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昨日(2018年11月23日)、立正大学ウズベキスタン学術交流プロジェクト公開講演会と地平線会議の報告会に参加した。
立正大学では、中央アジアにあるウズベキスタンの南部の遺跡で発掘を続けている。このプロジェクトを中心とした講演会だった。
関心を持ったのは、アフガニスタンとの国境となっているオクサスという川の近くにある遺跡の発掘から、インドからこの地域に仏教が伝わったのは紀元前3世紀過ぎから紀元前1世紀ころと遺跡から推定されていること、大乗仏教も小乗仏教も同時に伝わっていることだった。
玄奘三蔵の記録によれば、玄奘三蔵がサマルカンドに到着した時にゾロアスター教徒の小僧に追いかけられたとの記述がある。これは7世紀のことだ。ゾロアスター教は、サマルカンドのあたりでは長く信仰の対象だったのだろうか。この当時、仏教の影響は少なかったのだろうか。講演を聞き間違えたのかもしれないので、来年の2月の行われる報告会楽しみにしたい。
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立正大学での講演会が終わると、直ぐに高田馬場へ行き地平線会議の報告会に参加した。
報告者は岡村隆さん。8月にスリランカのジャングルに入り古代シンハラ王朝時代の仏教遺跡を発見。さらに、スリランカの先住民の岩絵も発見。だが、その意匠がこれまでの絵柄と異なるとのこと。これも報告書が待ち遠しい。
岡村さんは、法政大学探検部のOBで定年退職後の70歳。今回の探検では、社会人の参加者3名が時間の都合で途中で帰国。学生の参加者も2名は、キャンプ地の荷物を猿などの野生動物から守るために、寺院の発見につながった調査地点へは行けなかった。安全第1とはいえ、岡村さんもつらい判断をしなければならない場面があったのだと思った。
これまで、「ツール・ド・シルクロード20年計画」では、トルファンで熱中症の危険を疑われる参加者に「バスに乗って」といっても、「大丈夫です」といって自転車にしがみついていたケースがあった。他のメンバーは時速20キロで進むのに、このおばさんは時速10キロほど。危険なのでみんなが時速10キロで進んだ。そのために、ホテルに到着する時間が遅くなり、自由時間にトルファン独自でイランから伝播したと言われている地下水路・カレーズを見学する時間がなくなった。その反対に、暑い屋外で長時間いなければならなくなった。時速が遅くなった分だけ、風を切って走るサイクリングが、熱風の中でのろのろとあえぐサイクリングになった。他のメンバーも危険にさらされる結果となった。
本人だけでなく他の参加者にとっても危険な状態となった。テーマがはっきりしないサイクリングの厳しさを実感したのだった。
岡村さんは、探検の前に毎月一回参加者が集まってスリランカの歴史や文化、自然を理解したうえで出かけるようにしていた。この点はとても参考になった。シルクロード雑学大学の今後の取り組みや参加者の姿勢も、新たにしたいと思った。
岡村さんの話も、シルクロード雑学大学のメンバーにも聞いてほしいと思った。
尚、岡村隆さんのスリランカでの探険は、すでにある新聞社が取材しており、近々紙面で紹介される予定だ。楽しみだ。