鈴木敏文語録「チャンスは君のそばにある」国友 隆一あさ出版このアイテムの詳細を見る |
書名 :鈴木敏文語録 「チャンスは君のそばにある」
著者名 :国友隆一
出版社 :あさ出版
刊行年 :2006/06/20
日付 :2008/02/12
定価 :1,400円
入手法 :図書館
読書ペース/分:4.09P
評価:○
今月 14冊目 今年 47冊目
【書抜き】
*チャンスを感知するにしろ、育てるにしろ、まずは、仕事としてやるべき「当たりまえのこと」を地道に行っていくことが大切です。
*あなたはチャンスがその魅力を太陽のように輝かせてやってくると思っていないか。それはむしろ、逆である。見栄えがしないだけではない。それどころか、チャンスはみすぼらしい格好をしてやってくる。
*プロならプロとしての当たりまえがあります。その当たりまえを基準にして、日々それ以上になれるよう挑戦することが大切なのです。
*チャンスは「誰にもできるようなもの」のなかに潜んでいるということです。そういうチャンスは大きく育つ可能性を秘めているのです。
*体や心、普段の暮らしにおいて、なじみすぎるくらいなじんでいるもののなかにこそチャンスがある。バカバカしいほど当たりまえのことのなかに、チャンスが生命を与えられるのを待っている。
*会社に依存するのではない。会社を自分が活躍する舞台に変える。そういう気概がなければ、心や精神が活気を失います。
*相手の欲しくないものを売りさばく。それが営業だと思っていないか。本当の営業は異なる。美味しい味を知ってほしい。品質の良さを体験してもらいたい。それで喜んでほしい。幸せな気持ちになってほしい。その喜びや幸せを仲立ちする。営業の本質は、ここにある。
*何をどうすべきか知っていながら、内心では気兼ねして動けなくなっていないか。不評や悪評をものともせず、挑戦するほうが生きかたが充実し、そういう時のほうがここらが安らぐ。
*単なる思いつきを、優れた企画だと誤解していないか。思いつきをすぐれた提案にするには仮説を立て、実行・検証し、厳しい現実のなかで成長できるようにしていく必要がある。
*やるべきことがやれていなかったら、同じことを繰り返し伝えなければならない。しかし、そのときどきで切り口を変えて伝えていくことが重要だ。
*口だけでは説得ではない。行動も説得の一つである。ただし行動による説得は両刃の剣である。口による説得もできて、初めて心の底から納得してもらえる。
*行き詰ったら、どうすればいいか。より気の進まないこと、いやなこと、むずかしいことを優先することだ。
*組織にあって「長」がつくのは、部下を通して仕事をする人のことです。
部下を通して仕事をするためには、全体の方向性を明確にし、それを全員で共有しなければなりません。そのためには広い視野を持ち、ものごとをトータルに把握し、価値や方法、手順などの優先順位を明確にすることも必要です。優先順位がぶれず、フローの流れの中でタイミングを図りながら指示を出せるかどうかも問われています。
*人材育成の極意は「繰り返し教えること」
【コメント】
*セブンイレブン鈴木敏文社長の言葉を通してまなぶ経営学。
チャンスをキーワードに鈴木イズムを紹介する。