終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

百名山乗鞍岳トレッキング

2018年09月26日 | 遊びにいくこと

乗鞍岳は登山初心者でも登られると聞いて妻と向かったが。。。

岐阜県高山市と長野県松本市の県境にまたがる剣ヶ峰(標高3,026m)を主峰とする山々の総称だと知らなかった。

乗鞍岳へは、登山道を下から歩いて登るルートもあるが、多くの登山者は両県ともシャトルバス(一般車両の乗り入れが禁止)で乗鞍畳平駐車場までバスに乗って登山を開始している。

千葉から車で中央高速道路を走り、乗鞍高原観光センター駐車場(無料)にたどり着き、畳平行きシャトルバスで向かえば日帰り登山も不可能ではない。

しかし、シニアの私たちはそんな無理な行程はやりたくない。新宿駅から特急あずさ号で松本駅に行き、松本電鉄に乗り換えて新島々駅(新島々バスターミナル)に着く。乗鞍高原観光センター行きバスに乗り換え、道幅が狭い国道158号を上がっていく。

乗鞍高原観光センターからシャトルバスで七曲の急坂を50分ほど乗って畳平に着く。そこはガスで前が何も見えない視界、前日泊で予約してある銀嶺荘の前で下車した。

畳平には宿泊施設が「銀嶺荘」と「白雲荘」がある。鶴ケ池の縁に改築して新しい「白雲荘」があり、私たちが泊まった「銀嶺荘」は鉄筋コンクリート三階建てで、売店、食堂、郵便局がある。疲れたからだを休めるべくお風呂に入り、夕飯とビールで乾杯

朝起きると雲ひとつ無い快晴の空が、今日は期待できるぞと心躍る。乗鞍本宮中之社で参拝し登山の安全を祈願して登る。

あまりのお天気に恵まれカメラで撮りながら登る
乗鞍岳登山口正面には名前のとおり富士山が見えるという富士見岳、中腹を走る登山道、その右上にはコロナ観測所がくっきりと見えた。 登山口から歩き始めて後ろを振り返ると畳平、前日泊した銀嶺荘、無料休憩所、白雲荘が見え、その中央後方には恵比寿岳(標高2,831m)がある。
鶴ケ池を見下ろすところまで登ると前方に荘厳に見える北アルプスの山並みを始めて見た。槍ヶ岳とわかるピーク、その右には西穂高岳、穂高岳だ。 眼下には乗鞍エコーラインが、紅葉は始まったばかりだった。連なって見えるのは中央アルプスの山々だろうか?
登山道といっても車が走る道。想像してたより大きく感じた肩の小屋が正面に、後方に赤い建物の宇宙線研究所だ。ここからが本来の登山口かな。 肩の小屋登山口から乗鞍岳の主峰である剣ヶ峰(標高3,026m)山頂小屋が肉眼で見えた。
コロナ観測所より高く登ってきた。眼下には歩いてきた車も走れる道、肩の小屋、宇宙線研究所、はるか向こうには北アルプスの山々。 登るにつれて岩・岩・岩の連続だ。登山ルートを示すローブに従って登るが、妻の息切れがきついようだ。小まめに休憩をとりながら登る。
乗鞍岳火口にある権現池が見えるところまで登ってきた。雲海を見るのは久しぶりだ。 私たちが座っているところは剣ヶ峰山頂ではなく、手前の蚕玉岳だ。妻は酸素が薄いのと疲れきってもう登りたくない!! 無理せず下山することに。
剣ヶ峰山頂に登りたい気持ちを抑えて、怪我なく下山することに気持ちを切り替える。蚕玉岳からの槍ヶ岳を見れたことに感謝! 無事に肩の小屋まで下山してきた。久々のクッカーで昼食を作る。もち入りチゲスープ雑炊と小屋で缶ビールを買い登山の無事を乾杯

剣ヶ峰(標高3,026m)山頂を登頂することはできなかったが、標高3,000mの山は酸素が薄く高山病の危険もある。お天気にも恵まれ無理せず楽しめたことに感謝しよう。


小さな物置作りに挑戦外壁編

2018年09月11日 | 自分で物置を作る

自分で作る物置だもの、外壁ぐらい凝ってみたいね

物置の外壁仕上げとして、木製板張りと波形鉄板張り、あまり一般的ではないがサイディング張りと蔵のような塗り壁が考えられる。

下見板を横張りする張り方として、「よろい下見板張り」、「箱目地下見板張り」、「押縁下見板張り」、「ささら子押縁下見板張り」などがある。

杉板を縦張りする張り方として、「押縁堅羽目板張り」、「敷目堅板張り」などがある。我が終の棲家の外壁の腰板部分は、「押縁堅羽目板張り」という仕上げにした。

DIYでの物置外壁としては、「耐水合板張り」、「波形鉄板張り」が主流だろうが、ちょっと手を掛ければ「よろい下見板張り」も難しくはないと考えた。

外壁下地施工の流れを簡単にまとめた
軸組みの耐震補強には筋交いが一般的ですが、躯体に外壁下地(OSB合板)を直張りし、10㎝ピッチにビス打ちして耐力壁とした。 外壁下地(OSB合板)を張り終えたら床張りになる。床板を支える大引きの施工だが写真が欠落して残念!大引きは受け金物で留めた。
基礎天端に基礎パッキン、土台、大引き、大引き受け金物、床板張りなどの造作詳細図。土台の天端と床面を合わせることで土台の上も床になる。 四面張り終えた外壁下地(OSB合板)の上に透湿防水シートをタッカーを使って張り、腰板の見切りに取り付ける水切り金物の受け材(垂木)を回す。

「下見板張り」のポイントは四隅の仕舞いだと考えている。隅に貫板を縦方向にL字型に張り合わせて隅を隠す仕上げと下見板張りの出に合わせて杉板を切断して張る(板の切断面が見える)仕上げがある。

手間を掛けた仕舞いにしようと、下見板張りの出に合わせて杉板を切断する際に45度にカットして張り合わせることで、板の切断面を見せない仕上げ方にした。

腰板張り施工の流れを簡単にまとめた
水切り金物、受け材(垂木)を含めて「よろい下見板張り」の出幅詳細図を描いた。 下から杉板180㎜×12㎜を出幅のカット線を引き電動マルノコの刃を45度傾けて切断し張る。
残り面を下から出幅のカット線を引き電動マルノコの刃を45度傾けて切断し張り続ける。 下見板張りの出に合わせて杉板を45度に切断することで、板の切断面を見せていない。美しい!
市販の水切り金物の垂れ下がった部分は30㎜あるが10mmに加工したいので、金切りハサミ、板金ハサミを使って折り加工した。 無塗装サイディングと水切り金物の収まりを示した写真。

腰板から上部の仕上げには、施工が簡単な無塗装サイディングを下地に張り、簡単で塗りやすいジョリパッドアルファを仕上げ塗りに選んだ。

他の下地処理として、ラス網を張り軽量モルタル塗る下地と外壁専用の下地ボードもあるが、ホームセンターにあった無塗装サイディングを使うことにした。

外壁下地サイディング施工の流れを簡単にまとめた
サイディングも電動マルノコの刃を45度に傾けて切断することで、切断面を見せていない。 電動ジグソーを使って梁、棟木部分をカットし、換気口穴も開けて張り付ける。
垂木と垂木の間で屋根下地のOSB合板とサイディングボードの突合せ部に見切り板を打った。 サイディングボードの下地張りが完成。継ぎ目に網目目地テープを張ってシーラーを塗る。

ジョリパッドアルファを塗る前にサイディングにシーラーを塗って接着力を増し、刷毛、ローラ、左官鏝(ステンレス鏝)で塗ることができる。

DIY初心者向きの塗り壁材で、実際に塗ってみると簡単に仕上げることができました。柔らかくしなるステンレス鏝(180㎜程度)がおすすめ!しっくい壁風に見える!

外壁ジョリパッド塗り施工の流れを簡単にまとめた
木部塗料にキシラデコール、ジョリパッドアルファ、鏝受け、ステンレス鏝。 残念なことに塗り作業中の写真がない。鉄板の鏝は硬すぎて、クリームのように柔らかい塗り材をゆっくり伸ばしていくにはステンレス鏝が最適だ。
収納棚は屋根上部まで作らなければ機能しないと考え、ギリギリまで各段の隙間間隔にこだわった結果が合板の受け垂木に削り込みを入れること。 やっと完成しました。こだわった終の棲家の玄関正面に塞がる物置、邪魔はしてないよと言っているかのような姿が好きだ。

はじめて自分で作った物置、いろいろなネット情報を仕入れてなんとか完成できました。次に、我が家の斜面最上部に「男の隠れ家」的なものを作ってみたくなった。

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