定年後は旅に出よう/シルクロード雑学大学(シルクロードを楽しむ会)長澤法隆

定年後もライフワークのある人生を楽しみたい。シルクロード等の「歴史の道」を調べて学び、旅して記録する楽しみ方を伝えます。

スペイン「巡礼の道」サイクリング その6

2017-06-24 21:01:11 | 2017スペイン『巡礼の道』サイクリング
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6月7日、ブルゴスからボアディジャ・デル・カミノまでの59キロを予定している。

「巡礼の道」にこだわる3名は、自転車でスタートしてCASTROJERIZまで約35キロをサイクリング、その後は車で移動することにした。

ブルゴスでも、朝早くから歩いて巡礼する人はスタートしていた。暑くなる前の午前中に歩く予定の様だ。午後も行動するのは、時間に追われる外国人だけなのか。



街をでると麦畑の中に道は伸びていた。傍らには赤い花が咲いている。



鉄道の線路をくぐった時に、歩いて「巡礼の道」を行くグループに追いついた。気仙宇迦の海岸で拾ったかホタテガイを渡そうとすると、次々と手が伸びてきた。こうして東日本大震災の復興への理解と応援が広がっていくのはうれしい。



ある街で強い日差しを避けるアt目に喫茶店に入った。かっこくから「巡礼の道」を歩いてきた人たちが壁にメッセージと思い出を記録していた。日本の1000円札も2枚に飾ってあった。シルクロード雑学大学長澤法隆の名刺と宮城県気仙沼の海岸で集めたホタテガイにメッセージを書いて、壁のデザインの一つとした。外に出ると韓国人の男性が「こんにちわ!」と日本語で話しかけてきた。韓国人の巡礼者の多さに改めて感心した。



小さな教会に立ち寄った。5か国語ほどで書いたパンフレットが置いてあった。小さいけれども名の知られた教会の様に感じた。向かい入れてくれたのは2名の高齢の女性だった。韓国人はお祈りをした後にスタンプを押してもらっていた。教会は何か所もを周ったが、どこも無料だった。



教会の前にある塔を見上げるとニワトリの置物が見えた。教会は開いていなかった。



教会の脇の日陰に座っている人のひとりが日本語を話した。午後2時には教会が開いてお祈りができ、スタンプがもらえるのだという。2時間以上ある。これが「巡礼」の本来の姿だったのかと納得した。異教徒の旅人としては少し寂しい思いをした光景だった。



その町を過ぎると「巡礼の道」は麦畑の中を進んでいた。午後のルートは暑いばかりだ。



風力発電が見えた。急な傾斜があり風があるのか。風に期待した。だが、目に見える風景とは別に道のりは遠かった。



むらにはパン屋はなく、車で売りに来るという村だった。普段は飲まないコーラでのどを潤した。



下り坂とはいえ、大きな石のころがるでこぼこ道、何とか下るとくずれた教会があった。



写真を撮っていると、



ここは元病院で、今では巡礼者の宿になっていることが分かった。隣にあるお店でジュースを頼むと、無料でスイカと豚肉をごちそうになった。巡礼者に対する施しなのだろうか。本当で無料でもらっていいのか。ちょっと戸惑った。日本という貨幣経済の社会に住んでいると驚くことが続いた。



一部は舗装だっろだったが、でこぼこ道への道案内があった。



宿泊する村に到着すると、宿の前にある教会にいくつもコウノトリの巣があった。



自転車は、花瓶と化していた。こういう光景はアルメニアにもあった。人工物だが、風景の中にとけ込んでいた。

この村を歩いてみると、日陰で二人の女性が歌を歌っていた。目的はわからない。
実は、参加者の一人がこの日誕生日だった。ケーキでも買えないかと歩いて探した。だが、お店などない村だった。



スタッフが隣りの町まで車を飛ばして、ケーキに代わるものを買ってきてくれた。誕生におめでとうございます。スタッフに感謝。ありがとうございます。

「ツール・ド・シルクロード20年計画」の様子を紹介しているビデオを見る。

「スペイン『巡礼の道サイクリング』 その7」を見る。

「スペイン『巡礼の道サイクリング』 その7」を見る。



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