ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

「七緒」でもやるのね、こんな特集

2013-06-17 09:06:34 | しきたり、ルールについて考えた

 

きもの雑誌「七緒」といえば、ブログ村の着物人でも愛読者が多いのではないでしょうか。

 

「美しいキモノ」のターゲットが少し高級志向だとしたら、こちらはアンティーク派とも違い、どちらかといえば現実派。

 

「美しいキモノ」の何十万円ではなく、何万円単位の紬や小紋をチョイスし、こぎれいに装う、賢いタイプ?

 

これが私の「七緒」読者へのイメージですが、違っていたらごめんね。

かく言う私は、ターゲットからは微妙に(いや、かなり)ずれてはいますが、たまに購入します。それは「美しいキモノ」や「和楽」も同じです。

 

このたび、「約束ごとに縛られたきもの」の話題で書いているううちに、この「約束ごと、縛り」って、いつ、どんな風に出来上がったんだろうと調べてみたくなりました。

 

そんなとき、ふと、目についたのがわが家に転がっていた「七緒」。

そこには「恥をかかないTPO入門」という文字が躍っているではありませんか。

 

「総力特集!現代版・着物のたしなみ」とのサブタイトル。

P6163035

2011年3月発行とあります。

いや、私は、もう一つの「更紗にぞっこん」という特集に魅かれて購入したのですけどね。

 でも、この特集、さらっと通りすぎた記憶があります。

 で、改めてじっくり読んでみました。

 「恥をかかないよう」選ばれたシーンは、

 「目上の方との食事会」「高級レストランで友人とディナー」「友人の結婚式の二次会」「大寄せのお茶会」

「ふだん着以上、礼装未満の悩ましい」シーンだそうです。

 選んだ着物に対して、四人の方々(某アンティークショップ店長、某きもの店長、茶道家、フリーエディター)が、「これはNGとかOK」とか判断しています。

 その判断が微妙に違うのが「七緒」らしいところですが、面白かったのは、最も「OK」が多いのが茶道家、最も少ないのがアンティーク・ショップの店長。

 

しきたりにうるさいはずの茶道家のほうが寛大?

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大島に木綿の帯でレストランへ。

元気な白大島コーディで友人と食事」(三月)

このときのレストラン、結構高級だったんですが、木綿の帯はNG?

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アンティーク紅葉訪問着、娘の退社慰労会

高級レストランでアンティークだけど、相手が娘だからOK?

 それにしても、この特集、何かを学んだというより、

 「ふーん、(このふーんのなかにはさまざまな気持ちが込められています)レストランに行くときにもこれほど気を遣わなきゃいけないんだ」という徒労感

茶道家の意外な?寛大さがわかったのはよかったけど

 

これもまた人ぞれぞれということでしょうか?

 それにしても「ふだん着以上礼装未満」というけど、こういうとき気を遣うのは、相手に対する「礼儀」と「感謝の気持ち」からだと思います。

その相手を一番知っているのは自分です。

 その方にふさわしいと、自分が思う服装をすればいいのではないでしょうか。

  きもの初心者や真面目な読者にとっては、やはりありがたい特集なのかなあ。

こういう風にして新しいルールできていくとしたら、ちょっとメンドウ

 

 

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「おとなですもの、うるさ方の集まる場でも自信を持って着こなしたい」とリードにありますが、「おとなですもの、そのくらい自分で考えたい」と思うのは、私くらいなもの?

 

 

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コメント (9)
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