19:50。
時計を見てふと思い出す。
近所のパン屋が20時までだということを。
別にパンを買わなければならないわけではないのだが、思い出してしまうと明日の朝にパンを食べたいような気になってしまう。
帰宅して落ち着きかかった重い腰を上げて、パン屋へと向かう。
パン屋につくと、なんとパン屋はシャッターを下ろしている。
ひざの高さくらいまでシャッターを下ろし、いかにもついさっきまで営業していた様子。
まだ20時前だというのに、もう客は入れないということか。
せっかく行ったのに・・・
20時まで営業というのだから、せめて20時までは客を受け入れてもらいたいものである。
さて、今日の昼飯は節約した。
節約する際に欠かせないのがふりかけ。
引き出しからふりかけを取り出し、それを懐に忍ばせて食堂へ。
おかずを控えめに、ごはんにふりかけをかけて食べる。
そこで突如襲ってくる刺激。
ツーン!という鼻を刺す刺激。
これはわさびだ。
しばらくふりかけを使っていなかったので忘れていたが、そのふりかけは辛いふりかけだった。
また、その刺激を私は今、家でも味わっている。
ヨメが合宿のつまみに買った「わさび茶屋」という豆。
合宿で手付かずで残ってしまったのを持ち帰ってきたため、今、私が少しずつ食べている。
これが鼻にツーンとくる刺激。
家で刺激的、そして会社でも刺激的。
私の鼻は最近刺激的である。
この刺激、鬼ヒゲ教官の刺激とはまったくの別物である。