ダニーロのメディカルチェック、契約、プレゼンテーションが行われました。契約はさすがにもう済んでいたことだとは思うんですが。背番号は、イスコが空けた23番に。
トロフェオ・ベルナベウ+α
昨シーズンは実施されず、今シーズンもこれまで何のアナウンスもないのですが、ASによると、今年は8月14、15、16日の辺りでトロフェオ・ベルナベウが実施されるだろうとのことです。うまくお相手が見つかればいいんですが。ちなみに前回のお相手は2年前のアル・サッド、ラウールの束の間の帰還……。
また、これ以外にも親善試合が組まれるのではないかとのこと。今シーズンのリーガの開幕は8月22日だと先日発表されていましたが、現時点で組まれている夏の親善試合スケジュールだと、開幕まで約2週間試合のない状態になってしまうのだそうです。ですので、トロフェオ・ベルナベウともう1試合どこか対戦相手を見つけるだろう、という推測。強豪相手でなくて良いので、普段見られないような面白い相手だといいなー。
7月18日:ローマ(インターナショナル・チャンピオンズカップ):メルボルン、オーストラリア
7月24日:マンチェスター・シティ(インターナショナル・チャンピオンズカップ):メルボルン、オーストラリア
7月27日:インテル・ミラノ(インターナショナル・チャンピオンズカップ):広州、中国
7月30日:ACミラン(インターナショナル・チャンピオンズカップ):上海、中国
8月4日:トッテナム(アウディカップ):ミュンヘン、ドイツ
8月5日:バイエルンかミラン(アウディカップ):ミュンヘン、ドイツ
8月9日:ヴォレレンガ:オスロ、スウェーデン
Iker Casillas
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イケル・カシージャスは、既にレアル・マドリーの歴史に。彼は、今後数時間のうちに、16シーズンに渡るトップチームの、また25年に及んだこのクラブの、ユニフォームを守ることを終えるだろう。偉大なキャリアを重ねたレジェンドは、常に彼が望んでいたとおりの、彼の人生のクラブで「グローブを脱ぐ」ことにはならなかった。
マドリーとカシージャスとの合意には、まだいくつかの詳細な点とサインとが欠けているが、マドリーの夏のトレーニングツアーの開始が迫っているというプレッシャーによって、話し合いは急がされていた。クラブ側が、このキャプテンを移籍させたいという意図は常に広まっており、カシージャス自身も、そのキャリアの高みに最適の再スタートを見つけようとしていた。
この状況を解くカギになったのは、ポルトガルの税制だ。ポルトからの、2シーズンで1000万ユーロというオファーについては、20%の課税があるため、イケルは最終的に700万ユーロを受け取ることになる。結果として、マドリーが補てんとして支払うのは550万ユーロで済むことになる(2017年まで結んでいる本来の契約では、15/16シーズンに650万ユーロ、16/17シーズンに600万ユーロ支払うことになっていた)。もちろんイケル自身も、この契約に当たっていくらかの恩恵を放棄するつもりでいる。全員が納得している。
(※補足:おそらく、マドリーで契約を全うするとしたら受け取れる額(計1250万ユーロ)になるよう、ポルトの新たなオファー下での実質給与額(課税分を引いて700万ユーロ)との差額の550万ユーロをマドリーが補てんする、という条件で合意しているということだと思います。ただし、給与等金額面についてマドリーが公式にすることはまずないため、この辺りの金額や交渉は、そんなようなものだという程度でお考えください。)。
カシージャスは、ギリシャと東南アジアで休暇を過ごし、昨日マドリーに戻った。そして、彼のキャリアにおいて最も辛い瞬間を待っている。つまり、レアル・マドリーに、マドリーの街に、マドリディスタたちに、さようならを言うことだ。
理解された「判決」
カシージャスは常に、彼の望みはレアル・マドリーで続けていくことだと表明し続けていた。しかしクラブ側は、はっきりと出口を示した。デ・ヘアと契約するというマドリーの決定は、より適切な方法は居場所を変えること、EUROフランス大会(2016)を考えると、そこでスタメンとして代表に別れを告げたいのであれば、1年間を誰かの影として過ごすのではなく、プレイすることが必要なのだと、イケルに確信させるものになった。
マドリーはシーズンの終わりに、イケルは残るが新たなGKを獲得すると公言していた。公然と正面切って表明することなく移籍を示唆する洗練されたやり方で、つまり、クラブは彼の移籍を望んでいたのだ。カシージャスについてはここ数週間にわたって、クラブに残る方向にあると示されてきた。だが控えであること、希薄な雰囲気、代表で体面に傷がついたこと……すべてを勝ち取ってきた男に対する、酸っぱすぎる味のカクテル。綱引きの結果は、契約を残したままクラブに別れを告げ、マドリーが給与の一部を補てんした他の重要な選手、例えばミチェル・サルガドやラウールのような例と、同様のお別れということに至りそうだ。
誰もが満足
3者それぞれが一体となった努力を求め、それぞれが勝利した。イケルは、高いレベル(チャンピオンズ・リーグ)で戦うクラブでプレイすることになり、マドリーに近い場所で暮らすことができる。マドリーはカシージャスの時代に幕をおろし、当然のように後継と考えられる選手、ダビド・デ・ヘアを獲得する自由を得た。そしてポルトは、重鎮であり多くのタイトルを手にしてきた選手を補強できる。彼の契約は2年と、オプション1年が付く見込みだ(30試合出場の条件)。
公式の発表は間もなく。タイミングは、今日予定されているダニーロのプレゼンテーション次第となる。マドリーが、レアル・マドリーにおいて最も伝説に残る選手の1人がここで終わるという宣言を出せば、ダニーロの加入のニュースは背後に押しやられるだろう。
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すべてがその通りに進むのであれば、金曜日に、ベルナベウでお別れのイベントが開かれるそうです。