終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

頼られると断れない私

2019年05月12日 | 薪ストーブの暮らし

デッキテーブルを作りたいなら、自分で挑戦した方が楽しい

人に頼まれたり、お願いされるということは、嬉しいこと。「デッキテーブルを作りたいから丸太を半分に切ってくれますか」と頼まれたら受けるしかない。

心の中では、杉丸太はご自由に使ってもいいし、16インチのチェンソーを持っているんだから、ご自分でおやりになってみるのも面白いのではと思ったが。

まあぁ~、人から頼りにされることは喜ぶべきでしょうね。私だって人に頼んで解決を考えることがある。ここは喜ぶべし、忖度人間の私は人の目ばかりを気にして生きている人間だ。

ご近所付き合いは厄介だ、とにかくトラブルだけは回避したい。

独り言を言いながら変な義務感を抱きつつ、腰痛の腰にコルセットを締めて作業にかかった。人に頼むより頼まれるほうが気持ちがいい、人にしてもらうより、人にしてあげればストレスから解放されると自分に言い聞かせ、綺麗に割れた木を見て自己満足に浸る。

右のように杉丸太もいっぱいあって、どう消化しようか思案中なんだ。これだってほんの微力ではあるが作業を手伝って手に入れた杉丸太だ。野ざらしで放置して腐らしてしまってはもったいない。

焚きつけようには量が多すぎるし、いよいよカービングで遊ぶか、愛好家にあげるか、やっぱりデッキテーブルになってしまうのか。

どちらにしても丸太を動かすことは大変な作業だ。同じ太さの丸太でも広葉樹は針葉樹よりかなり重いように感じる。軽い針葉樹(スギ、ヒノキ)といえども、甘く見ると腰を痛めてしまう。

左のように丸太に吊り上げベルトを掛け、チェーンブロックで引き揚げていく。下に捨て板(丸太の切れ端)を土台に敷き最後までチェンソーで切り込む。

作業で危険を感じたのが、寝ている丸太を引き起こすとき、チェーンブロック三脚の重心が移動することで、三脚そのもののが転倒する危険があることだ。

三脚が均等な三角形に開いているか、三脚の不同沈下、単管の滑りは大丈夫か慎重な確認がいる。チェーンブロックが振れて頭に当たることがあるのでヘルメットを着用。

土台に載せた丸太はできるだけ垂直に立っているほうが作業がしやすい。水平器、下げ振りなどを使って見るのもいいだろう。樹皮を剥ぎ、丸太直径の半分になる垂直な線をマジックで印をつけて、丸太がぐらつかないか確認して準備は終わりだ。

チェンソーの手入れができていることが前提だが、ソーチェンの左右の刃の長さを均等に研ぐ、曲がる原因の一つが刃のバラツキが起因している。

木材を切る縦引き鋸は横引き鋸より刃が大きい、ソーチェンのデプスが少し強めに効いた刃を取り付けてもスギ丸太は柔らかいので良く削ってくれる。

丸太の切断方向だが、横切り、縦切りのどちらを選ぶかですね。横切りは長尺ものを切るには向いているが、真っすぐ水平に切っていくには熟練した達人の技が要りそう。

切断した丸太の長さは1.2メートル、縦切りは長尺ものには向かないが、身長ぐらいであれば誰でもできるでしょう。少しは参考になれば幸いです。