消費税増税⇒ 衆院特別委員会（６／２５）の動画

　ノ～ダ総理が答弁の中に“ちりばめる”、《待った無し》、《政治生命を掛けて》、《千載一遇の》、などの修飾語の数々を発すれば発するほど《あの、街頭でのシロアリ演説》と重なってきて、総理と言う実態がいかに空虚なものであるかと言う思いを、呼び覚ますだけでなんら答弁の文脈、文意が頭の中に《スッ》と入ってこない。

　その答弁を聞いて《国民を人質》にしての、国会答弁は辞めて頂きたいと思ったのは、筆者だけでは無いであろう。　　
国民が、政権交代に期待したのは、《消費税増税》では無くて、《既得権益層の破壊》と《所得格差の解消》であって、《生活の格差拡大》をお願いした訳ではない。
　民主党になってからの船頭の能力の無さは、今更、言葉を尽くさなくても、３年間の足跡を振り返れば、ダッチロールどころではないのが、忘れっぽい頭の中にもしっかり刻み込まれている。


　今日の衆議院発言者一覧　及びその動画は下記ＵＲＬ
　　　http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=41948&media_type=wb

　みんなの党、江田けんじ氏の『増税する前にやることが有るだろう』発言を含む、恐らく筆者の気持ちに最も近いと思われる発言者であろう、同氏の発言は（７：４５：００）辺りから始まっていますが、発言者一覧の《江田けんじ氏》をクリックすれば、自動的に其処から、始まります。


　江田氏の主張は、消費税増税を否定しているのではなくて、『マッタナシ！』とする、ノ～ダ総理の『政治生命を掛ける』決意の前に、やることが有るでしょう・・・！　と言うことでした。　　
政治生命を掛ける、その前の政治的課題が有るでしょう・・・。　と言うことでした。　　そして、有る意味国民にとって重大な増税案件を、《大政翼賛会》状態で進めることへの、危険性に疑義を訴えてもいました。

　現在の日本の経済状態はデフレの真っ最中、その中での増税は、決して税収が上がると言う実態には無らない・・・と言うことを、江田氏はこれまでもずっと言い続けている。　
その根拠として、財務省のホームページから取ったとする数値を、フリップにして説明を続けていた。

　　日本は世界最大の貯蓄超過国　（１，４８８兆円）
　　国債保有先　　　　　　　　　　国内資本（９５％）　外国資本（５％）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１%前後の低金利で安定的に消化されている　
　　日本は世界最大の経常黒字国　（１７兆円）　債権保有国（２５２兆円）
　　　　　　　　　　外貨準備高　　　（１００兆円）
　　　　　　　　　

　　身を切る国会議員の歳費削減、公務員の給与削減、富の再配分あるいは付き過ぎた格差の縮小（貧困者の家庭生活の確保）等の、政治課題を置き去りにしての増税論議、聞く耳は持たなくても明日には、衆議院で採決されるようである。

　パペットと化した、ノ～ダ総理。　　バカで無いなら理解した上で、官僚の言う通りと事を進めているのだろう。　　財務省官僚は、財務省ホームページ（所謂国民）向けと、ノ～ダ総理やパペット政府筋へのマインドコントロール用と、（江田氏の言葉をそのまま聴けば、）二つの舌を、使い分けけている事になる。

　ＰＳ：　新党きづな…　中後淳氏の発言も聞かないでは、勿体無いかな・・・。