ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

そうだ結城の里行こう

2013-06-15 21:09:21 | 旅・少し遠出

今週、忙しくてきもの着る機会あまりなかったので、気分転換のため、結城紬の里、結城に行きました。

 

※先日は写真アップなかなかできなかったので、あとから追記しました。

 

 

東京から小一時間。結構、気軽に行ける街ですが、行くのは初めてです。

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もちろん、この本でも紹介されています。

「森田空美のきもの美巡礼」(小学館)

案内所に行ったら、この方がご親切にも「つむぎの館」やら美味しいレストランやらを教えてくれ、ついでだからと車で連れていってくれました。

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※ 夫、ではありません

NHKの「アサイチ」毎週木曜日にやっている「JAPAナビ」7月中旬放映に出演なさいます。

 

結城に何百年と続く造り酒造「結」をやっていらっしゃる結城の主のような方です。

「結」プロジェクト。

見学もできます。

 

で、まずは「つむぎの館」に。

 

結城紬は重要文化財に指定されていますが、その技術の一つが「糸つむぎ」という手でつばをつけながらつむいでいく方法。

二番目の「絣くくり」は、結城紬独特のあの模様を作る糸のくくり方です。

 

これは一つ一つ布を糸でくくっていく非常に細かい作業です。手がかかるはずです。

そして三つ目が「地機織」です。

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※ 私ではありません

今はもう地機織で織る人はほとんどいないそうです。

 

「ものすごい力が必要なんですよ」と案内嬢が教えてくれまし

 

た。

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彼女は、この結城の仕事に携わるようになって十年。家族親戚のうちの女性のほとんどは紬を織っていたそうです。

 

でも、その仕事もほとんどなくなり、この紬の館で働いているんですね。

 

女性たちは、売るために織ってたあと、自分用に一つ、というふうに暇暇に自分のものを織るので、彼女の家にも何着かあって、大切に着ているそうです。

 

いいな

顔出しオーケー。

 

可愛いね

 

彼女も「JAPAナビ」に出演するから見てね。

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ここで機織り体験できたり、

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結城に触ったり、肩に掛けたりして遊べます。展示販売ですが、ホテルなどでやるようにシツコクありません。

 

マーケットの半額?くらいだそうです。(値崩れ起こすといけないので、あまり大きい声では言えませんが)ということで。

 

洗えば洗うほど身体になじみ、ぬめりや艶が出てくる結城。それは布のケバが一種のネル状になっていくからですね。

 

というわけで、ここで半日遊べます。

そのあとは、結城の主が案内してくれたレストラン「KOKYU」でランチ。

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古民家を改装した有機野菜が売り物です。

 

内装も素敵

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野菜をそのまま食べるという感じで、すごく美味しい

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食事のあと、腹ごなしに向かったのは、やはり噂のレストラン「ラ・ファミーユ」

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せっかく結城まで行ったのに、食べてばかりじゃないかと言われそうですが、その通りです。

 

いまや、結城紬、手織りは百万単位。

 

いかに紫苑といえど??、手もお足も出ません。

 

街も、レストラン以外は閑散としています

 

車で移動するせいもあるだろうけど、ホント、人の姿がありません。

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たまに人に出会うと、「あら、きものだわ。素敵」なんて声かけられて、紬の里なのに、数千円の木綿きものでも珍しがられたりします。

 

うーん。これは、やはり、結城紬存続のためにも、貯金はたくか? 

 

どなたかお金がある人、買ってください。

 

そんな本日のきものは、さきほども言った通り、木綿のきもの

本場結城の里に、半端な結城を着ていく勇気?はありません(いやいやありますよ

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帯・木綿の更紗見本を切り貼りして作りました。

 

だから前と後ろどころか、どんどん模様が変わっていきます

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それでも「その帯、いいですね。もしかして手作りですか」とさきほどの館の若い女性。

 

まっ、お世辞でもうれしいものです

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紬のことをあまり書いていませんね。

 

結城紬は、江戸時代「奢侈禁止令」で絹糸が禁止されたため、絹なのに一見木綿に見え、しかも軽い結城を町人が競ってきたとか。

 

ワタクシの木綿は、木綿に見えますが、正真正銘の木綿です

 

もう一つ、結城の主おじさんによると「昔は、あのお蚕さんは佃煮みたいにして食べていた」そうです

貴重なタンパク源だったとか。

 

「へえ、それは知らなかったなあ」とは、ラ・ファミールの40代のオーナー。

 

この方とも、結城について街の歴史についていろいろ話をしました。

 

「この街の将来はどうなるのか」を真剣に考え、この街で仕事をしていこうと、いろんな試みをしている方々の心に深く共鳴しました。

 

また行きます。

 

いや、近くにお住まいの方、ここは意外に穴場です。

 

ぜひ、お出かけください。

 

結城紬買えない代わりに、街の宣伝をしますが、結城紬業界の人間ではありましぇん(笑)。

 

 

 

 

買える人も買えない人も

 

日本文化存続のために結城紬にも応援を

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コメント (10)
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