終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

イノシシにヤマユリやられた

2022年08月09日 | 花と植物

ヤマユリの家は終わった。復活できるだろうか?

8月5日から7日にかけて、イノシシに約300球あったヤマユリをすべて食べられた。6年前には敷地周囲を防除ネットて囲っていたが、入られてからメッシュ筋でぐるっと囲ってたのだが、6年経って柵の弱いところの下を破られ侵入を許してしまった。

気が付いてから毎日補強作業に追われたが、作業が終わる3日間でヤマユリはなくなった。来年からヤマユリが一面に咲く姿は見ることができなくなった。

開花させるまで最低3~4年かかるのに、花付けしなかった小さい球根から、5~6輪ほど花を付けた大きい球根まで、片っ端から掘って食べていった。

はじめは怒りを抑えられなかったが、イノシシの農業被害に比べたら仕方ないと思うしかない。今は油断した後悔と消えたヤマユリショックで疲れがどどーッと出た。

山の田舎暮らしを始めてから12年間ヤマユリに癒されてきた。ここは偶然にもヤマユリにとって好適地だったことが、一つの喜びでもあり励みでもあった。

丁寧な下草刈りやたくさんの支柱を立て大切に扱ってきたのに、イノシシのやつ非情にも徹底的に掘っていったのが悔しい。終わった気分だ!

ようやく実現した終の棲家の大切な宝を失った気がした。

関連過去記事

ヤマユリの家 R4
ヤマユリを観察してきて種子から花を一輪付けるまで4~5年かかるような気がする。咲いた花を見ていると、ヤマユリと言えば黄色い筋に赤い斑点が特徴・・・
2022年07月17日 | 花と植物

ヤマユリの家 R2
球根が若いことから花が1輪から2輪が目立ちますが、個体数(球根)は増えているように思える。花が3輪以上の多輪に達するには発芽から5年以上経過・・・
2020年07月15日 | 花と植物

終の棲家の山百合だよりH27
一口に「ヤマユリ」といってもヤマユリ園でも行けば群生したヤマユリを観賞できるが、個人の敷地で群生しているところは少ないのではないか。・・・
2015年07月16日 | 花と植物



ヤマユリの家 R4

2022年07月17日 | 花と植物

やっと、ヤマユリ(山百合)が満開に開花しましたが、開花しだしたら毎日が雨の戻り梅雨になってしまった。支柱で支えてましたが、茎が途中で折れたのもある。もっと大きな問題は蝶が雨で来てくれないことで受粉が心配だ。

ヤマユリを観察してきて種子から花を一輪付けるまで4~5年かかるような気がする。咲いた花を見ていると、ヤマユリと言えば黄色い筋に赤い斑点が特徴だが、筋に赤が混じった種、さらに大半が赤筋の変異種が現れる。

アカスジヤマユリ(花弁全体が筋も含めて赤い)に近い種が毎年みられる。稀に全体が黄色い変種も現れる。敷地にはオニユリもこれから開花するが、ヤマユリとオニユリの昆虫による花粉交雑が影響をしているのかと想像している。

観察ではヤマユリの本来種の雄しべ6本に単色のオレンジ色で縦筋線はない。変異種(交雑種)はオレンジ色の雄しべに黄色い縦筋線が入っている

家の敷地から遠くない切土の道路斜面には、ヤマユリ、オニユリ、テッポウユリが群生しているが、ひとが容易に近づくことはできない。種子が風に飛ばされたり、鳥によって運ばれたりして近隣に広がったのであろう。

ヤマユリ一つの(さく)には多くの種子(400~500)が詰まっており、それが飛び一枚葉に発芽するのは一つあるかないかの奇跡に近いと思う。

ヤマユリは(さく)から多くの種子を飛ばしているが、発芽して成長するのは少なくゆっくりとした時間とともに増えていき、家の周りに開花するようになってきた。

ヤマユリの球根は5~6輪の花を付けると多くの養分使い切るのか、急速に球根が弱って翌年には消えることがある。開花後に頭部を切ることによって球根の養分を増やし衰退を遅らせられたらいいなと考えている。

若い球根への切り替わり時期に入っているのか、花を付けないもの、一輪花を付けるものが大半で、少し寂しい風景に見えるが先が楽しみだ。




アガパンサスの家 R4

2022年07月03日 | 花と植物

我が家の斜面のアガパンサスが開花したので掲載しました。アガパンサスは数年で株が成長し大きくなると、地上部に芋がせりあがってきますね。

分割株分けしてあげられるのと、我が家のような半日陰でも育つし耐寒性もあるので、環境が厳しい我が家でも移植場所を選ばないのが嬉しい。

先日、NHKラジオでアガパンサスのことを、小さな花火にたとえて投稿されていた視聴者のお話を耳にした。なるほど見れば見るほど納得する。

今はアガパンサスだけだが、このエリアは春先に日本水仙、スノーフレーク(鈴蘭水仙)、ハナニラなどが咲くエリアだ。

春の花が無くなった今、アガパンサスの存在は大きい。あと一週間もすればヤマユリが一斉に開花する。ヤマユリに支柱を立てて準備万端なんだ。




アジサイの家R4

2022年06月21日 | 花と植物

我が家の土手斜面のアジサイ(紫陽花)が開花したので掲載しました。妻は移植する前はもっと赤紫色だったのにと残念がっている。

アジサイの花は色を変えることができる不思議な植物らしい。土壌のペーハーによって変わるようで、苦土石灰を株元に施してみようかな。

来年になったらやってみよう。うまくいって掲載できたらいいな。

山アジサイが綺麗だった。




スズラン・シランの家R4

2022年05月01日 | 花と植物

春はいいね! 心がウキウキして癒される。なぜかといえば、地中から植物の新芽がニョキニョキと顔を出し、とくにヤマユリの発芽から二年目になる新芽が散策路に繫茂して大変だが嬉しい。

発芽から二年目の群生した新芽が、散策路を塞いでしまう。丁寧に一球づつ掘りあげ、散策路の外の笹地に穴を掘り移植する作業は大変だが三年後には花を咲かせると思うと、この手間暇も苦にならず楽しみだ。

オニグルミの治療から一か月、木の下はスズランが満開だ。スズラン(鈴蘭)と我が家にヤマユリを入れて写真を撮った。

ベルや鈴のような白い花をしているが、毒を持っている植物だ。花言葉 に「再び幸せが訪れる」、「純粋」、「純潔」、「謙遜」と出てきた。

スズランと同時期にシラン(紫蘭)が満開になった。紫色の紫蘭が大半だが、シロバナシランも少しづつ増えてきた。

シランの花言葉に「美しい姿」、「あなたを忘れない」、「変わらぬ愛」、「互いに忘れないように」、「苦しむ勇気」などが出てきました。