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「脳とナショナリズムと戦争の意外な関係 脳科学者・中野信子さんに聞く」 日経ビジネスONLINE

2015年08月05日 | 徒然
日経ビジネスONLINEの「脳とナショナリズムと戦争の意外な関係 脳科学者・中野信子さんに聞く」 です。

▼これが「内ゲバ」の論理ですが、私が経験してきた学校・職場などの準拠集団では、ほとんど当てはまること、つまり本質は同じです。セクショナリズムですね。「いじめ」もそうです。

「内集団バイアスがもたらすデメリットは、自分が属すのでない集団に対する敵対心を生むことだけではありません。自分が属す集団内において「排除」の論理が働くようにもなります。」

▼このパラドクス。現実生活でも、芸術・芸能でも最も大きなテーマになるのもわかりますね。

「そうですよね。なので、人間は恋愛をするのです。恋愛というのは知性を麻痺させることです。知性を麻痺させ、合理的な判断力を低下させなければ、ヒトは、種を残すという個体の生存にとって不利益になる行為ができないのです。このことに思い至った時、私は愕然としました。」

▼例えば僕が「スパイ」だったら。難易度は高く時間もかかりますが、組織の一員として潜入し、力をつけ、組織を「過激」な方向性に導き自滅させる。これは常套的な手段ですが。決して「陰謀論」の世界の話だけではありません。

「中野 はい。この作用が国家のレベルで起こると恐ろしいのです。第二次世界大戦の時にはこうした作用が働いていたのかもしれません。」

▼これも一時的な「現象」とはいえ、やっぱ、こういう「災い」も人にとって「必要悪」ということになるんでしょうね。。人が引き起こす戦争よりはマシなのかも。

「国と国の関係に置き換えると、共通の敵に対処するのではなく、自然災害やパンデミックへの対処で協力することが関係改善を促す可能性があるわけですね。ぜひ、そうありたいものです。」

中野信子さんの論はとても勉強になります。
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