終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

刈払機キャブ交換と組立整備

2022年08月13日 | DIYを楽しむ生活

点検しながら部品交換して組み上げてみたら

分解してみると意外と単純な構造で部品数も少なないことが分かり、分解前の状態をカメラで記録しておいたので何の心配もない。

分解した部品類を箇所別に整理し、ボルトネジ類も養生テープに包み箇所名をマジックで書いておいたので、組立時に困ることはない。

幸運なことに、古いキャブとワルボロ WYJタイプ キャブとが外径形状・対応排気量cc ・ 取付穴の距離:31㎜/ベンチュリー径:10㎜ネジ穴径 約φ5.4 本体奥行30㎜サイズなど見た目の外観等が酷似しているのでこれは使えると確信した。

分解整備の主目的は、キャブレター・コントロールケーブル交換、マフラー・排気ポートのカーボン落とし、燃料タンクグロメットの交換、クラッチライニングの点検、ギヤケース・シャフトのグリスアップ。【掲載写真をクリックすると大きくなります。】

刈払機のオーバーホール組立整備編 
スロットルを上げても刃が回らない回転不調の原因の一つが、クラッチライニングの摩耗が考えられる。分解したライニング厚は1㎜あり、ドラム側に変形や摩耗もみられない。交換不要と判断し清掃して終わり。汎用品クラッチアッセンブリ一式がネットで売られている。 マフラーを外すと排気ポートにはカーボンが周囲に付着していた。細いドライバーを使いピストンを傷つけないようポートのカーボンを取り除き、プラグを抜き取りピストンヘッドをポート口下に合わせ、コンプレッサーでシリンダー内とポートのカーボンを吹き飛ばした。
当初は混合比25:1の燃料で使っていたが、混合比50:1用のFD級2サイクル混合オイルを農機具屋さんに奨められてから混合比50:1で使ってきた。卓上ガスバーナーでマフラー全体を炙り、開口部からはカーボンが燃える炎うがあがり、さらにカラカラに焼いた。 エンジン全体をパーツクリーナーを掛けブラシで洗った。マフラーガスケットに付着したカーボンも取り除き、全体をパーツクリーナーで洗った。焼いたマフラー内のカーボンを振り取り、外側を金ブラシ掛けした。ガスケットを挟みマフラーを組付けた。
左側が古いキャブレター。右側がワルボロ WYJタイプ キャブレター(1,850円)の新旧裏表とガスケットを比較した。この製品は取付穴の距離、ベンチュリー径、ネジ穴径 、本体奥行、対応排気量の互換があった。 前回、写真上側のパイプのグロメット(ゴム製品)を交換しなかったので、劣化したグロメットから燃料漏れした。燃料パイプ(黒:送り、透明:戻り)・グロメット一式を新品に交換しタンクに取り付けた。
エンジン側クラッチとクラッチドラムカバーを組み付けて固定ボルトネジを締め付けた。 燃料タンクに防振ゴム4つを取り付け、エンジンに取り付け、固定部品の。ボルトネジを締め付けた。
クラッチカバーにあるエンジンスイッチからのケーブルをイグニッションコイルに接続した。 エンジンにリコイルスタータベースを取り付けた後、エンジンカバーを取り付け、リコイルスタータを取り付けた。
チョーク、キャブカバー、フィルターをパーツクリーナーで洗浄して乾燥した。プラグの電極を金ブラシで清掃すれば使えそうなので交換しなかった。 新品のガスケット、キャブレターのエンジン側に黒色送りパイプ・チョーク側に透明戻りパイプ、チョーク(プラ製)順に組付け2本のネジでしっかり固定した。
上が古いコントロールケーブル。汎用品ケーブルは色々あるがケーブル長923㎜(アウター長850㎜、アウター・インナー差73㎜)と同じものを探した。 キャブアクセレーターにケーブルを掛け、シャフトに沿って配線し、アクセルレバーのケーブル穴に装着した。このケーブルはロビン純正ケーブルでネットで探した。
メインシャフトパイプにはグリースが充填されているが、パイプ内のグリースが減っていたのでグリスアップした。メインシャフトとクラッチカバー側とを連結固定した。 ギヤケースのグリスアップネジを緩め、半時計に回しながらグリスアップし、シャフトに連結固定した。グリスアップはギヤケース側とクラッチカバー側に注入口がある。
組みあがったところで燃料を入れ、プライマリーを数回押してエンジンを掛ける。アクセルレバーを最低に絞った状態で、刃が回転する手前までキャブのアクセルワイヤーネジを回してコントロール(スロー)調整した。 オドメーターがないので燃料と回転数調整が分からないが、アクセルの開き6~7割で滑らかな回転が得られる位置をニードル調整ネジを回して調整した。何度か草刈りしてみて微調整を繰り返すことで満足がいった。

まとめ

汎用キャブ ワルボロWYJタイプ キャブレター(対応排気量:23~33 cc)は、排気量に幅があるためロビンNB2510(排気量25cc)では燃料の供給が多いようで燃料の減りが早くなったが、エンジンの始動は改善され満足している。

購入当初は混合比を25:1の燃料にこだわっていたが、農機具店のアドバイスでは50:1用 高品質FD級オイルを使用すればキャブ詰まり、カーボンを減らす効果があるとのこと。もうFB / FC級オイルや混合比25:1の燃料を使う気にはなれない。

皆さんは混合比25:1派か50:1 FD級オイル派どちらでしょうか  

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イノシシにヤマユリやられた

2022年08月09日 | 花と植物

ヤマユリの家は終わった。復活できるだろうか?

8月5日から7日にかけて、イノシシに約300球あったヤマユリをすべて食べられた。6年前には敷地周囲を防除ネットて囲っていたが、入られてからメッシュ筋でぐるっと囲ってたのだが、6年経って柵の弱いところの下を破られ侵入を許してしまった。

気が付いてから毎日補強作業に追われたが、作業が終わる3日間でヤマユリはなくなった。来年からヤマユリが一面に咲く姿は見ることができなくなった。

開花させるまで最低3~4年かかるのに、花付けしなかった小さい球根から、5~6輪ほど花を付けた大きい球根まで、片っ端から掘って食べていった。

はじめは怒りを抑えられなかったが、イノシシの農業被害に比べたら仕方ないと思うしかない。今は油断した後悔と消えたヤマユリショックで疲れがどどーッと出た。

山の田舎暮らしを始めてから12年間ヤマユリに癒されてきた。ここは偶然にもヤマユリにとって好適地だったことが、一つの喜びでもあり励みでもあった。

丁寧な下草刈りやたくさんの支柱を立て大切に扱ってきたのに、イノシシのやつ非情にも徹底的に掘っていったのが悔しい。終わった気分だ!

ようやく実現した終の棲家の大切な宝を失った気がした。

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刈払機バラバラに分解してみた

2022年08月05日 | DIYを楽しむ生活

エンジンがかかりにくいので分解してみました

リコイル紐をひきエンジンを掛けたらプルンと燃焼爆発するが瞬時に止まり、起動が安定せず連続運転しない状態が続いていた。

これは燃料系に問題があるなと容易に想像できる。キャブレターか燃料パイプ、マフラーあたりの不具合を調べる必要がありそうだ。

四年前にキャブレター分解清掃と燃料パイプ交換をしたが、購入後オーバーホールをしていない。この際とばかりキャブレター交換と劣化したアクセルワイヤー交換をやり、古い刈払機をよみがえらせることに挑戦してみた。

刈払い機の構造は単純だが分解していくとき、分解前の状態をカメラで写しながら記録しておくと後で困らない。取り外したボルトネジ類を養生テープに包み、箇所名をマジックで書いておいた。【掲載写真をクリックすると大きくなります。】

刈払機のオーバーホール修理分解編 
コントロールケーブル(アクセルワイヤー・スロットルワイヤーとも言う)の折れが途中にあり、作業中に時たま異常な吹き上がりがみられるので部品交換。 キャブレターカバーを取り外してフィルターを取り、油汚れの部品をパーツクリーナーで洗浄する。
コントロールケーブル(アクセルワイヤー)をキャブレターから取り外し、キャブレター締め付け固定ネジ2本を回しエンジンから切り離す。 燃料タンクからグロメットを外し、キャブから燃料パイプ2本を取り外す。前回はパイプのみの交換だったが、グロメットも劣化しているので同時に交換すべきだった。
リコイルスタータねじを緩め、エンジンから切り離し、スタータ紐が切れかかっていないかをチェック。 エンジンカバー締め付けネジを緩め、エンジンからカバーを取り外し綺麗に清掃しよう。
燃料タンク固定部品2つのネジを緩め、エンジンから燃料タンクを取り外すとエンジンにゴミがたくさん付着している。防振ゴム(パッキン)を無くさないようにしよう。 固定ネジ3本を緩めクラッチを開く。クラッチシュー外側のライニング厚をチェック。片減りや極端な摩耗があれば部品交換。同様にドラム側もチェック。異常なし!
ギヤケースとクラッチドラムケースの各固定ネジを緩めメインシャフトから切り離す。シャフトにグリースがどれだけ残っているかチェックする。 マフラーを固定している2本のネジを緩め、ガスケットを引っ張らず、カッターナイフ等を隙間に差し込みガスケットを切り離した。
エンジンの排気ポートには、長年のカーボンが付着してピストンがはっきり見えない状態だった。こんなにカーボンって付着するんだと正直驚いた。 分解した部品を紛失しないように、各部位別に分け、付属していたネジ類もどこの物か分かるように分別して養生テープに明記したので組立時に困らない。

まとめ

酷使されているはずのメインシャフトは思ったほどガタは見られなかった。エンジン排気ポートのカーボンが思った以上に付着していたこと。マフラーのカーボンが詰まっているのか大きさの割に重かったのが気になった。

キャブレターの分解清掃も一つの方法だが、ダイヤフラム弁などのゴム製品の劣化が原因かもしれない。思い切って汎用品の新品キャブを取り付けることにした。続く

購入したキャブを取り付けてどうなるか楽しみだ。  

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