MARCAのインタビュー。
--------------------------------
Q:バカンスですね
A:そうだね、完全な休暇だ。家族全部、妻と息はBicasにいて、僕はここ、ベロ・オリゾンテで1人で足首の負傷からの回復を目指している。午前と午後にトレーニングをしているけれど、ほとんど回復したよ。筋力強化のトレーニングをしている。マドリーに着いたら、全体トレーニングができるようにと願っている。ただ、まだピッチでは試していないけど。(合流の時期)ちょうど怪我をしてから1ヶ月ということになるね。
Q:コパアメリカに参加できなかったという苦い思いはもう払拭できましたか?
A:そうだね。しっかり準備をしていて、ほぼ1年にわたってブラジル代表のことが頭にあったわけだから、悲しかった。代表の一員になれるだけのことはしたと思っている。でも残念なことにそうはならなかった。すぐに復帰できるよう、という目標を立てたよ。
Q:良い点とてしては、新しいクラブでシーズンをスタートできるということですね。
A:もちろん、それが一番心配していることの一つだった。既にレアル・マドリーのスタッフたちと、休暇は可能な限り少なくしてできるだけ早くスタートできるようにと話をしていた。だから、この怪我には良い面もあったということ。最初からスタートできるし、それで他の選手たちと同じチャンスを得られる。
Q:マドリーへの到着、お披露目、ベルナベウのことをイメージすると…?
A:僕にとって、すごく幸せな時になるだろう。夢がかなったということだから。小さいころから、マドリーに移籍した、成功したブラジル人選手を見ていた…。このステージに到達するのは、夢の頂点だよ。ナーバスになっているか? そんなことはない。落ち着いて静かな気持ちで、僕のデビュー戦がどんなふうになるか、クラブに馴染んでいくこと…そういうことをたくさん考えている。お披露目はまたちょっと別だね、最悪とまではいかないけど(笑)。
Q:ベニテスとは話しましたか?
A:イエス、電話で少しね。僕の回復がどんなか尋ねてきて、僕たちは新しいチャレンジについて少し話し合った。少しだったけれど、監督が僕に注意してくれていたと理解する役に立ったし、それでとても嬉しかった。
Q:でも数か月前には、アンチェロッティかフロレンティーノとコンタクトを取っていたのですね。
A:彼らとは直接話さなかったんだ。ちょっと特別なことだと思う。僕の移籍はあっという間に決まって、話し合ったりする時間がなかったから。すぐに決めなければいけなくて、コミュニケーションを取る時間がなかったんだよ。
Q:レアル・マドリーがあなたを欲しがっていると初めて知った時のことを思い出してください。
A:ずっと前のことだからもう推測するだけで、ニュースは新聞なんかに載っていることだけど。いつ、というと12月のことだった。僕の代理人がヨーロッパに来て、ポルトと契約延長か何か他の可能性について話し合うということだった。そこから、レアル・マドリーにつながっている人物との話が始まって、彼らの興味があるということを聞いた。でも、興味があるというところから実現するまでには、何にしてもとても長い時間がかかった。だからとても落ち着いていたんだ。でも本当にうれしかった。だって、どんな選手であってもレアル・マドリーから声がかかったらとても誇らしく感じるはずだ。世界最大のクラブなんだから。マドリーでプレイするためには、ベストでいなければいけない。そしてこれが、常に僕の夢だった。
Q:マドリーでプレイするんだと、いつもクリアに思い描いていたのでしょうか。あなたと契約したがっていたビッグクラブがたくさんありました。バイエルン、バルセロナ、プレミアのチーム……。
A:決して疑うことはなかった。マドリーが興味を持ってくれた、確実なオファーが届いた瞬間から、行きたいと願っていた。経済的な問題とかそれ以外のこととかは気にしていない。常にレアル・マドリーのためにプレイしたいと思っていたし、常にマドリーとつながっていた。カゼミロが、素晴らしい話をしてくれていたからね。
Q:でも、ネイマールもあなたを連れて行こうとしていたのでは?
A:そうなるのは自然なこと。彼とはサントスで数年間一緒にプレイしていて、僕たちはうまくやれた仲間だった。友人同士だしね。でも今は、彼とはあまり話していないんだ。彼は誰よりも、こういう時がとても個人的なものだと理解している。誰もが自分の将来を決めないといけないんだから。もちろん彼は電話をくれて、僕たちはこのことについて話をした…でもこういうのは毎日話すことではないし、済んだことだ。これは個人的な決断で、彼はそれをリスペクトしてくれた。僕たちは最高に良い友人だよ。
Q:バルサに「イエス」と言わなかったのはなぜでしょうか?
A:人には説明のいらないことというのがあって、たぶんこれがそういうことだよ。レアル・マドリーは、長い間僕が常に特別視していたクラブで、たとえバルサの方が優れていた時期があったとしても、それはマドリーだ。常に強く思っていたクラブ、常にマドリーのユニフォームが好きで、マドリーの選手たちが好きできた…多くの説明はいらない。
Q:では、子供のころからマドリディスタだった?
A:イエス。子供のころからのとても仲の良い友達がいて、Davidっていうんだけど、いつも話をして夢を語っていた。大きくなったらレアル・マドリーでプレイしようって。いつも夢見ていたんだよ。想い出? よく思い出すのが、ロナウドのデビューだ。入ってすぐにゴラッソを決めたんだ。クロスが左サイドからきて、ピッチにバウンドさせながらボレーで決めた。あれは、僕が記憶している試合の1つ。だってロナウドは僕のアイドルだったからね。マドリーのも、他のクラブのも、ユニフォームは持っていないけど。
Q:マドリーがあなたに3000万ユーロ出したということは気になっていますか? ポルトの史上最高額の1例だということですが。
A:それは僕がポルトで学んだ良い点の1つだ。レアル・マドリーに価格リストがあって、重要性や価値はまださらに高いけれど、マドリーがぼくに価値を見出してくれたこと、彼らが僕に何を期待しているかに気付いている。でも、それを加入して1日や2日で示そうとするつもりはないとはっきりさせておく。それは、毎日毎日、トレーニングごとに、積み上げていかなければいけないものだ。どこかで疑問や疑いが持ち上がることもあるだろうとはわかっている。でもでも僕は十分にそれに対して準備している。時間がたつにつれて、僕がどんな選手か示すことができるだろう。でも言ったとおり、それは初日や2日目ということではないだろう。
Q:マドリーについて知っていることを教えてください。
A:ファンとして、たくさんのことを知っているよ。今はカゼミロがいつも僕にマドリーのことを話してくれる。選手たちにとても良くしてくれたこと、選手たちとそこで働く人たちは、勝利以外のことは決して考えないこと、それこそが重要だということ。そして、その要求がとてつもなく大きいクラブだということも。こういうチャレンジは好きだ、自分を限界まで追い込むようなことも。それよりたくさんのことを知るには時間が必要だ。でもファンとしては知っているし、すごく行きたいと思っている。
Q:あなたにとってマドリーを一単語で表すと?
A:夢。
Q:デシマのアンセムは知っていますか?
A:動画を見たよ、選手たち皆がスタジオで歌っていたね(メロディをハミング)。コーラスの部分は、「Hala Madrid y Nada Mas」だ(笑顔)。
Q:ロペテギは何を話しましたか? 彼もまた、このクラブで選手としてコーチとして過ごしたのです。
A:そう、知っている。ロペテギとはたくさん話をした。フィジカル・トレーナーのファン・カルロスともね。彼が話したのは、マドリーは素晴らしいクラブだということ、レアル・マドリー以上に良い場所は世界にないだろうということ。でもその一方で、常に勝利するようにという要求があること、良いレベルを保たなければいけないという話で警告もしてくれた。でもそれを話してくれたのは最後のこと。彼はもうそういうことに慣れてしまっているからね。ハードにトレーニングし、勝利すること。ビッグクラブにとって当然のことだ。彼はいつも、マドリーの驚くべきことを話してくれて、どのようにプレイしどうすればいいかアドバイスしてくれた。この「家の」ことを彼はよく知っているよ。
Q:一番話をしたのは?
A:この話が確実になる前に、ハメスと少しだけ話した。そうしたら彼はこう言った。「ダニ、もしレアル・マドリーに来るチャンスがやってきたら、考えるな。来いよ。」って。僕たちはとても近しいんだ。
(ハメスはポルトで1シーズンかぶっているんですね)
Q:レアル・マドリーでプレイすることは別の次元だと思いますか?
A:そう思うよ。別の次元だ。世界で最も大きなクラブだからね。レアル・マドリーの中で勝利を知る人間になるには、落ち着いたやり方で壮大な側面に関わるということだ。ストリートでサッカーをしているかのようにね。もし周囲の状況や雰囲気をネガティブに捉えるなら、プレイしてはいけない。冷静でいること、たとえ大きな責任がかかっているとわかっていたとしても、落ち着いてプレイする。まるで友人たちといるように。それでうまくいくだろう。
Q:しかし、それほどのプレッシャーや要求に向けた準備をしていますか?マドリーの観客は、ジダン、ベイル、クリスチアーノ、ベンゼマにまでブーイングしてきました。
A:それにカシージャスもだね…。いま言ったように、落ち着きと忍耐を持つこと。最初の試合の最初の時間で、物事が実際にその通りにはいかない時でも。僕たちは日々、毎週毎週トレーニングをして、クラブの試合にどう対処するかを学び、その街に、ポルトガルとは違うだろうリーガに馴染んでいかなければいけない。それで、物事がうまくいくだろう。
Q:過去のインタビューで、試合前にはいつも「お腹に蝶々がいる(緊張してドキドキした状態を表す)」と話していましたね。レアル・マドリーでデビューする前は、どうなるでしょうか?
A:最初の試合前には、間違いなくすごくナーバスになるだろう。こんなビッグクラブでのデビューなのだから。少しはナーバスになるだろう。でも僕の人生において、フットボールをする以上のことはない。だから、ボールに触れば落ち着くだろうとも確信しているんだ。
Q:マドリーのシーズン終盤をどう感じていましたか?ユベントス戦は苦しかった?
A:そうだね、何人かの友人たちとあの試合を見ていて、レアル・マドリーを応援していた。このチームがチャンピオンになったら素晴らしいことだっただろうから。1人のファンとして応援していたから、本当につらかった。父も一緒で、僕たちは反撃を願っていたけど、それはかなわなかった。いまは新しいシーズンの準備をしている。チャンピオンズ・リーグを再び獲る手助けができたらと願っているよ。
Q:アンチェロッティが続けなかったことは驚きましたか?
A:フットボールはしばしばアンフェアなもの。アンチェロッティは1年前には欧州のチャンピオンだった。でもフットボールは要求の高いものだし、レアル・マドリーならそれは尚更のこと。驚きではなかった。なぜなら、このスポーツでは結果が得られなければ去るべき、とされているからだ。
Q:何が、マドリーをダニーロと契約させたのでしょうか?
A:僕はチームにバランスを与えることができる、と言いたい。第一に、一方のラテラルが自分のチームに対して危険な状態を作り出す必要がないなら、自分の役目はバランスを取ること。そしてもちろん攻撃に近づけるなら、あるいはゴールを決めたりアシストしたりできるなら、それは最高に素晴らしいことだ。守ることは好きかって? いや、好きじゃないんだ(えー)。でもそれは、この4年間やってきた仕事だ。確かに現在は、自分自身については、攻撃よりも守備の方が良いと思う。でも、高い位置に行けるなら、それは楽しめるよ。
Q:長所と短所は?
A:短所は、身長だと思う。1対1の時にね。この点については、たくさんトレーニングしている。今シーズン(14/15)、ロペテギ監督と一緒にこの点に集中して取り組んできた。おかげでずいぶんよくなったけど、もっとうまくなりたい。長所はたぶん、連携の中で、パスやアシストをするのが好きな点だろう。
Q:中盤の選手としてスタートし、ラテラルにコンバートされました。このことはどう思っていますか?
A:ラテラルだよ。僕はラテラルだ、間違いなくそれが僕のポジションだ。もちろん、監督やチームが必要とするなら、別のポジションでやる。問題なくやるよ。何千回となくやったポジションだから。でも、僕の位置はサイド。そここそが僕にとって特別で、長くやって来た、そしてやっていきたい場所なんだ。
--------------------------------
--------------------------------
Q:バカンスですね
A:そうだね、完全な休暇だ。家族全部、妻と息はBicasにいて、僕はここ、ベロ・オリゾンテで1人で足首の負傷からの回復を目指している。午前と午後にトレーニングをしているけれど、ほとんど回復したよ。筋力強化のトレーニングをしている。マドリーに着いたら、全体トレーニングができるようにと願っている。ただ、まだピッチでは試していないけど。(合流の時期)ちょうど怪我をしてから1ヶ月ということになるね。
Q:コパアメリカに参加できなかったという苦い思いはもう払拭できましたか?
A:そうだね。しっかり準備をしていて、ほぼ1年にわたってブラジル代表のことが頭にあったわけだから、悲しかった。代表の一員になれるだけのことはしたと思っている。でも残念なことにそうはならなかった。すぐに復帰できるよう、という目標を立てたよ。
Q:良い点とてしては、新しいクラブでシーズンをスタートできるということですね。
A:もちろん、それが一番心配していることの一つだった。既にレアル・マドリーのスタッフたちと、休暇は可能な限り少なくしてできるだけ早くスタートできるようにと話をしていた。だから、この怪我には良い面もあったということ。最初からスタートできるし、それで他の選手たちと同じチャンスを得られる。
Q:マドリーへの到着、お披露目、ベルナベウのことをイメージすると…?
A:僕にとって、すごく幸せな時になるだろう。夢がかなったということだから。小さいころから、マドリーに移籍した、成功したブラジル人選手を見ていた…。このステージに到達するのは、夢の頂点だよ。ナーバスになっているか? そんなことはない。落ち着いて静かな気持ちで、僕のデビュー戦がどんなふうになるか、クラブに馴染んでいくこと…そういうことをたくさん考えている。お披露目はまたちょっと別だね、最悪とまではいかないけど(笑)。
Q:ベニテスとは話しましたか?
A:イエス、電話で少しね。僕の回復がどんなか尋ねてきて、僕たちは新しいチャレンジについて少し話し合った。少しだったけれど、監督が僕に注意してくれていたと理解する役に立ったし、それでとても嬉しかった。
Q:でも数か月前には、アンチェロッティかフロレンティーノとコンタクトを取っていたのですね。
A:彼らとは直接話さなかったんだ。ちょっと特別なことだと思う。僕の移籍はあっという間に決まって、話し合ったりする時間がなかったから。すぐに決めなければいけなくて、コミュニケーションを取る時間がなかったんだよ。
Q:レアル・マドリーがあなたを欲しがっていると初めて知った時のことを思い出してください。
A:ずっと前のことだからもう推測するだけで、ニュースは新聞なんかに載っていることだけど。いつ、というと12月のことだった。僕の代理人がヨーロッパに来て、ポルトと契約延長か何か他の可能性について話し合うということだった。そこから、レアル・マドリーにつながっている人物との話が始まって、彼らの興味があるということを聞いた。でも、興味があるというところから実現するまでには、何にしてもとても長い時間がかかった。だからとても落ち着いていたんだ。でも本当にうれしかった。だって、どんな選手であってもレアル・マドリーから声がかかったらとても誇らしく感じるはずだ。世界最大のクラブなんだから。マドリーでプレイするためには、ベストでいなければいけない。そしてこれが、常に僕の夢だった。
Q:マドリーでプレイするんだと、いつもクリアに思い描いていたのでしょうか。あなたと契約したがっていたビッグクラブがたくさんありました。バイエルン、バルセロナ、プレミアのチーム……。
A:決して疑うことはなかった。マドリーが興味を持ってくれた、確実なオファーが届いた瞬間から、行きたいと願っていた。経済的な問題とかそれ以外のこととかは気にしていない。常にレアル・マドリーのためにプレイしたいと思っていたし、常にマドリーとつながっていた。カゼミロが、素晴らしい話をしてくれていたからね。
Q:でも、ネイマールもあなたを連れて行こうとしていたのでは?
A:そうなるのは自然なこと。彼とはサントスで数年間一緒にプレイしていて、僕たちはうまくやれた仲間だった。友人同士だしね。でも今は、彼とはあまり話していないんだ。彼は誰よりも、こういう時がとても個人的なものだと理解している。誰もが自分の将来を決めないといけないんだから。もちろん彼は電話をくれて、僕たちはこのことについて話をした…でもこういうのは毎日話すことではないし、済んだことだ。これは個人的な決断で、彼はそれをリスペクトしてくれた。僕たちは最高に良い友人だよ。
Q:バルサに「イエス」と言わなかったのはなぜでしょうか?
A:人には説明のいらないことというのがあって、たぶんこれがそういうことだよ。レアル・マドリーは、長い間僕が常に特別視していたクラブで、たとえバルサの方が優れていた時期があったとしても、それはマドリーだ。常に強く思っていたクラブ、常にマドリーのユニフォームが好きで、マドリーの選手たちが好きできた…多くの説明はいらない。
Q:では、子供のころからマドリディスタだった?
A:イエス。子供のころからのとても仲の良い友達がいて、Davidっていうんだけど、いつも話をして夢を語っていた。大きくなったらレアル・マドリーでプレイしようって。いつも夢見ていたんだよ。想い出? よく思い出すのが、ロナウドのデビューだ。入ってすぐにゴラッソを決めたんだ。クロスが左サイドからきて、ピッチにバウンドさせながらボレーで決めた。あれは、僕が記憶している試合の1つ。だってロナウドは僕のアイドルだったからね。マドリーのも、他のクラブのも、ユニフォームは持っていないけど。
Q:マドリーがあなたに3000万ユーロ出したということは気になっていますか? ポルトの史上最高額の1例だということですが。
A:それは僕がポルトで学んだ良い点の1つだ。レアル・マドリーに価格リストがあって、重要性や価値はまださらに高いけれど、マドリーがぼくに価値を見出してくれたこと、彼らが僕に何を期待しているかに気付いている。でも、それを加入して1日や2日で示そうとするつもりはないとはっきりさせておく。それは、毎日毎日、トレーニングごとに、積み上げていかなければいけないものだ。どこかで疑問や疑いが持ち上がることもあるだろうとはわかっている。でもでも僕は十分にそれに対して準備している。時間がたつにつれて、僕がどんな選手か示すことができるだろう。でも言ったとおり、それは初日や2日目ということではないだろう。
Q:マドリーについて知っていることを教えてください。
A:ファンとして、たくさんのことを知っているよ。今はカゼミロがいつも僕にマドリーのことを話してくれる。選手たちにとても良くしてくれたこと、選手たちとそこで働く人たちは、勝利以外のことは決して考えないこと、それこそが重要だということ。そして、その要求がとてつもなく大きいクラブだということも。こういうチャレンジは好きだ、自分を限界まで追い込むようなことも。それよりたくさんのことを知るには時間が必要だ。でもファンとしては知っているし、すごく行きたいと思っている。
Q:あなたにとってマドリーを一単語で表すと?
A:夢。
Q:デシマのアンセムは知っていますか?
A:動画を見たよ、選手たち皆がスタジオで歌っていたね(メロディをハミング)。コーラスの部分は、「Hala Madrid y Nada Mas」だ(笑顔)。
Q:ロペテギは何を話しましたか? 彼もまた、このクラブで選手としてコーチとして過ごしたのです。
A:そう、知っている。ロペテギとはたくさん話をした。フィジカル・トレーナーのファン・カルロスともね。彼が話したのは、マドリーは素晴らしいクラブだということ、レアル・マドリー以上に良い場所は世界にないだろうということ。でもその一方で、常に勝利するようにという要求があること、良いレベルを保たなければいけないという話で警告もしてくれた。でもそれを話してくれたのは最後のこと。彼はもうそういうことに慣れてしまっているからね。ハードにトレーニングし、勝利すること。ビッグクラブにとって当然のことだ。彼はいつも、マドリーの驚くべきことを話してくれて、どのようにプレイしどうすればいいかアドバイスしてくれた。この「家の」ことを彼はよく知っているよ。
Q:一番話をしたのは?
A:この話が確実になる前に、ハメスと少しだけ話した。そうしたら彼はこう言った。「ダニ、もしレアル・マドリーに来るチャンスがやってきたら、考えるな。来いよ。」って。僕たちはとても近しいんだ。
(ハメスはポルトで1シーズンかぶっているんですね)
Q:レアル・マドリーでプレイすることは別の次元だと思いますか?
A:そう思うよ。別の次元だ。世界で最も大きなクラブだからね。レアル・マドリーの中で勝利を知る人間になるには、落ち着いたやり方で壮大な側面に関わるということだ。ストリートでサッカーをしているかのようにね。もし周囲の状況や雰囲気をネガティブに捉えるなら、プレイしてはいけない。冷静でいること、たとえ大きな責任がかかっているとわかっていたとしても、落ち着いてプレイする。まるで友人たちといるように。それでうまくいくだろう。
Q:しかし、それほどのプレッシャーや要求に向けた準備をしていますか?マドリーの観客は、ジダン、ベイル、クリスチアーノ、ベンゼマにまでブーイングしてきました。
A:それにカシージャスもだね…。いま言ったように、落ち着きと忍耐を持つこと。最初の試合の最初の時間で、物事が実際にその通りにはいかない時でも。僕たちは日々、毎週毎週トレーニングをして、クラブの試合にどう対処するかを学び、その街に、ポルトガルとは違うだろうリーガに馴染んでいかなければいけない。それで、物事がうまくいくだろう。
Q:過去のインタビューで、試合前にはいつも「お腹に蝶々がいる(緊張してドキドキした状態を表す)」と話していましたね。レアル・マドリーでデビューする前は、どうなるでしょうか?
A:最初の試合前には、間違いなくすごくナーバスになるだろう。こんなビッグクラブでのデビューなのだから。少しはナーバスになるだろう。でも僕の人生において、フットボールをする以上のことはない。だから、ボールに触れば落ち着くだろうとも確信しているんだ。
Q:マドリーのシーズン終盤をどう感じていましたか?ユベントス戦は苦しかった?
A:そうだね、何人かの友人たちとあの試合を見ていて、レアル・マドリーを応援していた。このチームがチャンピオンになったら素晴らしいことだっただろうから。1人のファンとして応援していたから、本当につらかった。父も一緒で、僕たちは反撃を願っていたけど、それはかなわなかった。いまは新しいシーズンの準備をしている。チャンピオンズ・リーグを再び獲る手助けができたらと願っているよ。
Q:アンチェロッティが続けなかったことは驚きましたか?
A:フットボールはしばしばアンフェアなもの。アンチェロッティは1年前には欧州のチャンピオンだった。でもフットボールは要求の高いものだし、レアル・マドリーならそれは尚更のこと。驚きではなかった。なぜなら、このスポーツでは結果が得られなければ去るべき、とされているからだ。
Q:何が、マドリーをダニーロと契約させたのでしょうか?
A:僕はチームにバランスを与えることができる、と言いたい。第一に、一方のラテラルが自分のチームに対して危険な状態を作り出す必要がないなら、自分の役目はバランスを取ること。そしてもちろん攻撃に近づけるなら、あるいはゴールを決めたりアシストしたりできるなら、それは最高に素晴らしいことだ。守ることは好きかって? いや、好きじゃないんだ(えー)。でもそれは、この4年間やってきた仕事だ。確かに現在は、自分自身については、攻撃よりも守備の方が良いと思う。でも、高い位置に行けるなら、それは楽しめるよ。
Q:長所と短所は?
A:短所は、身長だと思う。1対1の時にね。この点については、たくさんトレーニングしている。今シーズン(14/15)、ロペテギ監督と一緒にこの点に集中して取り組んできた。おかげでずいぶんよくなったけど、もっとうまくなりたい。長所はたぶん、連携の中で、パスやアシストをするのが好きな点だろう。
Q:中盤の選手としてスタートし、ラテラルにコンバートされました。このことはどう思っていますか?
A:ラテラルだよ。僕はラテラルだ、間違いなくそれが僕のポジションだ。もちろん、監督やチームが必要とするなら、別のポジションでやる。問題なくやるよ。何千回となくやったポジションだから。でも、僕の位置はサイド。そここそが僕にとって特別で、長くやって来た、そしてやっていきたい場所なんだ。
--------------------------------