終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

冬の大沢温泉四泊五日の旅

2022年01月24日 | 遊びにいくこと

岩手県新花巻大沢温泉山水閣と湯治屋宿泊体験記

新型コロナが騒がれ二年になる。どこにも旅行に行かず家にくすぶっていたが、デルタ株が落ち着いてきたので10月に大沢温泉を予約しておいた。

2019年にJR大人の休日俱楽部の大沢温泉「山水閣」二泊三日のツアーで訪れた。この大沢温泉には築100年木造三階建て自炊部(湯治屋)と近代的な四階建ての純和風ホテルが併設されている。フロントロビーは三階で渓谷に沿った建物なので豊沢川と渓谷斜面が眼前に迫る。

近代的なホテルもいいが、レトロ感いっぱいの湯治宿を体験するのも面白いなと思い一泊してみたが、夏ならわからないが真冬の湯治宿は館内が寒く思っていたほどではなかった。自炊している人もいましたが、私たちも含め多くは食事処「やはぎ」で食事を済ますことになる。

真冬はホテルから外に出かけるのは難しいと思っていたが、路線バスに乗って「鉛温泉スキー場」に行ってスキーを楽しむことも可能だったことを帰り際に気づいた。

大沢温泉山水閣と湯治屋宿泊の旅体験
五年前から居ついてしまった「パンダ猫」、人に飼われたことがない野生なのか家の中に入ろうとしない。人になつかないが、頼りにしているのはわかる。旅行に出るときは近所の人に食事を頼んで出たが、今回は屋内用自動給餌器に雨除けカバーをして一日二食セットした。 旅行の楽しみは、観光とホテルに泊まっての温泉入浴と美味しい食事をすることだけではない。JR新幹線に乗り込み、列車内で日本橋大増の「東京弁当」か「よくばりおつまみセット」とワンカップ酒で、ささやかに乾杯して旅を楽しむのが目的と言っても過言ではない。
東京駅から3時間で新花巻駅に着いた。少し遅い昼食を駅ロータリー正面にある「山猫軒駅前店」で取ることに。花巻市内に本店があるが遠いので諦める。 遠野麦酒ZUMONA「ヴァイツェン」フルーティーで美味しいビールで乾杯し、「山猫すいとん」をいただく。この地ビールがとてもおいしいので、駅で買って持ち帰った。
湯治屋(湯治冬の陣)一泊4,100円/人、木造3階の角部屋6畳に一泊する。昭和初期の湯治宿なのですべてがレトロ感いっぱいで、石油ファンヒーターがあるが、部屋と廊下を仕切るのはふすま一枚で寒かった。ほかの客が歩く振動で眠れなかった。三年前より湯治部食事処「やはぎ」の提供メニューが少なくガッカリ。 山水閣(本館2階)一泊15,400円/人の部屋で3泊した。アルカリ性単純泉の「山水の湯・豊沢の湯」は肌がツルツルになる温泉。普段の生活が椅子中心なので、座卓は立ったり座ったりの時に辛く、ついつい椅子の方に座る。持参した将棋盤で将棋をしたが妻に連敗だったが、妻はノリノリでご機嫌!作戦成功だ。
山水閣三泊目のお料理は、小鉢:海鮮サラダ、酢の物:もずく酢、造り:サーモン 烏賊 甘海老、温物:海鮮鍋、止め椀:なめこ 葱 味噌汁、香の物:二点盛り、水菓子:日向夏 葡萄 苺ケーキ 料理の続き左上:吸物・甘鯛昆布巻、右上:蒸し物・鱶鰭入り茶碗蒸し、左下:焼物・牛肉と茄子の挟み焼き、右下:煮物・鯛カマの煮付け。生ビールで乾杯し、純米吟醸「山水閣」750㎖を二人であける。
雪の中の温泉旅行で外に出ての観光は難しいと考え、湯治部に卓球台があることを知っていたので卓球ラケットを持参してなまった体を動かそうと小一時間ラリー打ちをやって毎日暇をつぶした。卓球場は外と同じ極寒の気温だったが、ラリーを続けていると体が暖まった。 湯治部三階脇の急階段を上がった建物、昔は旅芸人芝居、映写もしたのかを思わせる空間に卓球台が置いてあった。利用する人がいないのか放置状態だが清掃はされていた。壁にステンドグラスパネルがあって昔の賑わいが想像されるレトロな空間。

旅を終えて

三年ぶりの大沢温泉「山水閣」を訪れて思うことは、冬は観光しに出かけるにはなかなか難しいが、スキーはできそうだ。五つある温泉はすばらしかった。夕食の懐石料理はまた来たくなるほど美味しい料理で、朝食バイキングも内容が充実したものだった。

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