定年後は旅に出よう/シルクロード雑学大学(シルクロードを楽しむ会)長澤法隆

定年後もライフワークのある人生を楽しみたい。シルクロード等の「歴史の道」を調べて学び、旅して記録する楽しみ方を伝えます。

「支倉常長の『ローマへの道』サイクリング2019」参加者募集中

2018-12-21 14:33:13 | 2019スペインサイクリング


「支倉常長の『ローマへの道』サイクリング2019」参加者募集のお知らせ

ルート:マドリッドからバルセロナまで(約700キロ、日程の都合で6割から7割の走行をめざしています)

  


日程:2019年4月9日(水)~17日(金)
      4月9日成田集合 出発
        11日自転車でマドリッド郊外を出発
        15日バルセロナへゴール
        16日バルセロナ発帰国へ
        17日成田到着

ルートを選んだ理由:約400年前に慶長遣欧使節として支倉常長をはじめとした約180名がサン・ファン号という船で日本を出発。約150名がメキシコで商売目的だったために下船。メキシコを横断して約30名が支倉常長と一緒に、商業船でスペインを経由してローマをめざしました。
スペインで滞在を希望する者もいて、実際にローマに行ったメンバーは16名だったとされています。彼らが巡ったスペイン国内のルートを、マドリッドからバルセロナまでサイクリングします。途中で、支倉常長が立ち寄ったり、宿泊したと思われる街を通るようにします。参考資料は、掲載している通りです。



また、16名の中の4名は足軽だったとされています。長澤の友人のひとりに「先祖は支倉常長と一緒にローマに渡った足軽だった」と、家に代々伝えられているという友人がいます。彼が子供の頃は、代々伝わる足軽の先祖がローマ方法からいただいたというインク壷があったといいます。

友人が、そのインク壷に再開したのは、2018年1月10日 NHK BSプレミアム で放送された番組「慶長遣欧使節の謎に迫る 400年目の真実」だと言います。2年程前に、友人の弟さんが気仙沼市に住んでいるので会って話を伺った時「インク壷は、親戚にあったが、2011年の津波でなくなったと思う」と、私は聞いていました。そんなこともあり、インク壷があることに驚きました。また、テレビ番組でインク壷の持ち主と紹介されていたのは、従弟の奥さんだったとのことです。インク壷が従弟の所にある、これも友人に問ては初耳だったとのことです。こんなことと並行して、友人の編集した母親の文集、親戚の人が出版した本を入手して調べました。


一番右の写真は、友人の気仙沼市にある先祖代々の墓。月の彫り物があり、スペインの教会で見た墓に月が描かれている点で共通していると思われる。

このようなことから、支倉常長がローマに渡ったルートをサイクリングします。足軽の一族の墓の一つに、月の彫り物があります。スペインの教会でお墓を見て、月の彫り物や紋章に使われているかを調べながらのサイクリングを楽しみたいと思います。参加者には、それぞれの目的があると思います。自転車で走るだけが目的ではなくスペインの文化に触れながらサイクリングしたいと思います。参加を希望する方は、この点を理解してください。

募集人員:11名
参加費:43万5千円(ほかに事務経費2万円、燃料チャージ、空港使用税などが必要です)
備考:スペインで自転車をレンタルすることもできます。スペインに到着後、旅行会社に各自で支払ってください。1日1500円位です。
主催:シルクロード雑学大学
問合せ:シルクロード雑学大学 042-573-7675、080-7940-6040 nagasawa_horyu★yahoo.co.jp(★を@マークに換えて送信してください)


講座「支倉常長と足軽、その『墓』の謎」

2018-12-21 12:40:29 | 2019スペインサイクリング
   
左/スペインのコリア・デル・リオという街にある支倉常長の像のタイル絵、中/支倉常長の像、右/気仙沼市にある足軽の一族の墓

シルクロード雑学大学の定例会、講座のお知らせ

講座: 「支倉常長と足軽、その『墓』の謎」

講師:長澤法隆(ながさわ ほうりゅう、シルクロード雑学大学主宰、フリーライター)

内  容:遣欧使節の支倉常長らがスペイン経由でローマへと渡ったことは、教科書でも教わっている。また、帰国後、支倉常長は52歳で亡くなったと教わっている。だが、支倉常長の墓と伝えられているのは3か所にある。また、支倉常長の死は51歳から84歳までと様々だ。一方、支倉常長と一緒にローマに渡った足軽の帰国後の消息に手掛かりはない。先祖は支倉常長と一緒にローマに渡ったと伝わる友人の実家の墓の謎を追い、スペインと日本を結んで、歴史と旅を楽しんでいる様子を話します。

講師プロフィール:新潟県生まれ。法政大学卒。1991年・1992年に敦煌からカシュガルまで西域南道をラクダで旅行。1993年「ツール・ド・シルクロード20年計画」を提案。中国の西安からローマまでを20回に分けて自転車で仲間と一緒に見聞。ユーラシア大陸と日本人の関わりの歴史に関心を持ち、支倉常長の遣欧使節に注目。歴史と旅を楽しむ定年後の過ごし方を提案している。東京都国立市在住。

 
左/「巡礼の道」を歩いいるスペインの高校生、右/気仙沼から持参したホタテ貝をもった巡礼者

日 時:2018年12月22日(土)15時~17時/予約不要
会 場:JICA地球ひろば 大会議室(東京都新宿区市谷本村町10-5、JR市ヶ谷駅下車 徒歩10分)
資料代:500円/誰でも参加できます。
備考:13:30~14:30には、2019年に計画している遠征の準備会議 (13:30~14:30)を行います。
主催・問合せ:シルクロード雑学大学 ☎042-573-7675 http://silkroad-tanken.sakura.ne.jp/
               メールnagasawa_horyu○yahoo.co.jp(○を半角@マークに換えてください)


 
  
上左/スペインの教会の中にある墓に描かれた家紋のようなもの。足軽の墓と同じように月が描かれている、上右/スペインの教会の中にある博物館に展示されていた石、月の彫り物がある。
下左/サイクリングで「巡礼の道」を行く南米からの巡礼者、下中/巡礼路を行く参加者、下右/巡礼で訪れた教会

関心のある人は、下記の資料を参考にしてください。

   

「支倉常長 欧州使節もう一つの遺産 その旅路と日本姓スペイン人たち」は、Amazonで1200円くらいより。
「仙台領 キリシタン秘話 迫害と流血の記」は、Amazonで1000円くらいより。2冊本ですが、下巻にあたる「興隆期編」の値段は調べてください。現在はありませんでした。日本の古本屋というサイトにはあります。国会図書館にはあります。
「東北不思議探訪 歴史・民族の不思議を歩く」は、Amazonで900円くらいより。
「みちのくのキリシタン物語」は、Amazonで1000円くらいより。

   
「ヨーロッパに消えたサムライたち」は、Amazonで400円くらいより。スペインの南部にあるコリア・デル・リオという街には、「ハポン」という姓の住民が700名ほど住んでいる。スペイン語で「日本人」という意味だ。彼らは、先祖は日本人だという。スペインに留学以来このことを追い続けた著者の作品。
「東北のキリシタン殉教地をゆく」は、Amazonで400円くらいより。
「伊達政宗と慶長遣欧使節」は、Amazonで500円くらいより。これは1冊だけ。2冊目からは1500円以上になります。
「東京周辺 キリシタン遺跡巡り」は、Amazonで100円くらいより。

2019年、支倉常長の足跡を巡りスペインをサイクリング・説明会、定例会のお知らせ

2018-09-19 15:30:47 | 2019スペインサイクリング
    

9月の定例会のお知らせ

日時:9月23日(日) 13時30分~17時
          13時30分~14時30分 11月に延期となった「アムダリアからカスピ海へ旅する カラクム砂漠横断サイクリング トルクメニスタンをゆく」参加者の打ち合わせ。
          15時~17時 2019年に4月9日から17日 「支倉常長の『ローマへの道』サイクリング」スペインの説明会

会場:JICA地球ひろば2階 201AB室 (JR市ヶ谷駅下車徒歩10分、新宿区市谷本村町10-5)

参加費:500円

  

問合せ・事務局:シルクロード雑学大学 042-573-7675 メールnagasawa_horyu▲yahoo.ne.jp(▲を半角の@に換えて使用してください)

参加受付中
トルクメニスタンへの遠征(「アムダリアからカスピ海へ旅する カラクム砂漠横断サイクリング トルクメニスタンをゆく」)は11月10日~22日に変更しました。今からでも参加申し込みできます。


>今後の定例会の予定


10月21日(日) 13時30分~14時40分 海外サイクリング準備会議
       15時~17時 法政大学探検部に所属していた時、玄奘三蔵の足跡を巡る旅をめざした体験を話していただきます。
             講師:坂口篤史氏 探検家 探検家の酒場「バー モーリー/bar Morrlü」を神楽坂で経営している。
https://www.facebook.com/morrlv/

内容:玄奘三蔵の足跡を追体験したいと考えて、できるだけ玄奘三蔵がシルクロードへ旅立った時代のようにできるだけ人力であるいはラクダや馬と言った荷役運搬を担っていた家畜と旅したいと旅のスタイルを考えた。西安では変速機のない人民自転車をトルフ買ってァンまで進み、トルファンでロバを買ってベデル峠をめざしたかった。だが、中国とキルギスの国境は、玄奘三蔵が通ったと思われているベデル峠では開いていなかった。やむなく目的地をカシュガルに変更した。同行のロバの調子が悪くクチャで旅を終えた。神楽坂で営業している探検家の酒場「バー モーリー/bar Morrlü」の名称は、一緒に玄奘三蔵の足跡を踏破したロバの名前。
       会場:JICA地球ひろば6階 600号室
       参加費:1000円

  


11月4日(日) 13時30分~14時40分 海外サイクリング準備会議
       15時~17時 7月に行ったキルギスの日本人抑留者の足跡を巡る旅の報告
       会場:JICA地球ひろば2階 大会議室
       参加費:1000円

  

12月22日(土)  13時30分~14時40分 海外サイクリング準備会議
       15時~17時 11月に行くトルクメニスタンのカラクム砂漠横断サイクリング・抑留者の慰霊碑を訪ねる旅の報告
       会場:JICA地球ひろば2階 大会議室
       参加費:1000円

    
   
問合せ・事務局:シルクロード雑学大学 042-573-7675 メールnagasawa_horyu▲yahoo.ne.jp(▲を半角の@に換えて使用してください)