定年後は旅に出よう/シルクロード雑学大学(シルクロードを楽しむ会)長澤法隆

定年後もライフワークのある人生を楽しみたい。シルクロード等の「歴史の道」を調べて学び、旅して記録する楽しみ方を伝えます。

「ツール・ド・シルクロード10年計画」2019 トルクメニスタン  参加者募集中

2018-11-05 10:15:34 | 2019トルクメニスタン サイクリング

海外サイクリング 参加者募集中

タイトル:「ツール・ド・シルクロード10年計画」2019 アムダリアからカスピ海へ旅する カラクム砂漠横断サイクリング
                      アムダリア~アシガバード~キジル・アルバド間 約700キロ


日程:2019年5月11日(土)~5月23日(木)
        5月11日(土) 羽田から出発
        5月14日(火) アムダリア東岸をスタート
          19日(日) アシガバードに到着
 20日(月) トルクメンバシで日本人抑留者が建築に関わった建物や道路を見学、日本人抑留者の慰霊碑を巡る。
          22日(水) アシガバード出発
          23日(木) 羽田着

※5月15日には、メルブの遺跡を見学します。世界遺産に登録されており、キリスト教、仏教、イスラム教の遺跡が発掘されています。この遺跡は、古くから栄えていて、シルクロードの古くからの都市にふさわしく様々な民族が行きかったことが、それぞれの宗教の寺院や教会の遺跡が発掘されていることからわかります。まさに文明の十字路であり、民族の交差点であり、文化のるつぼです。この遺跡ではのんびりと歩いて散策したいと思います。
また、日程は現地の事情により変更することがあります。


【募集人員】サイクリング、バス移動(サイクリングしない人の参加も可能) 合計15名(先着順)
【参加費用】50万円(予定。別途、事務・報告書経費等2万円、燃料チャージや空港使用税などが約2万円必要となります)

【ビザに関して】トルクメニスタンは、個人が自由に旅行することができません。団体がツアーとして、事前に決められたルートと日程を旅行することになります。トルクメニスタンに入国するにはビザが必要です。ビザは、旅行業者が大使館にパスポートを持参して行います。事前に、トルクメニスタンの旅行会社を通して招聘状を取り寄せる必要があります。また、ビザの申請には、写真1枚と6000円(60ドル)ほどが必要です。
【参加申込】参加費用の一部として、17万円を納めると同時に、名前と住所、パスポートの有効期限などをお知らせください。すぐに航空券の手配をします。

【トルクメニスタンと日本人抑留者】
中央アジアにあるトルクメニスタンには、戦後、ソビエトによって捕虜とされた元日本兵や一般人が抑留されていました。日本人が抑留されていたのは、カスピ海の港町トルクメンバシ(旧名クラスノボトスク)です。約1800名から薬2200名が抑留されていたと記録されています。日本人抑留者は、オペラハウスの建設、アパートの建設、空港ま道路のまでの建設などに従事させられていました。
現地で亡くなった日本人抑留者は、約70名から約200名と伝えられています。1995年には、クラスノボトスクに抑留されていた元日本兵や家族が現地を訪れて、慰霊碑を建てています。

トルクメニスタン入国するにはビザが必要です。ビザの発給は厳しく個人には発給されません。ガイドと車と運転手を雇って、団体ツアーという形で旅行する場合に限ってビザが発給されます。私たちは、団体旅行として申請して、ビザの発給を受けます。

また、トルクメンバシに抑留された小林英夫さん(95歳、東京都小金井市在住)が、抑留中の様子を帰国後に絵として記録していることを知りました。その絵は、舞鶴引揚記念館に寄贈されており、ときどき展示されているとのことです。舞鶴引揚記念館から絵のデジタルデータを預かり、日本人が建設に関わったオペラハウス(現地では文化宮と名付けている)に展示してもらい、日本人抑留者が関わって建設していることを地元の人や子どもたちに伝えたいと思います。

トルクメンバシは、観光地ではないので訪れる機会は少ないです。自転車に乗らない人も、この機会にトルクメニスタンにある収容所を訪れ、日本人抑留者のことをしり、周りの人に伝えてほしいと願っています。特に、トルクメニスタンに抑留された方の家族にはぜひとも参加してほしいと思います。

企画主催:シルクロード雑学大学(歴史探検隊)
〒186-0003東京都国立市富士見台3-7-3-4-301
電話042-573-7675 nagasawa_horyu〇▲yahoo.co.jp(〇▲を@に換えて送信をお願いします)
ホームページ http://silkroad-tanken.sakura.nae.jp/

地図:



参考資料/写真:

 
「週刊シルクロード紀行 メルブ」/右記の本に長澤が書いた体験記「シルクロード自転車紀行14」

 
「シルクロードの未知国」緒方修著、芙蓉書房出版刊/世界遺産・メルブの遺跡 仏教遺跡の中では最も西にある



昼食のために休憩した沙漠の中のレストラン/世界遺産・メルブの遺跡に近いマリーにあるホテル

 
道路脇にあるキャラバンの遺跡、イランが近いのでガラスの遺物が落ちていた/沿道にあった検問


カラクム砂漠


メルブの遺跡の一部


世界遺産・メルブの遺跡で遊ぶ地元の子供たち