私が生まれ、育ったた町に私の「書」が掛けられた。
魚屋町の「秤屋(はかりや)」さん。
ここのおばあちゃんの事も知っている。
「はかり」の事を「ちきり」と教えてくださったのもここのおばあちゃんだった。
このお店は明治43年創業の老舗、
ここの看板の依頼を受けたのが昨年秋、施主の藤本さん、施工の宮本さんと私とまず木(板)を見に行った。
そして、「はかりや」さんの看板を書かせていただいた。
晴天の中大きな看板は6人がかりで設置された。
杉板は樹齢130年以上のもの、ここの老舗は110年・・・この看板はゆっくりゆっくりこの店にこの町になじんで行くのだろう。
こんな貴重な機会をいただいた私は本当に幸せものだと思う。
全てに感謝です。