 

近くに、高田城の下の田の神があります。

 

俵の上に乗り、右手に小槌、左手に福袋を持った大黒天型の田の神です。

 

この形の田の神は珍しいです。明治25年に建立されました。

 

後姿。

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