けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

公式発表:マルセロ、2020年まで

2015-07-11 10:48:52 | football
マルセロ、2020年まで
カルバハルに続き、マルセロの契約延長が発表されました。

Q:この契約延長に満足しているのではないでしょうか。
A:目標の1つ、つまりレアル・マドリーにできるだけ長くとどまる、ということがかなってうれしいよ。僕は夢に生きている。世界中の人々が、このチームがどんなに素晴らしいものかを知っている。このユニフォームを身に着けるのは、途方もなく素晴らしいことだ。

Q:今回の契約延長が意味するものとは?
A:夢がかなったということ。レアル・マドリーでプレイするためには、高いレベルに到達しなければいけないからね。僕はレアル・マドリーに加わり、これまで達成してきたすべてのものを得るために、必死で戦ってきた。達成するのが難しい何かを手にするために戦う必要があり、そして成功できたら、それはとても満足できることなんだ。

Q:この瞬間、誰のことが思い浮かびますか?
A:もちろん、家族だ。ずっと僕を信頼してくれていた祖父のことを考えている。以前にも話したけれど、祖父は僕の人生に、ものすごく重要な意味をもっているんだ。それから何よりも、妻と息子だ。2人とも、いつも僕が夢を実現するのを助けてくれる。

Q:マドリディスタにとってマルセロとは?
A:ファンの全員がどう考えているかはわからない。以前にも言ったことがあるけれど、自分がカンテラ出身のように感じている。僕がここへ来たのは18歳の時、そしていま27歳だ。この年月の間、レアル・マドリーは僕にすべてを与えてくれ、フットボールを楽しんでやることを許してくれた。このクラブに所属することは、とても大きな責任だ。だからこそ、とても誇らしく感じる。

Q:既にレアル・マドリーの選手として300試合以上に出場しました。
A:ただレアル・マドリーのエンブレムを見るだけで、どのトレーニングでもモチベーションが掻き立てられる。僕の目標はプレイし続けること、こうしてチームと共に勝利し続けることだ。レアル・マドリーが、値するだけの最も高いところへ到達するのを確実にするために、戦い続けていくよ。

Q:ベニテスとのトレーニングが始まりましたね。
A:もう顔合わせをして、選手たち全員が、シーズンを戦いタイトルを手にしていく準備ができているよ。プレシーズンの間に、十分に準備をして行かなければね。

Q:これまでこのチームですべてを手にしてきました。何が残されているのでしょうか。
A:僕の個ことにあるのは、再びすべてに勝利するということ。僕はこのチームですべてを勝ち取りたい。毎回のトレーニングでは、どの試合でも自分のベストを出せるように、全力を尽くす。レアル・マドリーのためにプレイするという、特別なチャンスを僕たちは与えられているんだ。

Q:ラ・デシマを獲ってエンブレムにキスした時のことを覚えていますか?
A:僕にとって、そして世界中の人々にとって、それはレアル・マドリーについてのすべてを要約したもの。偉大なクラブだ。レアル・マドリーのユニフォームを身に着けて、チャンピオンズ・リーグのファイナルに到達すること、ゴールを決め、そして勝利することは、誰にとっても言葉が出ないような一連の出来事だ。まるで、自分の頭の中で、自分があらゆる戦いを経て、最後はレアル・マドリーのためにプレイし、そしてタイトルを手にするという映画が流れているかのようだった。本当にスペシャルな瞬間だった。

Q:レアル・マドリーがあなたに与えたものとは?
A:世界中に及ぶこのチームの途方もない大きさのおかげで、フットボールを楽しみ、大きな視点でフットボールを学ぶことができた。

Q:マドリディスモへのメッセージを。
A:誰もが、僕がレアル・マドリーのエンブレムのためにすべてを尽くすことを知っている。僕たちは、毎シーズン、その試合でも、ファンを楽しませ続けられるように戦い続けていくよ。


ミーティング

2015-07-10 05:07:10 | football

選手の再集合は10日と言われていましたが、現地9日の午後、ベニテスと選手たちとの顔合わせというか第1回ミーティングがバルデベバスで行われました。タイトルがなく終わり、アンチェロッティ解任、キャプテンはじめ選手たちのの移籍の噂ばかり・・・で静かにしてるのが一番という感じのオフでしたが、こうして選手たちの顔を再び見ると、素直に嬉しいなーって思います。
では、ミーティングの様子を見ていて気づいたことや関連ニュースなど。

・不在者
クリスチアーノ・ロナウド、モドリッチは、先約があるためクラブの許可を得てこのミーティングには不参加、だそうです。クリスチアーノは今は中国にいますが、マドリーは日曜にはオーストラリア飛ぶ予定なので、大陸横断往復の手間を省いてオーストラリアで合流、という感じらしいです。それでいいのかどうかはわかりませんが、確かに合理的ではあります。
ハメスとカゼミロは、コパ・アメリカに参加していたため、休暇継続。

・チェリシェフ復帰、背番号は
21番のロッカーにはチェリシェフの名前がありました。また先日復帰が発表されたルーカス・バスケスは18番、カゼミロは14番になったようです。

・報道の一体何が真実なのか
当たり前のようにこの場にいるイケルを見てると、もうどこを見ても決定とされている移籍なんて、実際にはありえない話では?と思えてきます。
カメラの前だけのことだと言われたらそれまでですが、普段と全く変わらない満面の笑顔でフロレンティーノ・ペレスとハグし会話しているセルヒオ・ラモスを見ると、憤然と飛び出していってしまうかのようなラモスの騒動はどこで起きていたんだ?と不思議な感じがします。

10日は、メディカルチェックがあり、ダブルセッションでトレーニングがスタートします。






ダニーロ、お披露目

2015-07-09 23:25:29 | football

ダニーロのメディカルチェック、契約、プレゼンテーションが行われました。契約はさすがにもう済んでいたことだとは思うんですが。背番号は、イスコが空けた23番に。


トロフェオ・ベルナベウ+α
昨シーズンは実施されず、今シーズンもこれまで何のアナウンスもないのですが、ASによると、今年は8月14、15、16日の辺りでトロフェオ・ベルナベウが実施されるだろうとのことです。うまくお相手が見つかればいいんですが。ちなみに前回のお相手は2年前のアル・サッド、ラウールの束の間の帰還……。
また、これ以外にも親善試合が組まれるのではないかとのこと。今シーズンのリーガの開幕は8月22日だと先日発表されていましたが、現時点で組まれている夏の親善試合スケジュールだと、開幕まで約2週間試合のない状態になってしまうのだそうです。ですので、トロフェオ・ベルナベウともう1試合どこか対戦相手を見つけるだろう、という推測。強豪相手でなくて良いので、普段見られないような面白い相手だといいなー。

7月18日:ローマ(インターナショナル・チャンピオンズカップ):メルボルン、オーストラリア
7月24日:マンチェスター・シティ(インターナショナル・チャンピオンズカップ):メルボルン、オーストラリア
7月27日:インテル・ミラノ(インターナショナル・チャンピオンズカップ):広州、中国
7月30日:ACミラン(インターナショナル・チャンピオンズカップ):上海、中国
8月4日:トッテナム(アウディカップ):ミュンヘン、ドイツ
8月5日:バイエルンかミラン(アウディカップ):ミュンヘン、ドイツ
8月9日:ヴォレレンガ:オスロ、スウェーデン


Iker Casillas
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イケル・カシージャスは、既にレアル・マドリーの歴史に。彼は、今後数時間のうちに、16シーズンに渡るトップチームの、また25年に及んだこのクラブの、ユニフォームを守ることを終えるだろう。偉大なキャリアを重ねたレジェンドは、常に彼が望んでいたとおりの、彼の人生のクラブで「グローブを脱ぐ」ことにはならなかった。
マドリーとカシージャスとの合意には、まだいくつかの詳細な点とサインとが欠けているが、マドリーの夏のトレーニングツアーの開始が迫っているというプレッシャーによって、話し合いは急がされていた。クラブ側が、このキャプテンを移籍させたいという意図は常に広まっており、カシージャス自身も、そのキャリアの高みに最適の再スタートを見つけようとしていた。
この状況を解くカギになったのは、ポルトガルの税制だ。ポルトからの、2シーズンで1000万ユーロというオファーについては、20%の課税があるため、イケルは最終的に700万ユーロを受け取ることになる。結果として、マドリーが補てんとして支払うのは550万ユーロで済むことになる(2017年まで結んでいる本来の契約では、15/16シーズンに650万ユーロ、16/17シーズンに600万ユーロ支払うことになっていた)。もちろんイケル自身も、この契約に当たっていくらかの恩恵を放棄するつもりでいる。全員が納得している。
(※補足:おそらく、マドリーで契約を全うするとしたら受け取れる額(計1250万ユーロ)になるよう、ポルトの新たなオファー下での実質給与額(課税分を引いて700万ユーロ)との差額の550万ユーロをマドリーが補てんする、という条件で合意しているということだと思います。ただし、給与等金額面についてマドリーが公式にすることはまずないため、この辺りの金額や交渉は、そんなようなものだという程度でお考えください。)。
カシージャスは、ギリシャと東南アジアで休暇を過ごし、昨日マドリーに戻った。そして、彼のキャリアにおいて最も辛い瞬間を待っている。つまり、レアル・マドリーに、マドリーの街に、マドリディスタたちに、さようならを言うことだ。

理解された「判決」
カシージャスは常に、彼の望みはレアル・マドリーで続けていくことだと表明し続けていた。しかしクラブ側は、はっきりと出口を示した。デ・ヘアと契約するというマドリーの決定は、より適切な方法は居場所を変えること、EUROフランス大会(2016)を考えると、そこでスタメンとして代表に別れを告げたいのであれば、1年間を誰かの影として過ごすのではなく、プレイすることが必要なのだと、イケルに確信させるものになった。
マドリーはシーズンの終わりに、イケルは残るが新たなGKを獲得すると公言していた。公然と正面切って表明することなく移籍を示唆する洗練されたやり方で、つまり、クラブは彼の移籍を望んでいたのだ。カシージャスについてはここ数週間にわたって、クラブに残る方向にあると示されてきた。だが控えであること、希薄な雰囲気、代表で体面に傷がついたこと……すべてを勝ち取ってきた男に対する、酸っぱすぎる味のカクテル。綱引きの結果は、契約を残したままクラブに別れを告げ、マドリーが給与の一部を補てんした他の重要な選手、例えばミチェル・サルガドやラウールのような例と、同様のお別れということに至りそうだ。

誰もが満足
3者それぞれが一体となった努力を求め、それぞれが勝利した。イケルは、高いレベル(チャンピオンズ・リーグ)で戦うクラブでプレイすることになり、マドリーに近い場所で暮らすことができる。マドリーはカシージャスの時代に幕をおろし、当然のように後継と考えられる選手、ダビド・デ・ヘアを獲得する自由を得た。そしてポルトは、重鎮であり多くのタイトルを手にしてきた選手を補強できる。彼の契約は2年と、オプション1年が付く見込みだ(30試合出場の条件)。
公式の発表は間もなく。タイミングは、今日予定されているダニーロのプレゼンテーション次第となる。マドリーが、レアル・マドリーにおいて最も伝説に残る選手の1人がここで終わるという宣言を出せば、ダニーロの加入のニュースは背後に押しやられるだろう。
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すべてがその通りに進むのであれば、金曜日に、ベルナベウでお別れのイベントが開かれるそうです。

公式発表:ダニ・カルバハル

2015-07-08 21:34:02 | football
カルバハル、2020年まで
レアル・マドリーC.F.は、ダニ・カルバハルとの契約を、今後5シーズン、2020年6月30日まで延長したことを発表する。

昨日か一昨日くらいから噂になっていましたが、カルバハルが契約延長となりました(次はマルセロだそうです)。これでお給料も少々上がるようです。ダニーロ獲得で右ラテラルのポジション争いは厳しいものになる可能性がありますが、マドリーのカンテラーノを代表する1人として頑張っていってほしいと思います。
マドリーの、というかフロレンティーノ・ペレスのご愛顧は高額の外国人選手に向いている印象もありますが、その一方で、スペイン人選手、カンテラ出身選手をマドリーのアイデンティティの1つにしたいような意図も感じることがあります。イスコやイジャラを獲得したり、今回のカルバハルへの対応も。まあ金銭的には手厚さが違い過ぎないか?とも思いますが。

カルバハル
「僕の人生のクラブでの契約延長、すごくすごく嬉しい。始めたくてたまらないよ。HALA MADRID」




イスコとナチョ
こちらも公式の情報で、イスコとナチョは背番号が変わります!というニュース。イスコが22番、ナチョが6番になるそうです。
チチャリート移籍なら、イスコには14番つけてほしいんだけどな……。


ハメスも
クリスチアーノの来日は大々的に言われましたが、ハメスが来るとは知らず。素直にびっくりしました。




カシージャス
移籍ネタは確定するまでは、このブログでは極力触れない主義ですが、カシージャスの件。MARCAとASが、伝聞ではないネタ(e.g. 英国紙によると~、ガゼッタによると~、的なのは伝聞ネタ)で同じような内容のニュースを報道し始めると、これは本当らしいというカンが働きます。けっこう当たります(なのでセルヒオ・ラモスの件も、芳しくない状況というのは間違いないんでしょう)。
カシージャスにポルトからオファーが来ているとのこと、給与に差が出るが、マドリーがそれを補てんしてでも移籍に向けて動くようだ…とのこと。いよいよ…でしょうか。

ちなみに、カシージャスが近日中にこの話を決めて移籍となると、ナバスは負傷中、パチェコは契約終了という話があり、噂になっていたデヘアも進展はなく、プレシーズンにトップチームのGK不在?という事態にもなり得るのだとか。
(昨日になって出てきたカシージャのうわさは、エスパニョールの会長が否定しています)

バカンスの終わり

2015-07-07 07:19:49 | football
噂だけが渦巻くまま実質的な進捗はなく、再集合が数日後に迫ってきました。選手たちもそろそろマドリーに姿を現し、何かしらコメントやニュースなども出てくるだろうと思います(いまから来日する人もいますが……)。アキレス腱の負傷の回復状況を見るため、先陣を切って(?)マドリーに戻ってきたケイラー・ナバスの、バラハス空港で答えたインタビューを。

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Q:調子は?
A:良いよ。神様のおかげで良くなっている。良い感じだ。治療は上手くいくだろうし、それが何より重要だ。

Q:プレシーズンの準備は?
A:とても満足している。出来るだけ早く始められたらと願っている。とても楽しみにしているし、意欲にあふれている。でも今は、ドクターたちの話に耳を傾けるよ。

Q:自国のためにゴールドカップに参加できないのは残念だと思いますが、その代わりにレアル・マドリーでのプレシーズンができます。
A:常に代表に対しては大きな名誉を感じている。僕にとって、代表に行くのはとても大きなモチベーションだ。残念なことに今回はできない。大会に不参加となってしまった。今の僕に重要なのは、100%に回復すること、マドリーで準備ができているようにすることだ。個の機会も同じように掴まないといけない。

Q:ラファ・ベニテスと話しはしましあたか?
A:話したよ。

Q:彼は何と?
A:すべて大丈夫だと。そしてこの通りだ。それ以上のことはないよ。

Q:彼の就任は楽しみですか?
A:満足している、マドリーのために嬉しいよ。僕はいつでも、誰よりも謙虚に、自分の目標を達成したいという意欲を持って、トレーニングするつもりでいる。

Q:アンチェロッティのことを寂しく思うでしょうか?
A:そうだな、僕は自分の現在のことを気に欠けなければいけない、今の自分は違うものだ。物事を真剣に捉える必要がある。アンチェロッティとのことは過去のこと、今は変わったんだ。

Q:デヘアについては?
A:優れたGK、素晴らしいGKだ。マンチェスターで良くやっていると思うし、誰もが値するだけの敬意を得るGKだ。

Q:あなたにとってはさらに競争が厳しくなる?
A:僕は落ち着いて、いつでもペースを保つために戦うつもりだ。これははっきりしている。自分の場所を守るつもりだ。自分が何であるかを守り、長い間求めている自分の場所を手にし勝ち得ることができるよう、可能なことはすべてやって、戦っていくつもりだ。自分の夢のために戦い続けるよ。

Q:あなたが負傷し、デヘアの獲得の流れは停滞しました。すべて、カシージャスが再びスタメンにというように見えますが?
A:僕は自分のことだけを見ていく。100%になるのに何か必要なものはほとんどないと思う。常に自分が持っているのと同じ熱い気持ちでいるし、先発になりたいと願っている。常にそのために戦うつもりだし、それで今シーズンどうなるかわかるだろう。

Q:今シーズンをどう予想しますか?
A:重要なシーズンだ。自分の過去のキャリアにもなかったほどにね。同じメンタリティを維持して、できるだけたくさんプレイしたい、タイトルを獲り台、チームのために自分のベストを尽くして、あらゆる可能な方法でチームを助けていく。

Q:マドリーはジョピス氏と契約しましたが、これはあなたにとって有利になる?
(ナバスのレバンテ時代のGKコーチ、この夏マドリーがカンテラGK強化の責任者として獲得した)
A:ノー。ここで勝利する人は誰であれそれがマドリーだから、優れたGKコーチがいるからだと思う。

Q:チームメイトのセルヒオ・ラモスについて質問しようと思います。彼と話しましたか?
A:ノー、話せていないんだ。でも僕たちにとってセルヒオはとても重要な選手、長く続けてほしい。でもどうなるか見ていくだけだ。

Q:彼はレアル・マドリーで続けていきたいのでしょうか?
A:わからない。彼に聞いてくれ。僕が話せるのはチームメイトとして、自分がわかる範囲のこと。誰かが話す必要がない、とてもパーソナルな状況というものがあるんだ。
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ダニーロ・ルイス・ダ・シウバ

2015-07-04 06:53:26 | football
MARCAのインタビュー。
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Q:バカンスですね
A:そうだね、完全な休暇だ。家族全部、妻と息はBicasにいて、僕はここ、ベロ・オリゾンテで1人で足首の負傷からの回復を目指している。午前と午後にトレーニングをしているけれど、ほとんど回復したよ。筋力強化のトレーニングをしている。マドリーに着いたら、全体トレーニングができるようにと願っている。ただ、まだピッチでは試していないけど。(合流の時期)ちょうど怪我をしてから1ヶ月ということになるね。

Q:コパアメリカに参加できなかったという苦い思いはもう払拭できましたか?
A:そうだね。しっかり準備をしていて、ほぼ1年にわたってブラジル代表のことが頭にあったわけだから、悲しかった。代表の一員になれるだけのことはしたと思っている。でも残念なことにそうはならなかった。すぐに復帰できるよう、という目標を立てたよ。

Q:良い点とてしては、新しいクラブでシーズンをスタートできるということですね。
A:もちろん、それが一番心配していることの一つだった。既にレアル・マドリーのスタッフたちと、休暇は可能な限り少なくしてできるだけ早くスタートできるようにと話をしていた。だから、この怪我には良い面もあったということ。最初からスタートできるし、それで他の選手たちと同じチャンスを得られる。

Q:マドリーへの到着、お披露目、ベルナベウのことをイメージすると…?
A:僕にとって、すごく幸せな時になるだろう。夢がかなったということだから。小さいころから、マドリーに移籍した、成功したブラジル人選手を見ていた…。このステージに到達するのは、夢の頂点だよ。ナーバスになっているか? そんなことはない。落ち着いて静かな気持ちで、僕のデビュー戦がどんなふうになるか、クラブに馴染んでいくこと…そういうことをたくさん考えている。お披露目はまたちょっと別だね、最悪とまではいかないけど(笑)。

Q:ベニテスとは話しましたか?
A:イエス、電話で少しね。僕の回復がどんなか尋ねてきて、僕たちは新しいチャレンジについて少し話し合った。少しだったけれど、監督が僕に注意してくれていたと理解する役に立ったし、それでとても嬉しかった。

Q:でも数か月前には、アンチェロッティかフロレンティーノとコンタクトを取っていたのですね。
A:彼らとは直接話さなかったんだ。ちょっと特別なことだと思う。僕の移籍はあっという間に決まって、話し合ったりする時間がなかったから。すぐに決めなければいけなくて、コミュニケーションを取る時間がなかったんだよ。

Q:レアル・マドリーがあなたを欲しがっていると初めて知った時のことを思い出してください。
A:ずっと前のことだからもう推測するだけで、ニュースは新聞なんかに載っていることだけど。いつ、というと12月のことだった。僕の代理人がヨーロッパに来て、ポルトと契約延長か何か他の可能性について話し合うということだった。そこから、レアル・マドリーにつながっている人物との話が始まって、彼らの興味があるということを聞いた。でも、興味があるというところから実現するまでには、何にしてもとても長い時間がかかった。だからとても落ち着いていたんだ。でも本当にうれしかった。だって、どんな選手であってもレアル・マドリーから声がかかったらとても誇らしく感じるはずだ。世界最大のクラブなんだから。マドリーでプレイするためには、ベストでいなければいけない。そしてこれが、常に僕の夢だった。

Q:マドリーでプレイするんだと、いつもクリアに思い描いていたのでしょうか。あなたと契約したがっていたビッグクラブがたくさんありました。バイエルン、バルセロナ、プレミアのチーム……。
A:決して疑うことはなかった。マドリーが興味を持ってくれた、確実なオファーが届いた瞬間から、行きたいと願っていた。経済的な問題とかそれ以外のこととかは気にしていない。常にレアル・マドリーのためにプレイしたいと思っていたし、常にマドリーとつながっていた。カゼミロが、素晴らしい話をしてくれていたからね。

Q:でも、ネイマールもあなたを連れて行こうとしていたのでは?
A:そうなるのは自然なこと。彼とはサントスで数年間一緒にプレイしていて、僕たちはうまくやれた仲間だった。友人同士だしね。でも今は、彼とはあまり話していないんだ。彼は誰よりも、こういう時がとても個人的なものだと理解している。誰もが自分の将来を決めないといけないんだから。もちろん彼は電話をくれて、僕たちはこのことについて話をした…でもこういうのは毎日話すことではないし、済んだことだ。これは個人的な決断で、彼はそれをリスペクトしてくれた。僕たちは最高に良い友人だよ。

Q:バルサに「イエス」と言わなかったのはなぜでしょうか?
A:人には説明のいらないことというのがあって、たぶんこれがそういうことだよ。レアル・マドリーは、長い間僕が常に特別視していたクラブで、たとえバルサの方が優れていた時期があったとしても、それはマドリーだ。常に強く思っていたクラブ、常にマドリーのユニフォームが好きで、マドリーの選手たちが好きできた…多くの説明はいらない。

Q:では、子供のころからマドリディスタだった?
A:イエス。子供のころからのとても仲の良い友達がいて、Davidっていうんだけど、いつも話をして夢を語っていた。大きくなったらレアル・マドリーでプレイしようって。いつも夢見ていたんだよ。想い出? よく思い出すのが、ロナウドのデビューだ。入ってすぐにゴラッソを決めたんだ。クロスが左サイドからきて、ピッチにバウンドさせながらボレーで決めた。あれは、僕が記憶している試合の1つ。だってロナウドは僕のアイドルだったからね。マドリーのも、他のクラブのも、ユニフォームは持っていないけど。

Q:マドリーがあなたに3000万ユーロ出したということは気になっていますか? ポルトの史上最高額の1例だということですが。
A:それは僕がポルトで学んだ良い点の1つだ。レアル・マドリーに価格リストがあって、重要性や価値はまださらに高いけれど、マドリーがぼくに価値を見出してくれたこと、彼らが僕に何を期待しているかに気付いている。でも、それを加入して1日や2日で示そうとするつもりはないとはっきりさせておく。それは、毎日毎日、トレーニングごとに、積み上げていかなければいけないものだ。どこかで疑問や疑いが持ち上がることもあるだろうとはわかっている。でもでも僕は十分にそれに対して準備している。時間がたつにつれて、僕がどんな選手か示すことができるだろう。でも言ったとおり、それは初日や2日目ということではないだろう。

Q:マドリーについて知っていることを教えてください。
A:ファンとして、たくさんのことを知っているよ。今はカゼミロがいつも僕にマドリーのことを話してくれる。選手たちにとても良くしてくれたこと、選手たちとそこで働く人たちは、勝利以外のことは決して考えないこと、それこそが重要だということ。そして、その要求がとてつもなく大きいクラブだということも。こういうチャレンジは好きだ、自分を限界まで追い込むようなことも。それよりたくさんのことを知るには時間が必要だ。でもファンとしては知っているし、すごく行きたいと思っている。

Q:あなたにとってマドリーを一単語で表すと?
A:夢。

Q:デシマのアンセムは知っていますか?
A:動画を見たよ、選手たち皆がスタジオで歌っていたね(メロディをハミング)。コーラスの部分は、「Hala Madrid y Nada Mas」だ(笑顔)。

Q:ロペテギは何を話しましたか? 彼もまた、このクラブで選手としてコーチとして過ごしたのです。
A:そう、知っている。ロペテギとはたくさん話をした。フィジカル・トレーナーのファン・カルロスともね。彼が話したのは、マドリーは素晴らしいクラブだということ、レアル・マドリー以上に良い場所は世界にないだろうということ。でもその一方で、常に勝利するようにという要求があること、良いレベルを保たなければいけないという話で警告もしてくれた。でもそれを話してくれたのは最後のこと。彼はもうそういうことに慣れてしまっているからね。ハードにトレーニングし、勝利すること。ビッグクラブにとって当然のことだ。彼はいつも、マドリーの驚くべきことを話してくれて、どのようにプレイしどうすればいいかアドバイスしてくれた。この「家の」ことを彼はよく知っているよ。

Q:一番話をしたのは?
A:この話が確実になる前に、ハメスと少しだけ話した。そうしたら彼はこう言った。「ダニ、もしレアル・マドリーに来るチャンスがやってきたら、考えるな。来いよ。」って。僕たちはとても近しいんだ。
(ハメスはポルトで1シーズンかぶっているんですね)

Q:レアル・マドリーでプレイすることは別の次元だと思いますか?
A:そう思うよ。別の次元だ。世界で最も大きなクラブだからね。レアル・マドリーの中で勝利を知る人間になるには、落ち着いたやり方で壮大な側面に関わるということだ。ストリートでサッカーをしているかのようにね。もし周囲の状況や雰囲気をネガティブに捉えるなら、プレイしてはいけない。冷静でいること、たとえ大きな責任がかかっているとわかっていたとしても、落ち着いてプレイする。まるで友人たちといるように。それでうまくいくだろう。

Q:しかし、それほどのプレッシャーや要求に向けた準備をしていますか?マドリーの観客は、ジダン、ベイル、クリスチアーノ、ベンゼマにまでブーイングしてきました。
A:それにカシージャスもだね…。いま言ったように、落ち着きと忍耐を持つこと。最初の試合の最初の時間で、物事が実際にその通りにはいかない時でも。僕たちは日々、毎週毎週トレーニングをして、クラブの試合にどう対処するかを学び、その街に、ポルトガルとは違うだろうリーガに馴染んでいかなければいけない。それで、物事がうまくいくだろう。

Q:過去のインタビューで、試合前にはいつも「お腹に蝶々がいる(緊張してドキドキした状態を表す)」と話していましたね。レアル・マドリーでデビューする前は、どうなるでしょうか?
A:最初の試合前には、間違いなくすごくナーバスになるだろう。こんなビッグクラブでのデビューなのだから。少しはナーバスになるだろう。でも僕の人生において、フットボールをする以上のことはない。だから、ボールに触れば落ち着くだろうとも確信しているんだ。

Q:マドリーのシーズン終盤をどう感じていましたか?ユベントス戦は苦しかった?
A:そうだね、何人かの友人たちとあの試合を見ていて、レアル・マドリーを応援していた。このチームがチャンピオンになったら素晴らしいことだっただろうから。1人のファンとして応援していたから、本当につらかった。父も一緒で、僕たちは反撃を願っていたけど、それはかなわなかった。いまは新しいシーズンの準備をしている。チャンピオンズ・リーグを再び獲る手助けができたらと願っているよ。

Q:アンチェロッティが続けなかったことは驚きましたか?
A:フットボールはしばしばアンフェアなもの。アンチェロッティは1年前には欧州のチャンピオンだった。でもフットボールは要求の高いものだし、レアル・マドリーならそれは尚更のこと。驚きではなかった。なぜなら、このスポーツでは結果が得られなければ去るべき、とされているからだ。

Q:何が、マドリーをダニーロと契約させたのでしょうか?
A:僕はチームにバランスを与えることができる、と言いたい。第一に、一方のラテラルが自分のチームに対して危険な状態を作り出す必要がないなら、自分の役目はバランスを取ること。そしてもちろん攻撃に近づけるなら、あるいはゴールを決めたりアシストしたりできるなら、それは最高に素晴らしいことだ。守ることは好きかって? いや、好きじゃないんだ(えー)。でもそれは、この4年間やってきた仕事だ。確かに現在は、自分自身については、攻撃よりも守備の方が良いと思う。でも、高い位置に行けるなら、それは楽しめるよ。

Q:長所と短所は?
A:短所は、身長だと思う。1対1の時にね。この点については、たくさんトレーニングしている。今シーズン(14/15)、ロペテギ監督と一緒にこの点に集中して取り組んできた。おかげでずいぶんよくなったけど、もっとうまくなりたい。長所はたぶん、連携の中で、パスやアシストをするのが好きな点だろう。

Q:中盤の選手としてスタートし、ラテラルにコンバートされました。このことはどう思っていますか?
A:ラテラルだよ。僕はラテラルだ、間違いなくそれが僕のポジションだ。もちろん、監督やチームが必要とするなら、別のポジションでやる。問題なくやるよ。何千回となくやったポジションだから。でも、僕の位置はサイド。そここそが僕にとって特別で、長くやって来た、そしてやっていきたい場所なんだ。
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公式発表:ルーカス・バスケス、買戻し

2015-07-02 19:43:38 | football
レアル・マドリーC.F.は、エスパニョールとの合意に伴い、ルーカス・バスケスの買戻しの権利を行使する。同選手とは今後5年の契約となる。

ここしばらく出ていた噂のとおり、マドリーは昨夏にカスティージャからエスパニョールに移籍させていたルーカス・バスケスの買戻しを行いました。どんな選手かというと、実はちゃんと試合で見ていないんですが(申し訳ない)、右ウィングの選手で、ということは右サイドはもう嫌だってベイルが言ってるってのは本当なのかも……。その辺の事情はいいとして、カンテラっ子が武者修行に出て活躍し、帰ってくるという流れにまた1人乗りました。もちろんここから試合に出る、残っていくことが大変なんですが、でもまずはおめでとう。お帰りなさい。




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ルーカス・バスケス、マドリディスタのサイドのための短剣
・スピード、ドリブル、そしてアシスト。これがレアル・マドリーでプレイするための保証書
・給与アップなしだが、5年契約にサイン
・カジェホンのケースに類似。格安で、カンテラからのステップを踏んでいること

エスパニョールがルーカス・バスケスの完全移籍(レンタル→買取)を発表してから、まだ残されていた買戻しオプションをレアル・マドリーが行使するまで1ケ月。往復路をたどることになった24歳の同選手(7月1日が誕生日でした)は、このシーズンをラファ・ベニテスのチームでスタートすることは想像もしていなかった。
ラ・コルーニャのクルティスに生まれ、バスケスは16歳で故郷を離れてレアル・マドリーのカンテラに登録された。自身の働きで昇格していったものの、23歳という年齢とレアル・マドリー・カスティージャ、彼の将来はトップチームへの昇格には至らなかった。
そこでエスパニョールへレンタル、サイドから最高レベルの力を見せる機会を得た。同じくエスパニョールに移籍したにカスティージャ時代の仲間、アレックス・フェルナンデスと再び一緒になった(彼のキャリアはルーカス・バスケスとは異なり満足いくものにはならなかったが)。
2014年10月5日、プリメーラでの初ゴールを決め、さらに試合を重ねるごとに、彼はチームにとって重要な選手と言われる存在であることを示していった。エスパニョールが順位表中位でシーズンを追われたのは、彼のアシスト力が生命線だったのだ。
サイドからの彼のスピードと大胆さは、エスパニョールのファンたちを夢中にさせた。そしてその首脳陣も、買取に200万ユーロを支払うことに躊躇しなかった。その夢は数日しか続かず、最近になってセルヒオ・ガルシアがカタールへ移籍したことはチームにとって打撃になっているが。

そしてレアル・マドリーは、過去にカジェホンがたどったのと似た形で、若い選手を取り戻した。彼の復帰は驚きではあるが、レアル・マドリーは、ホームグローンでカンテラの選手の規定数が求められるときにカバーできるよう、彼の復帰を望んでいた。
チャンピオンズ・リーグの規定では、チームにはクラブの下部組織で育った選手あるいは同国の下部組織で育った選手を一定数含めなければいけないということがある。そしてレアル・マドリーは、カシージャスやセルヒオ・ラモス、ナチョなどの移籍の可能性に備えている。
5シーズンの契約が示すのは、ただこの規定を埋めるために帰ってきただけということではない。ベイルやクリスチアーノ、ハメスといった選手たちと競うのは非常に厳しいものだろう。しかし確実に、ベルナベウすべてが、再び家に帰ってきたカンテラーノによるサイドの駆け上がりを目にすることを期待している。
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