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3月になって思うことなど (その2)

2012年03月11日 | 徒然
久々の連投(と言っても渡辺久信ではない・・・)。
さっき書いた記事の締めは、仲野茂さんの動画。
で、「仲野茂BAND」のこと思い出しちゃったんで、そのこと書いてみたくなった。
「90年代Jロックの話」というカテゴリ、作ってなかったけど。
ああ・・・、この「J」っていう響き・・・、「いやだネ!」。

これ(↓)は、ほぼ現在形の仲野茂さん。
ニューロティカ(村田君と大沢君元気かな? 村田君、PUFFYもやってんのか!)の楽屋のよう。
こういうオヤジギャグに笑わないと、トンデもないことになるんですわ・・・。

仲野茂 コメント


80年代のパンクシーンで、「スターリン派」と「アナーキー派」っていうのがあったって何年か前、書いたことがあったけど、俺は「スターリン派」だったわけで。
「全共闘世代」で山形大学時代、逮捕歴のあった遠藤みちろうさん(しかも、機動隊に連行されるニュース映像を実家の親御さんに見られたという・・・)から、思想的な影響を受けた俺だし、4年生のとき短いながらもギタリストとして加入していた「ラビッツ」の宮沢正一さんは、遠藤みちろうさんの後輩(みちろうさんは留年してたので同学年)。
俺の大学の一年先輩の石黒さん(イルボーン)は、スターリンの北海道ツアーにギターで参加していたりと。

スターリン派からアナーキー派へ:「知性がない」
アナーキー派からスターリン派へ:「根が暗い」

実際、アナーキーの親衛隊は暴走族が多かったし、バンドメンバーは国鉄(当時)のナッパ服着てて「いかにも左翼」気取りというのがダサいと思っていたわけで。
(茂さんって、今でも元「ブラックエンペラー」総長の宇梶剛士さんと仲がいいみたい・・・)
スターリンは、バンド名自体がアイロニー(皮肉)で、左翼を相対化していたし、思想とか考え方で「良い人」「悪い人」という烙印を押す日本の知識人の習性を攻撃していたわけ。
だから「反核運動」も皮肉る対象にしていたわけだ。

そんな俺だったんで、アナーキーのレコード、CDは一枚も買わなかったしレンタルもしなかった。
埼玉出身というのも、とにかく東京志向の「田舎モン」だった俺には気に食わなかったということもあった。

しかし、90年代に入ってたまたま「仲野茂BAND」のライブを観て、そんな過去のこだわりは吹っ飛んでしまった。
たしか、8月だったか? 台風で首都圏の鉄道が止まってしまった金曜日だった。
丸ノ内線にいたっては、お茶の水駅付近でで冠水したようだった。
当時、俺は恵比寿の会社に通っていたんだけど、夜になってから山手線が動き出した。
俺は、新宿ロフト(まだ西口の小滝橋通り沿いにあった)で、オールナイトライブを観る予定だったので、電車が止まっていても左程気にはならなかった。
たしか、下山アキラ君のバンドだったように思う。
「60/40」ね。ギターは下山淳さん。
思い出した! 「夜間徘徊助長演奏会」だった。
翌朝、楽屋でアキラ君から、当時の俺のバンドのデモテープを「イイネ!」と言われた記憶がある。

で、仲野茂BANDなんだけど、ギターは野島健太郎さん、ベースは奈良敏博さん。
とにかくカッコイイし、仲野茂さんもアナーキー時代よりも成熟されて(失礼しました!)。
仲野茂BANDの「遠くで火事をみていた」というアルバムもほどなくゲットしたわけです。
そのうちの1曲がこれ(↓)。

「とびきりグラッチェ」 仲野茂BAND


翌年の冬(2月か3月)に下北沢Shelterの友達(久留米出身)のイベントの打ち上げで、茂さんと奈良さんと同席させてもらい(朝まで飲んで山手線を2周周って出社した記憶・・・)、ほどなく俺は奈良さんの弟子になったという次第。

それから、仲野茂BANDのライブと打ち上げにはほぼ皆勤賞だったような。
ある打ち上げの席で、茂さん、小学校は旧大宮市、中学校は旧浦和市のご出身ということを聞いた。

ある週末、静岡県は富士市の「アニマルハウス」に仲野茂BANDを観に行ったこともあった。
土曜日の午後、奈良さんの弟子仲間4人で。
2人は当時の僕のバンドのドラムとベース。
もう1人は今も現役のベーシストで頑張っている。
「アニマルハウス」での演奏は凄く良かったのを覚えてる。
行きは新宿から小田急のロマンスカー。
帰りは、打ち上げの後、東海道線の大垣発東京行きの各駅夜行列車という強行軍。
家出でもしてきたかのような「暗い」乗客の中で、缶ビール飲んで騒いで、若かったね(笑)。
そのときリリースされてたのが、「大東亜のいびき」というミニアルバム。
これ(↓)は「遠くで火事をみている」という曲。

「遠くで火事をみている」仲野茂BAND


という、想い出話だけど、3月は卒業式シーズン。
近年、定番となっている「桜」「卒業」ソングじゃなくて、やはり俺はこれ(↓)かな?
ザ・スターリンの解散コンサート(「For Never」)の動画。
「さっさとくたばれ!!!」
アレルギーの小野君のギター、やっぱ、いいな(笑)。

「仰げば尊し」ザ・スターリン


これが、俺らの世代のパンクなわけ。
団塊ジュニアやそれより若い人達との埋められないギャップっていうのがあってね。
「ザ・ブルーハーツ」ってとてもいいバンドだし、日本のロック史に軌跡を残したのは認めるんだけど(事実、俺も、ブルーハーツやレピッシュを輩出した「Just A Beat Show」の島さんから、レーベルのA&R頼まれてやったこともある。このレーベルの発起人は甲本君らしい・・・)、どうしてもね、彼らを(メンバーは同世代だけど)、パンクとは認められんのですわ(苦笑)。

「俺は、ブルーハーツをパンクとは認めんからな!」
なんてね(笑)。
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