一昨日(1月8日)、JR西国分寺駅の近くにある古代道路である東山道武蔵路跡へ行った。約1300年前に武蔵国分寺の脇を南北に通っていた道路の遺跡。団地の脇を南北に走っている約400メートルに渡る公園がある。時々散歩にいている。
古代道路を復元した公園は、遺跡を埋め戻した後、表面を舗装してある。公園と言っても、ブランコも鉄棒もない。ただ、舗装しているだけだ。車が通らないので、子どもの自転車の練習に利用している親子もあれば、通学路としても利用されている。幅は12メートルある。
下校途中に道路で遊んでいる中学生に聞いたところ、この公園が古代道路であることは中学校の授業で習っているのだという。
この公園の南側、約2分ほど歩いたところにも、東山道武蔵野路跡を利用した公園がある。
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以前、古代道路を推理して数回に分けて歩き、栃木県の壬生まで行ったことがある。その時は、日本歩け歩け協会のメンバーも参加していて、「1日に20キロも歩かないのは、ウォーキングじゃない」などと言われ、歩くだけだった。古代道路の雰囲気を楽しみ、川を渡るときには、洪水で移動した川筋の痕跡を見ると言ったゆとりもなかった。何よりも、当時70歳代の女性もいた。自分が働き盛りで体力がある時でも、様々な人がいると年齢も歩く目的も考慮しなければならない。
今年もう一度古代道路を歩いたりサイクリングで巡り、古代の人がどんな自然の中を移動したのか、人の移動を妨げた自然はどんなものだったのか、考えたり推理したり痕跡を求め、そして記録しながら巡りたいと思う。
シルクロードを旅したら、ローマ街道を調べて大西洋に臨むロカ岬まで歴史を調べながら旅してほしい。イスタンブールにローマ時代の水道橋が残っている。街の中なので観光客はみんな見ていると思う。その他に、バルカン半島やスロベニア、イタリアやフランス、スペインの田舎道や山の中にも、ローマ時代の橋や水道橋などがある。石の文化では、具体的に古代の土木技術などを現代に残している。
中国の秦の時代の宮殿の跡から、配水管としてる使われていた陶器の配管が見つかってもいる。10年くらい前には、その配水管を下水に利用している小学校があった。今でも探せばあるかもしれない。そんな発見を求めて、定年後は、仲間と一緒に「探検」として歴史と旅と読書を楽しみたい。
「完全踏査 古代の道」の付録「全国七道駅路図」
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