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昨日(2018年4月15日)、シルクロード雑学大学の定例会では、定年前に会社で研修会を受けたかを出席者に聞いてみた。
今年で70歳になるというYさんは、3か月後に早期退職したいと会社に申し出て、総務部と掛け合って急遽定年前の研修に参加を申し出たという。10年ほど前の話だが、急な退職だったようだ。
話の内容は、税金と年金を主とした定年後の経済面の話だった。趣味や生きがいに関する講座はなかったという。
ただし、学生時代に登山などのアウトドアに取り組んでいて、会社が忙しい時は中断していたものの、退職する5年ほど前から再開していたという。その中に、サイクリングも入っていた。それに若い時からシルクロードに関心があり、シルクロードに関する本は読んでいた。
そんなことがあり、定年後にシルクロード雑学大学に入り、トルコから西のルートに参加している。
最初に紹介している本の「定年後」(岩波書店)を開くと、
第1章 ひとりの旅立ち
第2章 仕事を創る
第3章 楽しむ、学ぶ
第4章 家族を見つめる
第5章 地域社会に生きる
第6章 終の住処
となっている。
定年後と話は変わるが、今の社会に通じるテーマが見える。
第4章の家族を見つめるの中に、大学を卒業して就職した息子が転職する話が出てくる。企業の側から語られることの多い転職だが、個人の立場に身を置いて考えれば、偏差値、倒産しない会社、聞こえのいい会社、給料のいい会社という視点で就職したが、自分が取り組みたいことと異なったり、自分を生かしているという味わい方ができなたったということだろう。もっても社会は大きく変わっており、どこの会社が生き残り、繁栄し、あるいは倒産や規模を縮小するか先が読めない時代だ。好きな仕事に取り組むことを、充実した人生ととらえる人が増えてきたように思う。
日本は、1964年の東京オリンピックの少し前までは、農業や漁業、林業を含めた自営業が圧倒的に多かった。それが急に、多くの人が大学へ進むようになり、サラリーマンになるようになった。だが、その生き方が大多数の人にぴったりしているか。ほころびが見え始めたのではないか。半農半Xという生き方が、少し前に語られるようになったが、自分に合った生き方を求める人が増えてきたように思う。
大学を出て転職し、あるいは好きなテーマに取り組むために大企業ではなく新興企業や自営業を選ぶ、そんな生き方を取材したいと思っている。企画書を出しても、大手の出版社は広告の関係から無理なテーマだと思うのだが。
定年後の過ごし方を模索していたら、上記の本を見てほしい。
シルクロード雑学大学のようなところで、他の定年退職者に過ごし方を聞いてみることもいい。
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この写真は、定年後に夫婦でバイクで旅行をしているカップルです。奥さんはサイドカーに乗っていると話していました。ボスニア・ヘルツェゴビナのホテルで一緒になったと思います。シルクロードを仲間と一緒にサイクリングしていると、いろんな国の人が定年後にシルクロードを旅行していることがわかります。彼らのと会話も楽しいものです。