けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

試合でリハビリ

2006-11-07 18:29:21 | football
もう2日前のことになっちゃいましたが、それなりに試合を見たので雑感を少し。というのは、負けはしたんですけどいろいろと面白かったのです。

06/07 Liga Espanola 1a Division Jornada 9
Real Madrid C.F. 1-2 Real Club Celta de Vigo

マドリーの得点:エメルソン(43)
セルタの得点:ネネ(35),ホルヘ(82)


試合前日には「ロナウドまだおでぶだし」とか言っていたカペ(ッロ)ですが、親心なのかロナウドがスタメン、ルートはベンチへということになりました。それ以外は変らぬメンバーでキックオフです。
「試合に出せー出せー」と言っていたロナウドですが、やはりブランクの大きさ(&体重)が響いているのか、ちょっとまだ…。相性の良いはずのグティからのスルーパスにも良い反応ができず、エリア外からロナウドらしい重たさのあるシュートが何本か。セルタががっつり守っているせいもあって、エリアの中への効果的な動きはほとんど見られませんでした。
毎試合勝たなければいけない中で、試合をロナウドのリハビリに使えるかー!と言いたいところですが、既に体調が上がっているほかの選手たちとのコンビネーションを合わせて行くには、試合に出て一緒にやっていくしかないでしょうね。紅白戦でどうにかなるものではないでしょうから。ロナウドが本調子を取り戻すまでには、まだ時間が必要なようです。

この試合の転換点はいくつかありまして、まず先発の状態から、前半途中にロビーニョとラウルがサイドを入れ替えました。ここのところ調子が良かったロビーニョでしたが、この日は左サイドで突っかけてはボールを取られる悪いループに陥ります。そこでサイドを入れ替えて、ラウルが左にロビーニョは右に。ただこれでロビーニョは余計に消えてしまったのでした。
逆に面白かったのがラウル。ラウルが左にいたからマドリーの1点は生まれた…とは少し言いすぎかもしれませんが、それまでコーナーを蹴っていたグティに代わり、1回だけラウルがコーナーに立ちました。ラウルがコーナーを蹴ることなんて滅多にないですから「あれ?」と思っていると、ラウルの左脚からごく素直なボールがエリア内に飛び、なぜかフリーだったエメルソンへ。ゴル。とはいえ、先制のミス以降ブーイングを食らいまくっていたエメルソンは、皆と喜びたくない様子でした。元気出せ。
ちなみに、グティのプレースキック、好きです。これまではジダンにフィーゴにロベカルにベッカム…といたのでプレースキックを担当するチャンスなんてありませんでしたが、やっぱりマドリーの中でも1,2を争うテクニックの持ち主。スマートなボールを蹴ってきますね。よしよし。

次の転換点は、後半頭。ディアラ&ロビーニョを下げて、ルート&レジェスがIN。ロナウド&ルートの2トップに、ラウルが左、レジェスが右、グティは下がります。ここからの15~20分間はちょっと面白かったですね。前半の1トップ状態では厳しいマークであまり仕事ができなかったロナウドも、身体がほぐれてきたのかルートが入って余裕ができたのか、サイドに開いたりスルーパスに反応してみたりと少しずつ自分のプレイを取り戻し始めた感じがありました。やっぱり試合の中でリハビリしていくんでしょうか。
この2人+ラウル、レジェス、グティでかなり「マドリーらしい」感じに攻めている印象でした。ただ、その分守備が少し崩れまして…カペのお好みではないだろうなあ、こんなのは。でも次はこのメンバーで先発してみて欲しいとちょっと思います。どこまでやれるか見てみたい。ものすごく諸刃の剣て感じですが。

その後は、略。失点に直結するミスが2つもあったら、勝てません。

負けはしたけど良い点もあった、わりと面白かった、という評価にしておきたいと思いますが、そんなふうに思えるのは…先日の悶絶級のステアウア戦があるからかもしれません。あれに比べたら、すんばらしい出来だったですよ。


おまけ
2点目を喜ぶセルタのベンチでは、ものすごいドぴんく色のシャツを着たおじさんたちがいました。セルタのコーチ陣だと思われます(そのわりには、バスケス監督は普通の白いシャツ)。ちなみにそのドぴんく色のシャツは、選手たちにも共通の公式スーツのようです。

なぜ公式スーツをこんなにも暑苦しいデザインにしてしまったのでしょうか。1stユニはこんなに爽やかなのに…

ユニが爽やか過ぎて物足りなかったのかな。


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