終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

レンガで作る庭洗い場に挑戦

2016年05月31日 | DIYを楽しむ生活

レンガ作りは目地処理と表面処理がポイント

2010年10月の出来事ですが、建物が完成してから自分で外構工事に着手して一年半が過ぎた。ようやく玄関ポーチ前の整備が終わったころ、ポーチ脇には立ち上がり水栓のみの状態でポッンと立っている。

妻とホームセンターエクステリアコーナーに立ち上がり水栓用の庭洗い場を見に行ったのだか、気にいったものが見つからなかったので、妻からもう少し洗い場が低く広くて使いやすい庭洗い場を作ってほしいとリクエストがあった。

妻からの条件は、洗い場を浅くし少し広めの大きさ、洗ったものをチョコット脇に置けるよう横に30センチ幅の置き場を設ける。市販品は25,000円位するが自作で作るのですから低予算の7,000円を目標に計画を練ることになった。外形寸法は幅1.2m×奥1.0mとする。

レンガで作る庭洗い場の作業工程
洗い場はそれほどの耐加重を考慮する必要はない。基礎部分のベースコンクリート厚を80mm位として床堀を開始した。型枠は4mm程度のベニヤで簡単に囲む程度で十分だ。 ベースコンが固まったらレンガの目地隙間を10mmで並べて見る。排水口周りのレンガはダイヤモンドカッター刃の付いたディスクグラインダーで削って調整する。色違いに焼過レンガを配置すると変化が出る。
レンガを扱う時はなるべく水に十分浸して保水させてから使うほうが良いだろう。レンガの調整が終わったら、レンガ鏝を使って外周部からモルタルを置いて並べていく。 決めるコツは、基準になる高さ部分を最初に決めて、外形寸法の長さが取れる平らな板(幅7~8cmほどで9~12mm厚)の上に水平器を載せて四隅の水平高さを決め、途中のレンガは目地幅を取りながら決める。
溝部分の仕上げポイントは、排水口に水や泥が集まるように中心に向かってすり鉢勾配になるように決めることだ。レンガに水糸を巻いて張ると決めやすい。モルタルがやわらかい内は鏝の柄部分でトントンと叩いて決めるとやりやすいかも。 レンガの下にモルタルを詰めてレンガの位置決めが終わったら、目地のモルタル充填だ。モルタルを全体に均してしっかり目地隙間に詰め込む。次に硬めのスポンジでレンガ表面のモルタルを綺麗に拭きとったら9mmの目地鏝で目地を軽く押さえて整える。
固まってから排水口目皿を取り付けるために塩ビ管をディスクグラインダーで切断する。 MH兼用目皿(VP・VUパイプ兼用目皿)をはめ込む。
完成~♪ 手持ちの左官道具を並べてみました。左からレンガ鏝、ブロック鏝、コテ受け台(盛り台)
左から土間木鏝(自作)、中塗り鏝、ステンレス鏝、柳刃鏝、9mm目地鏝 左から水平器、ハンマー、木槌、ゴムハンマー、タガネ、平タガネ大小


大谷石敷きポーチを造るその2

2016年05月23日 | 外構工事は自分で

大谷石端材を敷き詰めたポーチ作り

一般家庭の駐車場兼通路スペースは車両重量が掛かるのでメッシュ筋を入れてコンクリート100㎜厚以上の叩きに仕上げるの一般的だ。

玄関ポーチ前全部を無機質なコンクリート叩きというのはなんとも風情がない気がした。

そこで「有限会社山南石材店 ホームページ」で見つけた割安!大谷石端材約50㎜~70㎜厚×150㎜×900㎜を使って敷き詰めることにした。大谷石は風雨に曝されて大谷石の表情が変化するのも風情があっていいのではないか。

大谷石と言えば五十石(5寸×1尺×3尺)サイズが昔からの基本サイズだ。五十石を板状にスライスしたものがポーチに使った板材(30×300×900㎜)にあたる。切り出しで出た端材には「褐色の点々ミソ」が多く含まれていて特価販売されている。

大谷石端材を敷き詰めたポーチ作り作業
大谷石端材敷き詰めポーチの完成した状態。15㎝幅の大谷石を横に4枚敷き、縦置1枚、15㎝幅の大谷石を横に4枚敷き、縦置1枚を繰り返す。端材厚は約50mm~70mmと幅があり、高さ調整モルタルで施工高を調整する。 床堀は15㎝から20cmの深さを適時とって盤面を整える。既設の駐車場通路はすでに傾斜しているので、既設の高さに合わせて仕上げた。
突き固めた土の上に砕石を敷き均す。 敷き詰めた砕石の上にワイヤーメッシュを置いて、手練でコンクリートを練って打ったのだが写真を撮り忘れて写真がない。残念
コンクリートを打った上に大谷石を並べていき、端部は形に合わせてダイヤモンドコンクリートカッター刃を付けたデイスクグラインダーで切断する。 切断し終えて並べ終わった状態だ。この後はコンクリート表面を水で湿らし、モルタルを練って敷き均し、目地間隔を決めて高さ調整しながら大谷石を置き張り終える。
やわらかめのモルタルを練って目地隙間に入れる。大谷石の表面に残っているモルタルを湿らしたスポンジで拭き取っていく。最後に目地鏝で均して目地を整える。 大谷石敷きの完成。

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大谷石敷きポーチを造るその1
建物には玄関がありポーチがある。ふつうは職人に作ってもらうだろうが自分で作るという選択があって・・・
2016年05月13日 | 自分で外構工事


今夜は陣渓園で乾杯~♪

2016年05月18日 | 遊びにいくこと

陣馬山に登っていつも感じるのが、上りより下りのほうが膝や太ももに負担が掛かること。

登山道ですれちがう若い人たちはトントンと勢い良く下っていくが、私たちは急がずゆっくりと降りないと膝が悲鳴をあげる。

登山で階段が嫌い、登りの階段で腿が痛くなり下りの階段では膝が痛くなるから。

階段は大変だのとブツクサ言って歩いていると妻がイカリソウ(碇草、錨草メギ科イカリソウ属)を見つけしげしげと観察。栃谷尾根を下って歩いていく間にたくさんのイカリソウが生息していた。

山頂の清水茶屋でビールにおでん、こんにゃく刺し、けんちん汁など堪能したら下山をしなければならない。下山ルートは大きく三つに分かれ、一の尾根、和田峠、明王峠方面がある。

明王峠方面の分岐点から左が影信山・高尾山への縦走路に続き、右が栃谷尾根を下って陣馬登山口に行き着く。 分岐して早々になが~い階段状の登山道が続くが、これが上りだったら大変だ。
1キロほど歩いてくると緩やかな尾根道に出た。 図鑑で調べたが判らない。
図鑑で調べたが判らない。 サンリンソウかな?
ふたりで植物をあれこれ話題にしながら下ってきたら開けた畑に出た。 今晩泊まる陣渓園への案内が各所に立っていて、それに従って歩いて行くと。
なんど来ても楽しみな陣馬の湯 陣渓園に着きました。 まずは岩風呂に浸かって足の疲れをほぐした後はビールが飲みたい。
私達は15年前から陣馬山に登ったら帰りに泊まる定宿にしている。外観設備は決して新しくはないが、館内は良く清掃されている。 私達が泊まったお部屋は三階の陣馬の間、今回初めてコタツがあるのには驚いた。
渓流の流れる音を聞きながら寝床につきました。朝の朝食もしっかり食べ大満足だ。藤野駅まで3.3キロ健康のためにも歩け歩けのウォーキング。 藤野駅までゆっくり歩いて一時間程で着いた。駅のトイレ横に藤野観光案内所(ふじのね)があり、地元の物産品や工芸品が展示販売している。
その前には建築廃材の梁材を使った素敵なベンチが、我が家にも欲しいな。 ベンチの横には藤の幹が元から結ばれたようになった珍しい藤の木があった。


陣馬山頂でビールで乾杯~♪

2016年05月18日 | 遊びにいくこと

東京近郊のハイキングコースは沢山あるが、山頂に茶屋があって飲食ができるところは限られてくる。そんな中でも子供から高齢者まで手軽に登れ、爽快な山頂での茶屋で食事や冷たいビールが頂けるのは陣馬山の大きな魅力だろう。

妻共々15年前から楽しませてもらっている定番のコースだ。ここは日帰りで十分に楽しめるコースなのだが、私達は麓にある陣馬の湯で一泊して帰るのがお決まりだ。

陣馬山は神奈川県相模原市藤野にある標高855mの山だ。東京から行くにはJR中央本線藤野駅を下車して津久井神奈交バス和田行きに乗車して行く。

藤野を起点とした周辺観光案内を行なっている一般社団法人藤野観光協会のホームページからはバスの時刻表など色々な詳しい情報が見れる。ホームページ内のハイキングから下記の陣馬山ハイキングマップをPDFで見る事ができる。藤野観光協会のトップページ

陣馬山山頂への代表的コースとして、和田行きバスに乗車して陣馬登山口バス停を下車して一ノ尾尾根コース・栃谷尾根コース・奈良子尾根コースがあり、なだらかな尾根歩きのロングコースだが場所によって上り坂がきついところがある。

終点和田バス停を下車して和田第二尾根コース、和田尾根コースの登山口まで舗装道路を歩く。登山口からどちらも最初の登り初めがきついが途中から緩やかな勾配が続き一ノ尾尾根コースに合流する。

陣馬山山頂への最短コースで歩行距離が短く比較的楽なのが和田峠から頂上を目指すコースだろう。ただ和田峠までの直通バスが無いのでマイカーかタクシーで行くしかない。和田峠には駐車場がある。

下記、陣馬山ハイキングマップは、藤野駅改札口に置いてある。また、詳しい情報収集をするには藤野観光協会のホームページをアクセスしてみるのが一番だ。

私達が選んだコースは和田尾根コースだ。土日は臨時便のバスが運行していて多くのハイカーが停留所に並んだ。和田を目指して乗車するが大半の乗客は陣馬登山口で降車していった。一ノ尾尾根コース・栃谷尾根コース・奈良子尾根コースの出発点になる。

それからバスが狭い曲がりくねった道路を走ること現在閉館中の旧県立陣馬自然公園センター前にある和田バス停に到着した。ここにあるトイレは使用できるので、登山開始前のトイレがしっかりできるので安心できる。

和田バス停から歩くこと5分で和田第二尾根コースの登山口。民家の庭先を通る感じがするが裏山からは急坂が続く。コースタイム1時間20分

さらに舗装道路を和田峠に向かって歩くこと和田の里体験センター村の家が右に、ここのトイレも使用できる。

舗装道路さらに歩いて行くと道路脇に綺麗な花が。花の名前がわからなかった。

途中生藤山・醍醐丸登山口の案内標識を左に見て上ること和田尾根コースの登山口にようやく到着した。私達はここに記載したコースすべて歩いたが、最近は和田尾根コースから登っている。コースタイム1時間20分だがゆっくり歩いて2時間で登る。

登り口を進むことすぐに地元の方々達の墓地の脇を通ることになる。結構な急坂が続くが我慢して登りきったところに今年もギンラン(銀蘭 ラン科キンラン属)が迎えてくれた。

まだ蕾が開いていない。5月21日~22日頃が見ごろかな。

フタリシズカ(二人静 センリョウ科)が歩いて行く登山道脇に。

登ること1時間20分、和田尾根コースと一ノ尾尾根コースの合流地点に到着した。頂上まであと700メートルだ。ここで少し丸太の休憩ベンチに座って休む。

緩やかな尾根道を歩くこと頂上直下の階段まで到着した。

ようやく正午に陣馬山頂上に到着。

白馬のモニュメント

汗を掻きながらも登ってきた最大の楽しみが清水茶屋での食事と冷たいビールだ。山頂には三軒の茶屋があるが、いつも食事休憩しているのが清水茶屋だ。

味もとても良く良心的なお値段だ。一押し、陣馬うどん600円、陣馬そば600円、おでん450円、なめこ汁300円、けんちん汁550円、カップラーメン300円、ところてん300円、おしるこ400円、おさしみこんにゃく一皿500円

ビンビール700円、缶ビール350ml 450円、缶ビール500ml 600円、日本酒カップ450円、ホットコーヒー300円、ゆず坊サイダー300円、ゆずシャーベット300円、緑茶アイス300円

美味しい自家製おさしみこんにゃくとおでん、一本目のビンビールにはお新香が付く。

けんちん汁と陣馬そば、どちらもとても美味しかった。二本目のビンビール。

生藤山山頂からの眺めは望めない、手前の尾根沿いからの景観が良かったことを思い出し、一杯やりながら生藤山を眺める。生藤山には茶屋などが無いので、弁当持参かゴトクバァーナーを使って調理するのも楽しい。

富士見茶屋

信玄茶屋

ゆっくり休憩した後は、今晩のお楽しみ陣馬の湯 陣渓園に向かって下山するのみだ。

今夜は陣渓園で乾杯~♪に続く

大谷石敷きポーチを造るその1

2016年05月13日 | 外構工事は自分で

大谷石板材を敷き詰めたポーチ作り

終の棲家の建屋本体はプロの工務店に建築してもらったが、リタイアしてありあまる時間をつぶす目的で、建物に付帯する外構工事は自分でやったことをブログ記事にしてきました。

2010年8月、玄関前のポーチを大谷石で敷き詰めてエントランスを作ろうと考えた。大谷石は乾燥時と湿ったとき、黒くなったり苔が生えたりと表面の表情を変える特徴がある。

大谷石板材を敷き詰めたポーチ作り作業
大谷石二列分の幅で深さ15センチの床堀を実施。 突き固めて、コンクリート厚が薄いのでベニヤで簡単な型枠を造る。
砕石を敷き均し突き固める。突き硬めに使ったのは写真上部にある単管ベースを使った。 コンクリートを練って厚さ7センチに打つ。
型枠を外す。 大谷石の幅に目地を加えた幅で位置出しの遣り方を掛けて水糸を張る。この二枚の大谷石60㎝センチの勾配を1%に設定して遣り方を造り水糸を張ってある。
大谷石は、30㎝×90㎝×3㎝の一級コーピンを使っている。大谷石やレンガ等など吸水性のある建材はモルタルの水分が奪われないように、水に浸し十分に水分を吸わせてから張る。 調整モルタルを厚さ2センチに均し貼り付けていくというより置いていく。
ここで密着性を高めるためにハイモルエマルジョンを撒いて置いていった。 水糸に合わせて置き終わった状態だが、目地は詰めていない。
水糸に合わせて置き終わった状態だが、目地は詰めていない。 モルタルを目地に入れて、スポンジで大谷石表面に付着しているモルタルを拭き取り、目地幅に合った目地鏝で整える。

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大谷石敷きポーチを造るその2
大谷石端材約50㎜~70㎜厚×150㎜×900㎜を使って敷き詰め、風雨に曝されて表情が変化するのも風情が・・・
2016年05月23日 | 自分で外構工事