終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

終活年賀状を出すことにした

2022年12月25日 | 終活生活

終活年賀状を作るのにインクジェット複合機を買った

私は60代最後の年末を迎えて複雑な心境にある。なんとか70歳の壁を越えて、その先の日常を過ごせそうだ。 「70歳が老化の分かれ道」 和田秀樹著の本が売れているが、そんな分かれ道は、どんな道?

妻は80歳にまた一つ近くなって、年末年始はうれしくないと思っている。二人で田舎に移住してもう12年が過ぎた。

10年後の自分たちを考えると、病院への通院・買い物への交通手段、老々介護など不安だらけだ。敷地が草ぼうぼうにならないよう草刈り、薪作りなどを考えるとやれる自信がなくなってくる。小さな集落の平均年齢は70歳に近い限界集落だ。

「人生の楽園」とかで田舎暮らしが話題になっているが、林住期の現実は厳しい。妻とリアルな10年先を話し合い、終活の方向に進むことにした。

まずは年賀状の終活から始めようとしたが、インクジェット印刷機が壊れているのでオールインワン インクジェット複合機を買った。

電話機+子機+Fax・両面スキャナー・両面印刷インクジェットプリンターとバラバラの機器を一体型にしたブラザー製品(MFC-J939DWN)が見つかった。

ノートパソコンとWi-Fiで繋がっているので、ランケーブル等が気にならなくていいね。400×341×172mm(突起部を除く)とコンパクトなのがまたいい。



リビングウイルをカルテに記載

2017年02月20日 | 終活生活

リビング・ウイル( 事前の意思表明 )を知る

本態性高血圧のわたしは、総合病院に、二ヶ月に一度外来受診して血圧をコントロールしている。妻とふたりで減塩に注意しながらの田舎暮らしだ。

交通の不便な山の中での暮らしは、健康であることが第一条件だ。

終の棲家でのふたり暮らしは、薪を作ったり、敷地内の草刈ができたり、体が動く間までだ。限界を感じたからといって、ふたりで老人ホームに入所することは簡単ではない。わたしはここでポックリ逝きたいが、それが叶うか心がけしだいだが、番狂わせがあるかもしれない。

最近、ふたりの会話に『 老老介護 』 の現実味が話題に。。。互いに覚悟するが。。。
共通して受け入れられないのが、不幸にして重篤な病に陥り、

  • 積極的な治療の開始後に回復不能な病気の末期であることが判明した
  • 他の治療法がなく、数時間ないし数日以内に死が迫っている
  • 生命維持が人工的な装置に依存し、必須臓器の機能不全が不可逆的な状況

このような状況に陥った時、本人も辛く苦しいが老老介護のパートナーもまた辛い上に、医者から医療方針について難しい判断を求められることになるだろう。

『 延命に次ぐ延命 』 が続き、病床での付き添いも時間が長くなれば、パートナーや家族に負担が重くのしかかってくる。このようなことは避けたいと思っていた。

病院のロビーに無料配布の医療小冊子があった。待ち時間の間に目を通していると『 リビング・ウイル 』 という文字が飛び込んできた。


リビング・ウイル(英語:Living Will)の必要性に気づく

リビング・ウィル( 終末期の医療についての意志表明書 ) があることで違いがある。もし突然体調が急変して救急搬送になれば、病院に入院することになる。

さらに、病状が悪化して意識が無くなり呼吸困難になれば医療従事者は、必要な救命救急処置や可能な限り延命治療を行なうだろう。

もちろん、積極的な先進医療によって病状回復の見込みがあるのであれば、『 神にも願う気持ち 』 でお願いしたいところだが、そうでなければ考えさせてもらいたいものだ。

わたしの意識があれば、
主治医と医療方針を相談しながら、わたしが望む医療行為が期待できる。

もし意識がなくなれば、
配偶者や家族と相談しながら延命治療が実施されるだろう。回復の見込みがないと診断されたわたしが、かつ死が迫るなか、人工呼吸器や透析、胃ろうなどによる生命を維持するための措置、わたしにとっては望まぬ『 延命に次ぐ延命 』 治療が続くことになる。

意志表明書という一枚の紙があれば、

リビング・ウイルにある、わたしの意志を尊重して終末期医療を考えてくれるだろう。

万一意識がなく 『 リビング・ウイル 』 がなければ、
わたしが願う、終末期にしてほしい医療についての意志を確認することは困難だ。
家族は一分一秒でも生きていてほしいと願うだろう。わたしは植物状態の『 チューブ人間 』 となり、配偶者や家族は身体的にも経済的にも負担と心労が続くことになる。


リビング・ウイルを電子カルテにスキャニング登録

どんな医者であれ、患者もそれぞれ色々な死生観を持っているだろう。
ある人は、終末期が迫っていても可能な限り先進医療をとことんやって欲しいと望む。
いや、先が長くないなら苦しまないように緩和医療を選んで静かにお迎えを待ちたい。

病のなか混沌とした意識状態でも『 自分の始末ぐらい 』 自分で決めたい。

しかし、自分で決めたいという意志も意識がなければ、医療従事者に伝えられない。
また、医療現場で一度始めた救命救急処置や延命処置を中断することは、現在の医療事情では相当困難なことだろう。

前回、総合病院を受診したときに、『 先生、リビング・ウイルを作ってあるんですが、病院で尊重してくれますかね? 』 と質問?

先生いわく 『 当病院でも簡単なリビング・ウイルの書式がありますよ。 』

今度持ってきて見せてください。そうだね~一番いいのは、

リビング・ウイルをスキャニングして電子カルテに載せて置くのが良いでしょう。

こんな記事を目にした、
『 救急車で運ばれてきたとき、患者は延命処置拒否の要望を記した事前指示書(リビングウィル)を握りしめていた 』(公益社団法人日本看護協会のウェブサイトの抜粋引用)
この協会のウェブサイトをよく読んでいくと、非常に考えさせられるものがある。


電子カルテ登録に際し改定したリビング・ウイル

最初に出会ったリビング・ウイルは、7年前病院のロビーに無料配布で置かれていた医療小冊子に掲載された記事だった。その書式を見ると(一般財団法人日本尊厳死協会)のウエブサイトと酷似していた。協会の記事だったのかもしれない。

今回、病院の電子カルテ登録に際し、妻とふたりで改めて熟慮を重ねて、終末期医療事前指示書書式を改定して作り直したのが、下記 『 リビング・ウイル 』 だ。

クリックしたら画像拡大、印刷もできるよ!

やっと納得の 『 リビング・ウイル 』 ができました。次の外来受診日に持っていってカルテにしっかり載せてもらおう。第二ステージの生活をおくっているが、後で「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも。



年に一度の生涯プランの見直し

2017年01月17日 | 終活生活

生涯プランの決算見直しをしないと何も始まらない

我が家では、年に一度生涯資金計画の決算をやってシュミレーションを修正している。
計画どおりに老後の生活が過ごせるか、それは不明だが計画を建てることにしている。

これは儀式だ! お金の心配を抱えては前に進めない。

正月が明けて、いやでも日々お金が動いていく12ヶ月の年金生活が始まった。

楽しく遊んで暮らしたいが最後に老後破綻はいやだ。

妻からあれをしようよ。。
私は豆を挽いてコーヒーを入れ、妻は電卓と家計簿ノートを出し、年間の収支決算を。。
パソコンのスイッチを入れ 『 ライフプランシート 』 のファイルを修正更新した。

妻と私はなんとか安心感をたよりに、後は遊びに行く予定をたてることができる。

決算の結果 :
前年度は、夫婦で人間ドックに行ったこと、私の腰痛騒動、妻がドックで引っ掛って大腸ポリープの切除、日本紅班熱で入院したりと医療費が想定外に掛かったが、市の人間ドック補助制度や高額医療費制度で助けられた。
結果として旅行に行けなかったことで、旅行の予算とその他予備費で世帯貯蓄残高に大きな変更が生じなかった。

実績と予想を組み合わせたシュミレーションでは、旅行予算、その他予備費、修繕費、家電買換え費などの支出予算を削ることなく盛り込んで於いたほうが良いと思った。


ある銀行のライフプランシート

リタイアした直後、ある金融機関で待っていると椅子の横に銀行の小冊子があった。
パラパラめくっていると 『 ご退職を迎えられた方のライフプラン 』 という記事が。。。
「 どうぞご自由にお持ち帰りください 」

小冊子にあった表を「 Excel 」に落としたのが 『 ライフプランシート 』 だ。

小冊子の解説に次のようなコメントがあった。

  • 一般的なサラリーマン世帯ご夫婦の公的年金の受給を主な収入。。。
  • 世帯貯蓄残高1,666万円でセカンドライフをスタートしたケースです。
  • 退職直後の2~3年はお金の出入りが激しくなるケースは一般的です。
  • 70歳を過ぎた期間から支出が減り、安定した生活が続く時期です。
  • さまざまな前提や過程に基づき作成されたもので、実際の金額を。。。
  • 当行がその内容の正確性・完全性を保証するものではありません。


我が家に合ったライフプランシートを作る

基本的に「 Excel 」シートを使ってカスタマイズすると便利だ。

  • 現金預金出納簿にあたる夫婦の各収入・預金をまとめたシート。
  • 経費帳にあたる支出シートを、使いやすいように細目を分けて。
  • 年度別決算試算表にあたる『 ライフプランシート 』に数値をリンクさせる。
まあ、こんな感じで適当にアレンジして作ると簡単だ。公開できないのが残念だ。



私の心はもやもやだ

2016年01月03日 | 終活生活

私はブログで政治的なことは書かないと決めていたのだが。。。
これは政治批判ではない。もやもやして。。。つぶやいてしまった。

二人の娘夫婦の孫達がやってきて、それぞれの家に帰っていった。
久々に子供達家族と接し「おじいさん、おばあさん」を楽しませてもらったのだが。。。

子供達孫世代の老後を考えるとどうなるのだろうか。

まず、いまよりいいことはないな。確信が持ててしまうのがなぜか。。。借金を残して。。。その頃には私はいない。。。

娘婿殿は、今の政治は目先の政策しか考えていないという。先生方が若い世代の事を『 自分のことと 』考えてくれれば救われるのだが。

私はつくづく思う。
なぜ支援組織におもねる政治しかできないのだろうか。票が減る。戦えない。
結局のところ政治家は自身の『 バッチ生活 』を優先しているからか。

若い人たちが借金を付回すなと、もっと怒って投票所に行くべきなのに棄権してしまう。
結局、堅い票が取れる年寄り中心の政策になってしまうのか。

非正規雇用が多様な働き方か? ただの使い捨てではないか。
誰だって安心して暮らせるようになりたいと働いているに決まっているのに。
雇用環境は悪くなるばかりた。。。ただでさえ先進国より劣っている子育て支援、子供の貧困、母子家庭への支援削減、介護支援事業の後退など。。。。

巨額の財政赤字を将来へ付回し、軽減税率は党利党略に利用され国民の意思などそっちのけ、近い将来起こるかもしれない国家財政の破綻、日本国債の暴落、年金支給制度の破綻が怖い。 消費増税は何のためだったのか? 迷走してしまった感がある。

子供達孫世代の老後は想像するのもいやになってしまう。国をあてにするな。国を信用するな。しっかり将来のために自分自身でやれることを備えなさいと言うのがやっとだ。

その頃には今の政治家や我々団塊世代はこの世にはいないかも。。。食い逃げだ。

私達もいつ年金で生活ができなくなるか。

よく言われる老後破綻だってありえる。

低所得高齢者に3万円の臨時給付する金があるなら、学費で困っている子供達や介護支援が必要な分野に使って欲しいものだ。

年金に頼らず生活するのは困難。だから年金制度は持続してほしい。身勝手な事かな。

若者と老人の富の再分配に政治家は今一度真剣に取り組んでほしいものだ。
新年早々私の心はもやもやで複雑だ。