終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

小さな物置作りに挑戦道具編

2018年08月06日 | 自分で物置を作る

物置作りに最低限必要な木工道具を用意

通常の電動カンナ(手持ち式)を手押し式卓上カンナ盤に置き換えられる便利な簡易固定台がある。

小さな物置作りに挑戦基礎編で、コンクリートブロック積み基礎の作業過程を紹介してまいりましたが、いよいよ軸組み躯体を加工し上棟していく過程を掲載していきます。

物置とは物を保管貯蔵する工作物で、材質で分類すればスチール製と木製が考えられる。単に木製と一口で言ってもツーバイフォー構造とミニログハウス構造と在来軸組構造などがあるね。

わたしがチャレンジした構造は、柱・梁・土台の部材を継手・仕口などほぞ・ほぞ穴を使って躯体を支える構造の最も簡単な構造だ。

どの構造でも木製である限り、木材を切ったり、削ったり、穴を開けたり、溝を掘ったりするための木工道具(電動工具も)が最低限必要になる。

だからといって大工さんのような大工道具一式を揃える必要はない。造作する部材は少しなので、手間は掛かるが手持ちの道具を応用して乗り切ることもできる。

ホームセンターで販売している木材の表面は綺麗に仕上がっているので、電動カンナはなくても済むが、電動丸ノコ、インパクトドライバーは揃えたいパワーツールだ。

わたしは物置を作るのが初めてなので、ノウハウ本(木材加工の基礎的な知識や手順などの情報誌)を探していた。プロではないが規模が大きな二階建て建物を自分で作ってしまう実践記録本を本屋で見つけた。

右の本が『自分で我が家を作る本(氏家誠悟著 山海堂発行)』である。

この本は非常にわかりやすく、わたしが目指すものは「小さな物置」であるが、ど素人でもできそうな気にさせてくれ、木材加工などのノウハウを多く得られたことがよかった。この他に色々と作られているようで、著者:氏家誠悟 氏のホームページのWebアドレスをリンクしました。ためになること間違いなし!

人によって必要度は違うが、集めた主な道具類
木材のカットに替え刃式鋸、木材を削る平カンナと隅カンナ、色々な番手のサンドペーパーを固定して削るサンドペーパーホルダー。 鋸だけでも木材カットできるが、電動マルノコがあるとスピーディーで楽だ。木材カット時にでる木屑をダストボックスで受ける防塵マルノコ。
電動マルノコ単独で木材を切ることはできるが、狙った位置で正確に切るには目的に応じた専用の治具を使うと便利だ。 木材を直線的に切断するだけでなく、円や自在な形状に切りだすことができる。刃を交換すれば金属製品も切断でき用途は広い。
手持ち式電動カンナは、柱などの角材表面を削るには効率的だが、板材や小片の木材を削るには不向きだ。卓上型電動カンナがこれを解決してくれる。作業時には細心の注意が求められるが一台で二役の働きは経済的で重宝する。 電動カンナとは違い木材のほんの表面を綺麗にするときにベルトサンダーが便利だ。手持ち式で上から押し付けてサンディングする時と卓上型固定台にベルトサンダーを取り付けて木材を持ってサンディングする二つの使い方ができる。
木材を局部的に削ったり、溝を掘ったりできるが、高速で刃が回転しているので取り扱いに細心の注意がいる。物置のドアー枠の内側に溝を掘って杉板を羽目殺すときに使った。 密封タイプの墨つぼと墨、タッカーは屋根用防水シート(ルーフィング)や壁用透湿防水シートの固定、のみの刃巾は色々あるが最低限の三本、アサリなし鋸(ダボ切鋸)、六角軸ドリルスタンド。
インパクトドライバーは充電式が主流だが、使用頻度を考えて充電電池の劣化を嫌いコードが邪魔になるがコード式にした。この道具がなかったら作れません! 元々あったドリル。アンカーボルトの埋め込み穴を掘る時にホールソーを使うが、六角軸ではなくチャック式の取り付けになっていた。インパクト用六角軸からチャック式に変換するアダプターもある。
軸組みの場合ホゾ穴を加工する時に、大工は電動カクノミで加工するが高価で買えない。六角軸ドリルスタンドと色々な太さのドリルを使って掘り、墨線に沿って手のみで側面を仕上げる。 木材を固定しないと切ったり、掘ったり、穴を開けたりとできないので、クランプを用意。
さしがね、コーキングガン、ゴムハンマー、金きりハサミ、板金ハサミ、コンベックス。 モルタルや塗り壁材ジョリパッドを攪拌するためのかくはん機。
木材以外を切ったり、削ったり、磨いたりと用途が広いディスクグラインダ。 折りたたみ式木工作業台

鋸と金槌があれば木工製作はできるだろうが、綺麗な仕上がりと細かい造作を求めるためには、ある程度のパワーツール(電動工具類)が無いと難しいと実感する。

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