定年後は旅に出よう/シルクロード雑学大学(シルクロードを楽しむ会)長澤法隆

定年後もライフワークのある人生を楽しみたい。シルクロード等の「歴史の道」を調べて学び、旅して記録する楽しみ方を伝えます。

支倉常長とローマに渡った足軽の子孫も参加、12月22日JICA地球ひろば

2018-12-13 13:16:56 | 講演会
  

2年程前に、「うちの先祖は、支倉常長と一緒にローマに渡った足軽だと、子どもの頃に母から聞いている」という友人から、出身地の気仙沼市に今も住む弟さんを紹介してもらった。弟さんの案内で先祖代々の墓を訪ねた。「墓に『☽の彫り物』があるのは珍しい」と弟さんは話していた。弟さんは、気仙沼市役所の市史編纂室に勤務して、たくさんのお墓を見てきたらしい。市史編纂室に勤めている時に、先祖から伝わるローマ伝来のインク壷も写真に収めたという。

12月22日(日) シルクロード雑学大学の定例会では、長澤が「支倉常長と足軽、その『墓』の謎」と題して話をする。来年の4月に計画している「支倉常長の『ローマの道』サイクリング2019」のルートや目的も含めて話をする予定だ。

 
私に「先祖が支倉常長と一緒にローマに行った足軽だ、と伝わっている」と話してくれた友人から手紙が届いた。先日会った時に、スペインで撮り友人の先祖につながるような写真を手渡し、手元にある資料の中であまり入手できそうも無いものをコピーして送付していたのだった。


手紙、その続き。

支倉常長の事は、いろんな人が本を書いている。だが、一緒にローマに渡った足軽に関しては、帰国後にどのように暮らしたのか。キリスト教徒として生活したのか。キリスト教を禁止されて、仏教徒になったのか。何処に住むことになったのか。仕事は、家族は‥‥。何もわからない。研究している人もいないようだ。そんな風に感じて、資料を集めたり、自転車で巡ったりしていた。来年には、友人と一緒に、先祖代々の墓に行こうと話し合っている。何しろ山奥だ。友人の親戚の宿泊したりしたい。楽しみにしている。自転車で山道を進むのか。

友人の家には、先祖から伝わっているインクツボがあったという。このインクツボは、「支倉常長と一緒にローマに行った先祖が、ローマ法王からもらったもの」だと聞いて育ったと友人は言う。手紙の主でもあるその友人が、12月22日の定例会に来るという。友人は、宮城県気仙沼市の出身。宮城県にある国立大学を出て、出版社に定年まで勤めた。埼玉県内に住んでいる。

インクツボは、2018年1月10日にNHKのBSプレミアムという局で「慶長遣欧使節の謎に迫る 400年後の真実」と題して放送されたらしい。シルクロード雑学大学の会員・関根実さんが、録画したDVDを送ってくれた。番組には、インク壷も出てくるらしい。友人の話によれば、インク壷の持ち主として番組に出演していたのは、従弟の奥さんだという。この番組を見て、はじめて友人がインク壷の現在の所在を知ったという。
残念ながらパソコンでは、DVDを見る事ができなかった。プレーヤーだったら見られるのか。定例会の会場であるJICA地球ひろばには、プレーヤーもあるので見たいものだ。

尚、定例会は、12月22日(土) 15時から17時。資料代500円。会場はJICA地球ひろば大会議室(JR市ヶ谷駅下車徒歩10分)
問合せは、080-7940-6040 シルクロード雑学大学長澤法隆
まで。

 
スペインのコリア・デル・リオという街にある支倉常長の像。この街には「ハポン」という姓の人が約800人住んでいるという。「ハポン」は、スペイン語で日本という意味だという。先祖に日本人を持ち、混血は進んでいるが、中には蒙古斑のある子供もいるのだという。一般的にスペイン人の子どもたちには、蒙古斑はないという。スペインの教会にあるお墓にも、「☽の彫り物」はあった。

尚、友人の手紙に「楽しいお酒」とあるが、お酒を飲んだのは友人とその仲間たち。出版関係者だった。私は烏龍茶。22日に30分くらいは一緒に静かにお茶を飲みながら、資料を基に話を聞きたい。


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