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【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

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残響shop&残響塾 主催 「Girls Don't Cry」(@渋谷O-nest & 7th floor)

2012年03月07日 | 徒然
3月3日はひな祭りなわけで、なぜか知人のマーケター達の一団(たぶん野郎だけでしょう・・・)は「東京Girls Collection」に行くのを年中行事にしている模様。
そんな一団とは一線を画して、私は渋谷の「O-nest」へ。
ここは90年代、あたしにとって色々あったとことろです。
「nest」がオープンした直後、出演した友人のバンドメンバーが、「楽屋からラブホテルの中が見えたぞ!」とMCで興奮してたこともありました。そんなロケーションです。
1フロア上の「7th floor」はとても居心地のいいスペースで、あたしも貸切パーティを主催したこともありましたっけ。
でも圧倒的に多かったのは、ライブの打ち上げ。
自分のじゃなくて(既に現役引退後)、あたしのマネジメントしてたバンドや人様のバンドの打ち上げでしたけどね。

「奏でる女の子が大好きです。残響SHOP的ひな祭り。」

奏でてなくても女の子は好きです、という意見は置いといて、、、
「残響塾」と「残響SHOP」主催のイヴェントです。

会場の「O-nest」は、ビルの6階に受付とドリンク・フードのフロアがあって、ライブ会場は階段を降りた5階、飲んで食べながらくつろげるスペース「7th floor」が7階にあります。
この3フロアをフルに使ったのが今回のイヴェント。
14:00スタートで22:00頃までの長丁場でも、フロアを移動すれば疲れを軽減することができるのです(残念ながら私は21:00頃、帰りましたが)。


6階の受付フロアーはこんな感じで、即売スペース。
ドラムセットが置かれてますが、夜はここでもミニライブをやっちゃったようですね。


7階の「7th floor」では、美塾とのコラボ企画。
美塾×残響塾特別企画 「自分で自分のメイクのプロになる!」
「自分の顔の好きになれないところや、欠点と思っているところは、実は最大の魅力のポイントかも!欠点と思っているところを、隠したり変えたりせずに、世界にたった一つの自分自身が輝くための方法をお伝えます!」
講師は丹野拓子さん。

男性に人気の向かって右側より、左側のほうが松嶋菜々子さん本来の魅力があるそうです。
ま、そうでしょうね。
この文脈では、「美は乱調にあり」というテーゼは出さないほうがいいでしょう(笑)。

こちら(↓)は、「凛」「清「萌」「艶」という4象限のマトリクス。


あたしゃ参加しませんでしたが、会場にいた善男善女に互いを褒め合わせ、「凛」「清「萌」「艶」のいずれかを相手にを当てはめるというプチグループワーク。
その後は実演メーク。出演バンドの方々で女性2名、男性1名の実演でした。
こういうカルチャー・ミックスのイヴェント、さすが残響塾ですね。

この日の出演バンドは、私好みのtexas pandaaは残念ながら出演せず!(にしてもいいなぁ~、このバンドのセンス・・・笑)。
ほかのバンドは、残響レーベル以外だったわけです。
で、この日は「残響塾」虎岩塾長、「残響SHOP」田畑店長の秀逸なキュレーターぶりを目の当たりにすることになったのです。

5階の「O-nest」に行ったら、「テスラは泣かない。」が演奏中。
鹿児島のバンドとのこと。
遠路ご苦労さまです!
あたしもツアーで東京から熊本・大分まで車で行ったことありますが、しんどかった。
皆さん、飛行機か新幹線かな? だったらいいんですが・・・。

レッドでホットでチリで、いやいや、アンダーグランドなスピリッツが内にこもることなく、グルーブ感一杯で弾けてるステージには魅せられました。
“80年代のアンダーグランド男”だったあたしとしては、正味、羨ましいですよ。
この時代にこういう風にバンド活動されてるのって。

それにしても、「最近のバンド」という言葉は使いたくないですが、最近のバンド(使ってる)は、見せ方がうまいですね。
自分達をどう見せれば、どう見られれば美しいか? よくわかってるなと。
これも時代の流れでしょうか。

3フロアを行き来しながら、7階の「7th floor」では、イラストレーター河野愛さんを迎えたトークセッション。
「河野愛×虎岩正樹」


クライアントありきの職業としての「イラストレーター」と、「アーティスト」としての自分。
興味深いトークも聴けました。

時間は前後しますが、5階「O-nest」では、Aureole(オーリオール)というバンドが演奏中。

何だよ!「美塾」のグループワークのとき、男性が4人とも「萌え」系だった人達でした・・・(Vocal、Bass、Guitar、Drums)。


この人達の音楽性は、HPのバイオが的確なんでそちらから引用させてもらいます。
「ポストロック、ミニマル、ダブステップ、エレクトロニカ、クラシカル、プログレ、サイケ、民族音楽などを通過した奥深い「サウンド」と、あくまで聞きやすい「歌モノ」としての側面、この二つの要素が矛盾することなく融合している」

パンフにあった、文学的な田畑店長のアルバムコメントも(田畑さんメンゴ!)。
「幻想的なアートワークの期待を裏切らないトリップ・ミュージック。何れをとってもオリジナリティを悠然と主張し、モダンな北欧音楽にも通じる幽玄さと自由な発想でミックスされたサウンドは他に類を見ない。生楽器とエレクトロニクスの融合だけでなく、あらゆるセンスが絶妙に織り交ぜられた心地よさと、特異なヴォーカル・スタイルと日本語詩によるコラボレーションが結実した様」

文化って言うまでもなく皆、ミクスチャーなわけです。
彼らのバイオには「今後の日本の音楽シーンのキーマン」との記述がありますが、決して大げさな表現ではないと思います。
Aureole(オーリオール)には、日本発の音楽カルチャーの旗手としてのポジションを築いてほしいなと。
フル編成のライブには華がありましたが、もっと弾ける“何か”、たとえば小さじ一杯分のポピュラリティとかがあれば、無敵かもしれません。
今よりもバンドがずっと少なかった80年代だったら、YMOやプラスチックスのような存在だったろうにな、とも思いました。
Vocal,Gt&Progの森大地さん主催のレーベル「kilk records」にも興味ありますね。

Aureole / Imaginary Truth
ジャケ買いしたくなるようなアルバム。中身も裏切っていません。


こちらは、「7th floor」の「紙芝居」。
どんなもんだろ? と思って観てたら、バンド演奏の音つき。
おっ! 読んでいるのは「美塾」で実演メークを体験していた女性だ!


こちらの皆さん、after the greenroomというバンド。
で、ギター弾いてたただ一人の男性、本業はドラムとのこと。
「ドラムのほうが上手いんですよ」
って言ってたけど、いやいやギターだって上手いですよ。

ほどなく正式のバンド編成で現れたのがこちら(↓)。
このスリーピースの編成で Vo & G がテレキャスというのが潔い、というか、(僕の知る限り)連綿と続くfemaleバンドの“伝統”ですね。


♪再生 再生 再生
というフレーズとそれに続くテレキャスのカッティングが頭から離れなかった「カラスが見たもの」という曲。
これ、男じゃ絶対に書けない曲です。
HP見たら、ベースの方はフィッシュマンズが大好きとのこと。
わかるな~(笑)。
このバンド、例えて言えば「青リンゴ」のような感じ。
で、食べて見ると美味いんだけど、今まで味わったことのないようなストレンジな味、みたいな。

ここも田畑店長のコメントをパンフから拝借。
「軽やか且つ優しく跳ねるミディアム・テンポのリズムに乗せて、童話の始まりを予期させる歌い出しに現実から遠ざかってしまう。思わず合唱したくなるようなおおらかなメロディ。やまみ嬢の低音域から高音域まで自在に泳ぐレンジの広い歌声が、シンプルな楽器群が織りなした山あり谷ありを繰り広げる楽曲のファンタジーを、力強く伝えてくれるのだ。」

後になってCD買おうと思って物販スペースに行ったら誰もいない・・・。
しかも物販のタイムリミット9時なのに。。。
お友達と話していたベースの方を見つけ、ようやく声をかけました。
「商売っ気ないんですねぇ~~~」
と、皮肉じゃありませんよ。
こういうユルさって、まあ悪くはないんです。
これもこのバンドのカラーなのかもしれません(笑)。
ベースの日置亜由子さん、グリーンのステッカー、どもありがとです!



『虎岩塾長主催セッション大会』というキラーコンテンツを前に帰った私、残念でした。
次の機会には是非!!!
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