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時代の意識

2011-01-13 | 思うこと
子供に「ダイヤルって何」と聞かれました。
ダイヤルと言ってすぐに思いつくのは電話機、でも今はダイヤルを回す電話機など探そうと思っても中々探せない。
他には何かなかったかと思い巡らしても、テレビとか金庫位しか思いつかない。
テレビは「チャンネル」と言っていた様な。でも今は回すチャンネルなどありえないし、金庫もまた同じ。
結局身の回りにダイヤルは見つけられず、これでは知らないのも無理がないと気がついたのでした。

あえて教えなくても当然知っているはず、そんな物がいつの間にかなくなっている。
そして消えていく時は音も立てず静かに、気が付いたときはすでに無くなった後だったという場合が多い。
それは古い「物」に限らず、考え方や、ある時代の共通認識としてあったはずの「時代の意識」のように「物」ではない何かも含まれています。
後の時代から見ると、「意識」が忘れられて形だけ残っている習俗などは、なぜこんな事をするのかまったく分からなくなっていますが、「時代の意識」はその時代の人には当たり前すぎて説明も記録も必要なかったのでしょう。
きっと今現在も、自分では気が付かないだけで、今の「時代の意識」の中に私もどっぷりと浸かっているのだと思います。






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