昨日の定例会、講師の宍戸茂さんの話はおもしろかった。
「幻の湖」と言えば、タクラマカンのロプノールが有名だ。
ところが、今回の講演での宍戸さんの話題に上ったのは、河西回廊の酒泉の北500キロほどのところにあるガジュン・ノールという湖。
シルクロードの放送で有名なテレビ局の番組の関連で出版された本だが、写真のキャプションで「ガジュン・ノール」と説明されている。
だが、この湖は干上がっていて水がないのではと思った宍戸さんは、現地を旅行している。著者である専門家にも手紙で問い合わせている。
その結果、ガジュン・ノールは干上がっていて、本で紹介されているのは他の湖の写真であることが分かったという。著者からも編集者からも、指摘を受け入れる手紙が届いたという。
宍戸茂さんは、定年後に、北京大学、雲南民族大学へ留学している。その体験をもとに「西南シルクロード」という本も朝日出版社から出している。
シルクロードを旅するには、資料を読んで知っておくことも大事だと実感した。
また、宍戸茂さんは、シルクロード雑学大学のホームページでこの時の旅の様子を連載中だ。
この連載を読むと、居延沢という干上がった湖で拾った丸い石が、帰国後に調べたところむかしの武器の「弾」だったことが分かったという。
また、キルギスの博物館や中国のイリの博物館でもこれらの武器が展示されていたという。イリの博物館は、仲間と一緒に行ったサイクリングの際に見ている。だが、気が付かなかった。
考えてみれば、ウズベキスタンのブハラのアルタ城遺跡でもこの武器はたくさん見ている。だが、私にはわからなかった。
シルクロードを旅する際には、シルクロードの歴史を知ることで発見が多いことを知った。むかしの暮らしや武器の様子も理解することにつながるだろう。
定年後のシルクロードのサイクリングやハイキングでは、この視点を持つだけでも博物館や遺跡の歩き方が豊かになったような気持になった。懇親会での話も楽しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/39/bf4fdcf52da2606c2cb12625ccca6402.jpg)
「幻の湖」と言えば、タクラマカンのロプノールが有名だ。
ところが、今回の講演での宍戸さんの話題に上ったのは、河西回廊の酒泉の北500キロほどのところにあるガジュン・ノールという湖。
シルクロードの放送で有名なテレビ局の番組の関連で出版された本だが、写真のキャプションで「ガジュン・ノール」と説明されている。
だが、この湖は干上がっていて水がないのではと思った宍戸さんは、現地を旅行している。著者である専門家にも手紙で問い合わせている。
その結果、ガジュン・ノールは干上がっていて、本で紹介されているのは他の湖の写真であることが分かったという。著者からも編集者からも、指摘を受け入れる手紙が届いたという。
宍戸茂さんは、定年後に、北京大学、雲南民族大学へ留学している。その体験をもとに「西南シルクロード」という本も朝日出版社から出している。
シルクロードを旅するには、資料を読んで知っておくことも大事だと実感した。
また、宍戸茂さんは、シルクロード雑学大学のホームページでこの時の旅の様子を連載中だ。
この連載を読むと、居延沢という干上がった湖で拾った丸い石が、帰国後に調べたところむかしの武器の「弾」だったことが分かったという。
また、キルギスの博物館や中国のイリの博物館でもこれらの武器が展示されていたという。イリの博物館は、仲間と一緒に行ったサイクリングの際に見ている。だが、気が付かなかった。
考えてみれば、ウズベキスタンのブハラのアルタ城遺跡でもこの武器はたくさん見ている。だが、私にはわからなかった。
シルクロードを旅する際には、シルクロードの歴史を知ることで発見が多いことを知った。むかしの暮らしや武器の様子も理解することにつながるだろう。
定年後のシルクロードのサイクリングやハイキングでは、この視点を持つだけでも博物館や遺跡の歩き方が豊かになったような気持になった。懇親会での話も楽しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/39/bf4fdcf52da2606c2cb12625ccca6402.jpg)