終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

大谷石敷きポーチを造るその2

2016年05月23日 | 外構工事は自分で

大谷石端材を敷き詰めたポーチ作り

一般家庭の駐車場兼通路スペースは車両重量が掛かるのでメッシュ筋を入れてコンクリート100㎜厚以上の叩きに仕上げるの一般的だ。

玄関ポーチ前全部を無機質なコンクリート叩きというのはなんとも風情がない気がした。

そこで「有限会社山南石材店 ホームページ」で見つけた割安!大谷石端材約50㎜~70㎜厚×150㎜×900㎜を使って敷き詰めることにした。大谷石は風雨に曝されて大谷石の表情が変化するのも風情があっていいのではないか。

大谷石と言えば五十石(5寸×1尺×3尺)サイズが昔からの基本サイズだ。五十石を板状にスライスしたものがポーチに使った板材(30×300×900㎜)にあたる。切り出しで出た端材には「褐色の点々ミソ」が多く含まれていて特価販売されている。

大谷石端材を敷き詰めたポーチ作り作業
大谷石端材敷き詰めポーチの完成した状態。15㎝幅の大谷石を横に4枚敷き、縦置1枚、15㎝幅の大谷石を横に4枚敷き、縦置1枚を繰り返す。端材厚は約50mm~70mmと幅があり、高さ調整モルタルで施工高を調整する。 床堀は15㎝から20cmの深さを適時とって盤面を整える。既設の駐車場通路はすでに傾斜しているので、既設の高さに合わせて仕上げた。
突き固めた土の上に砕石を敷き均す。 敷き詰めた砕石の上にワイヤーメッシュを置いて、手練でコンクリートを練って打ったのだが写真を撮り忘れて写真がない。残念
コンクリートを打った上に大谷石を並べていき、端部は形に合わせてダイヤモンドコンクリートカッター刃を付けたデイスクグラインダーで切断する。 切断し終えて並べ終わった状態だ。この後はコンクリート表面を水で湿らし、モルタルを練って敷き均し、目地間隔を決めて高さ調整しながら大谷石を置き張り終える。
やわらかめのモルタルを練って目地隙間に入れる。大谷石の表面に残っているモルタルを湿らしたスポンジで拭き取っていく。最後に目地鏝で均して目地を整える。 大谷石敷きの完成。

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建物には玄関がありポーチがある。ふつうは職人に作ってもらうだろうが自分で作るという選択があって・・・
2016年05月13日 | 自分で外構工事


大谷石敷きポーチを造るその1

2016年05月13日 | 外構工事は自分で

大谷石板材を敷き詰めたポーチ作り

終の棲家の建屋本体はプロの工務店に建築してもらったが、リタイアしてありあまる時間をつぶす目的で、建物に付帯する外構工事は自分でやったことをブログ記事にしてきました。

2010年8月、玄関前のポーチを大谷石で敷き詰めてエントランスを作ろうと考えた。大谷石は乾燥時と湿ったとき、黒くなったり苔が生えたりと表面の表情を変える特徴がある。

大谷石板材を敷き詰めたポーチ作り作業
大谷石二列分の幅で深さ15センチの床堀を実施。 突き固めて、コンクリート厚が薄いのでベニヤで簡単な型枠を造る。
砕石を敷き均し突き固める。突き硬めに使ったのは写真上部にある単管ベースを使った。 コンクリートを練って厚さ7センチに打つ。
型枠を外す。 大谷石の幅に目地を加えた幅で位置出しの遣り方を掛けて水糸を張る。この二枚の大谷石60㎝センチの勾配を1%に設定して遣り方を造り水糸を張ってある。
大谷石は、30㎝×90㎝×3㎝の一級コーピンを使っている。大谷石やレンガ等など吸水性のある建材はモルタルの水分が奪われないように、水に浸し十分に水分を吸わせてから張る。 調整モルタルを厚さ2センチに均し貼り付けていくというより置いていく。
ここで密着性を高めるためにハイモルエマルジョンを撒いて置いていった。 水糸に合わせて置き終わった状態だが、目地は詰めていない。
水糸に合わせて置き終わった状態だが、目地は詰めていない。 モルタルを目地に入れて、スポンジで大谷石表面に付着しているモルタルを拭き取り、目地幅に合った目地鏝で整える。

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大谷石端材約50㎜~70㎜厚×150㎜×900㎜を使って敷き詰め、風雨に曝されて表情が変化するのも風情が・・・
2016年05月23日 | 自分で外構工事



タフステンストーンで階段

2015年10月08日 | 外構工事は自分で

2010年7月の事、玄関前から斜面に上がろうとするには、なにがしかの階段を設置作業しなければならない。階段を造るルートの正面にヒノキの切り株が残っている。

これをチェンソーで撤去するには切り株の周りをスコップで掘り、土を綺麗に取り除き、根をできるだけ露出させる必要があった。

チェンソーを使って伐根作業するとき、土を切らないように注意しなければならない。慎重にチェンソーで切って小さくしていった。

階段を作るにあたり邪魔にならないレベルまで撤去したら、切り株を埋め戻したところ。この階段は玄関前ということもあり、自然とマッチした幅広に作りたい。

タフステンストーン(36.5×15×10.5センチ)を蹴上がりに2個並べると幅73センチ、踏み足部分に2個並べてると階段ふみ幅25センチになり、一段作るのに4個のタフステンストーンを使う。

切土部分に階段を作るとき、側面処理をどうするかである。同じタフステンストーンを使って側面に使う手もあったが、御影石を使った。

側面処理の土留として、御影石30cm×60cm×5cm重量30kgを階段側面の土押さえに使った。タフステンストーンと白い御影石に違和感を感じるが時間とともに変化するのであろう。

数年たった階段状況だ。御影石だけで組んだ階段や御影石を踏板として置いた階段、タフステンストーンを踏板として置いた階段など色々作ってみたが、一番自然に馴染んで違和感がないのがタフステンストーンのみで作った階段だろう。




斜面湧水源の排水対策をやる

2015年10月06日 | 外構工事は自分で

家を建築するときに削った斜面の一部透水層からの湧水が、建物の周囲にまで水が出て、よい環境とは言えなかった。本来なら着工前に対策しておくべきだった。

地下水位が高かったこともあり、暗渠排水とU字構布設に併せての土留め設置を自力でなんとかやり終えた。涌水箇所だけが後回しになっていた。

土留の裏側は、U字構下暗渠部の砂利まで砂利がつながるように詰めて土留めを固定した。U字構下の暗渠排水まで水が流れるように工夫した。

地下透水層湧水箇所の排水対策と土留仕上げ
土留(御影石40cm×90cm×7cm)6枚をを並べ、後ろを仮支えして裏込め砂利を土留天端まで詰め込んだ上に盛土した。 急角度に盛土した部分は崩れやすいので、真竹を30センチ切り割った櫛をハンマーで打ち込んで、どれだけ効果があるかわからないが補強してみた。
砂利を詰めた上に土を盛土した部分を補強するためにラス網を張っての芝張りとなる。 芝の根付きが良くなるようにラス網を張った上に、芝を並べ竹櫛で固定した。
番線を50センチに切り、それを二つ折りにして、ラス網を固定するための櫛を作った。 真竹の節を入れ15センチほどに切り、それを鉈で4つ割にし芝を張るための竹櫛を作った。

追記
芝はあまりに急斜面だと無理なようで、自然に消滅していった。10年たった現在はクマ笹に置き換わった。


自分で門扉を取り付けちゃう

2015年09月04日 | 外構工事は自分で

半円形のブロック土留囲い柵の工事が完成した。一つの庭を柵と門扉で区切って庭エリアを分ける計画だ。ホームセンターで鋳物門扉を注文して購入した。

LIXIL エルマージュ1型 呼称 08-10(キャスティナB錠使用)片開きセットの門扉。支柱を立てる2箇所を40cm掘って砕石を入れた。

支柱2本の門扉取り付け寸法間隔をコンベックスで測って立て、仮固定したところ。注意するポイントは、水平器を使って垂直になっていることを確認することだ。

支柱2本の30cm×30cm×30cmの穴にコンクリートを打ったところ。

支柱2本の間隔の仮固定を外し埋め戻したところ。

門扉に鍵部品を取り付けて、支柱に取り付けて完成した。自分で設置したので材料費だけですみ60,000円以内できた。