ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

愚息「とかくこの世は住みにくい」を実感す

2013-06-26 09:17:31 | 家族

 

このところ、仕事の関係で、

東京のわが家に帰ることの多い愚息。

 

先日の「漱石展」で買った「草枕」、

読みっぱなしでテーブルの上に置いておいたら、「なに、それ?」

 

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興味を持ったので、いい機会だと思い読んでやりました。

 

有名な冒頭の部分だよ。

 

「山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。

 

智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。

意地を通せば窮屈だ。とかくこの世は住みにくい。」

「ふーん、すごいね」と愚息。

 

中学校で漱石習っただろうが、

との言葉がのど元まで出かかりましたが、そこは抑えて、

 

「すごいでしょ、わかるでしょ、では続きを」

 

「--住みにくさが高じると、安い所に引っ越したくなる。

どこに越しても同じだと悟った時、詩が生まれて、画が出来る」

「わっ、この人、天才!」と、愚息。

 

いま頃、わかったか。

 

「でも、こういう言葉、

中学や高校で聞いてもわからないよね。

今だからわかる~。人にはわかる時期があるんだね、

いま聞いてよかった」と、つくづく実感している様子。

 

社会に出て3年。君も苦労しているのね。

 

と、やおら、「漱石って、確か、こういう人だよね」

やはり、愚息

 

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かなり、違うけど

 

まず、知性の分量が違うみたい

 

君、ほんとに理解してる?

 

まっ、そばにあったデジカメで撮る親も親

 

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「ーーどこに越しても住みにくいと悟った時、

詩が生まれて、

画が出来るって、すごいけど、詩心も、

画を描く才能もない俺らみたいな凡人は

どうするんだろう??」

 

うーん、どうするんだろう~。

 

まっ--住みにくいこの世を渡るには

知恵も情も必要でございます。

 

「渡る世間は鬼ばかり」ではないけれど、

「渡る世間に鬼はなし」でもない~~

鬼でない人が鬼になったり、

鬼だと思っていた人がそうでなかったり~~。

とかくこの世はめまぐるしい。

 

そこんところは、本を読んで自分で考えてくださいませ、

と母は「台所に行きながら、こう考えた

 

片付けが行き届かないのも、たまにはいいものだ

テーブルに本、置きっぱなしにしてよかった?

 

(そっちですか? はい)

応援ありがとうございます。

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コメント (6)
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