今日の失敗 ４

今、ソバより悔しさを倍増させる情報が飛び込んできた。
今日の失敗　２で書いた内容に関することである。

私はイカ天を2本しか注文できなかった。
本当は3本注文したかったのに、2本しか注文できなかったのである。

ソバ『あの時、イカをもう1本注文されたら足りなかったんだよね。だから、逆に言えば3本注文したら揚げたてが出てきたんだけどね。』

揚げたて！
天ぷらにおいて、揚げたてほど魅力的なものはない！
それを逃してしまったということだ。

駄目な日は何をやっても駄目である。

今日の失敗 ３

今日の肉屋のことである。

ハムを買って帰ろうと思い、肉屋へ。
まず八百屋に寄って、それから肉屋へ。

肉屋には今日、私の前に1人並んでいた。
ふと見ると、先日私の2人前のオバハンに買い占められたアメリカンドックが今日も売られている。
値段は同じく1本50円。
心躍る私。
やはり4本買おうか。

すると、そのときいろいろ選んでいた女性（つまり、私の2人前）が声を発する。
「あ、あとアメリカンドック4本。」

残っていたアメリカンドックはちょうど4本だったらしく、その女性が買ったことで完売となってしまった。

今日も買えなかった。
今日も2人前の女性に買い占められた。

展示会をもう少し早く出ていれば・・・
そば屋に寄らずに帰ってきていれば・・・
八百屋に寄る前に肉屋にきていれば・・・
いくつもの自分の行動を後悔することになる。

今、アメリカンドックを食べたい気持ちである。

今日の失敗 ２

今日のそば屋のことである。

展示会の帰りに渋谷で乗り換えるので、ちょうどよいのでそば屋に顔を出せる。
昼飯が少なめだったので、けっこうがっつり食べたい気分である。

電車に乗りながらどうするか考える。
・やはりイカ天だ。
・イカ天そばに、イカ天を追加しよう。
・それだけではない、さらに攻めようか。『イカ天そばに、イカ天追加で・・・あとイカ天を追加。』と言ってみようか。
・久々に丼物も食べてみたいところだ。
・ソバの作るカツ丼を食べたい気分だ。
・ということは半カツ丼セットにイカ天を3本追加するか。
そんなことばかり考えていて、手に開いている本はちっとも読み進まない。

そば屋に行ってみると、店はまだ空いていて、厨房にソバがいる。
が、注文を取るレジカウンターに人がいない。
どうしよう、ソバに直接注文してよいのだろうか、、、と思っていると人がでてきた。

が、その人は私、初めて見る人かもしれない。
急に私を襲う緊張感。
いきなり初対面でイカ天3本はちょっと恥ずかしい。

そんな私の口から出たのは、『い、イカ天そばに、、イカ天追加で・・・』。
それだけである。
当初の予定のカツ丼はどこへいったのか。
当初の予定の3本目のイカ天はどこへいったのか。
こんなありきたりの注文をするためにそば屋に行ったわけではない。
今日は大きな仕事をするつもりで行ったのに・・・

結局、丼を注文しなかった分、胃も満ちたとはいえ食い足りない気分のまま店を出る。
今、カツ丼を食べたい気持ちである。

今日の失敗 １

今日の昼飯のことである。

展示会に行き、到着したのは昼ごろ。
前の会社は出展しているので、そこにいき前の会社の人と昼飯を食いにいく。

けっこうどの店も混んでおり、比較的すいているのはスパゲッティの店とインドカレーの店。
どちらにするか考え、インドカレーの店に。
こちらは1000円でバイキング形式。

まずはサフランライスとナンをとり、4種類あるカレーのうち3種類をとる。
これはまだ序の口、味見をしたら、気に入ったカレーでたっぷりカレーライスを作ってしまうことも可能である。

が、これが失敗であった。
一緒に行ったのはもうそんなに量を食べないようなオジサマ方。
私はオカワリ当然というつもりでいたが、彼らはおかわりをする気配がない。

なんとなく私も遠慮してしまい、オカワリすることなく店を出てしまう。

結局、食い足りないような中途半端な胃具合で終わってしまった昼食。
今、カレーを食べたい気持ちである。

朝から酒

朝から酒を飲んでいる。

日本酒のワンカップである。
天気のよい朝、日野駅前で酒を飲んでいる。

もちろん、私ではない。

今日はバスで通勤。
朝の８時過ぎ、バス停脇の植え込みで、そのジイさんはヨダレを垂らしながら酒を飲み続けている。
猫背であり、垂れたヨダレは股間のあたりにポタポタとおちている。
ある意味ではエロい。

強固なヨダレは口から15cmくらい、つららのように垂れたままである。
酒をグイっと飲んでも元の猫背姿勢になるとしっかりと残っている。
ぷらんぷらんと垂れ下がっている。

しばらくするとジイさんは場所を変える。
が、場所を変えてもまだ残るヨダレ。

約二時間後、外出のために再び日野駅へ。
探してみたが、さすがにもうジイさんはいなくなっていた。