乗鞍岳は登山初心者でも登られると聞いて妻と向かったが。。。
岐阜県高山市と長野県松本市の県境にまたがる剣ヶ峰(標高3,026m)を主峰とする山々の総称だと知らなかった。
乗鞍岳へは、登山道を下から歩いて登るルートもあるが、多くの登山者は両県ともシャトルバス(一般車両の乗り入れが禁止)で乗鞍畳平駐車場までバスに乗って登山を開始している。
千葉から車で中央高速道路を走り、乗鞍高原観光センター駐車場(無料)にたどり着き、畳平行きシャトルバスで向かえば日帰り登山も不可能ではない。
しかし、シニアの私たちはそんな無理な行程はやりたくない。新宿駅から特急あずさ号で松本駅に行き、松本電鉄に乗り換えて新島々駅(新島々バスターミナル)に着く。乗鞍高原観光センター行きバスに乗り換え、道幅が狭い国道158号を上がっていく。
乗鞍高原観光センターからシャトルバスで七曲の急坂を50分ほど乗って畳平に着く。そこはガスで前が何も見えない視界、前日泊で予約してある銀嶺荘の前で下車した。
畳平には宿泊施設が「銀嶺荘」と「白雲荘」がある。鶴ケ池の縁に改築して新しい「白雲荘」があり、私たちが泊まった「銀嶺荘」は鉄筋コンクリート三階建てで、売店、食堂、郵便局がある。疲れたからだを休めるべくお風呂に入り、夕飯とビールで乾杯
朝起きると雲ひとつ無い快晴の空が、今日は期待できるぞと心躍る。乗鞍本宮中之社で参拝し登山の安全を祈願して登る。
剣ヶ峰(標高3,026m)山頂を登頂することはできなかったが、標高3,000mの山は酸素が薄く高山病の危険もある。お天気にも恵まれ無理せず楽しめたことに感謝しよう。