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穢す その美しい言葉の響き

2009-06-15 | 環境

続 言霊 ~「言葉」を穢す~

この記事にとても反応してしまったのですが、まず 「穢す」という言葉が美しいなと。
日本語の中で普段は使われない言葉があります。

だいぶ前に料理の味について「淡い」という表現を使われたことがありました。
塩味の事ですが、普通 「薄い」 という表現になると思っていたのですが、それもありかなと妙に納得してしまった記憶でした。
これを聞いたのは沖縄で、建築現場で働く人がラーメンを食べて言った一言でした。
沖縄方言で「あふぁい」と。
初めはよく分からず頭の中で似た言葉を検索していましたが、「あふぁい」と「淡い」がイコールであると気がついたとき、万葉の言葉を今に残す沖縄文化の偉大さに頭の下がる思いがしました。


私が穢したいのは 「エコ」 という言葉です。
右も左もエコという言葉だけで思考停止に陥っています。
「これはエコです」と言われると無条件に受け入れてしまうその反応が間違いだと。

「リサイクル」 これも耳に響きの良い言葉になっていますが、リサイクルできるから良いとは言えません。
リサイクルするためのエネルギーが必要だからです。
ペットボトルのリサイクルではすでに省資源の意味から破綻していると以前にECOという名の消費で書いたのですが、この言葉は強力に人の意識に作用しているようなので、これからも書かなくてはいけないのだと感じています。




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