定年後は旅に出よう/シルクロード雑学大学(シルクロードを楽しむ会)長澤法隆

定年後もライフワークのある人生を楽しみたい。シルクロード等の「歴史の道」を調べて学び、旅して記録する楽しみ方を伝えます。

満州で拾った写真の持ち主や家族を探しています キルギス人のお願い

2018-07-28 14:51:05 | 中央アジアのシベリア抑留
 

7月25日(水)、17時30分から19時まで 在キルギス日本センターで「キルギスの日本人捕虜」と題して話をした。

前半は、中央アジアのキルギス、東部にあるイシククル湖湖畔の小さな村タムガで1946年から1948年まで抑留されていた武内栄さんへのインタビューのビデオの上映だった。

インタビュアーは、ビシケク人文大学で日本語を学び、国士舘大学に留学していたキルギス人の女性ジルディズさん。

通訳は、在日10年になる在日キルギス大使館書記官のチムール氏。キルギス人による、抑留された日本人へのインタビューは初めてのものだと思われる。

講演では、シルクロード雑学大学では、定年前や定年後も自分なりの目的をもって過ごしていくことを提案していて、シルクロードと自転車をメインに自分たちの活動をしていること。

中国の西安からイタリアのローマまでの15000キロを、夏休みを利用して少しずつ西へと進んでいたこと、そして2007年にタムガへサイクリングに行き「日本人と働いたことがある」というキルギス人に話を聞いたこと、

キルギス国防省の協力を得て、日本人抑留者がサナトリウムの中の一つの建物を建てた事を伝える「キルギス日本センター」を開設したことなどを話した。日本語を話せるキルギス人が増える事で、日本人抑留者の事を一緒に調べて、相互交流や相互理解に生かしたいとも伝えた。

今回のキルギスへの旅行では、日本人抑留者がカラコルまで行ってレンガをトラックで運び、調達してきたレンガ工場の目星を付けることができた。

講演のあとで、ひとりのキルギス人が駆け寄ってきた。友人の前在日キルギス大使リスベク氏も参加していて、通訳をして手伝ってくれた。リスベク氏の通訳によれば、

「おじいさんが満州で拾った写真を、持ち主や家族に返したい。写真に写っている人が、東洋人の顔をしているので日本人かと思って、在キルギス日本大使館に連絡をしたら、この講演の事を教えてもらった。明日10時に日本大使館へ行くので、あなたの話を聞いて、写真の持ち主を探したいので手伝ってほしい」
というのであった。この男性の名前は、チンギスさんだ。翌日の7月27日、午前10時に在キルギス日本大使館へ行き、大使館の書記官と一緒に
チンギスさんの話を聞いた。また、今朝、写真のデータがメールで送られてきた。

facebookやブログで紹介して持ち主を探すことにした。また、テレビや新聞の記者をしている知り合いにもメールを送って、協力をお願いしています。

こころ当たりのある方は、

nagasawa_horyu★yahoo.co.jp
(★マークを小文字の@マークに換えて)メールにてお知らせください。
電話042-573-7675 携帯080-7940-6040
でも受けています。

マスコミ関係者の問い合わせも歓迎してます。よろしくお願いします。

 




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