けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

34秒

2008-10-19 10:08:03 | football

ベルント・シュスター
まずはシュスターのコメントを、MARCA公式を混ぜ合わせて。

「我々は、最後の時間までゴールになりそうなチャンスを多く示した。はっきりと試合を決めてしまえるものだったのに。しかしいくつかの決定によって我々は難しい状態に陥った。そうした困難な状況を我々は乗り切ったが、これはこのチームがしばしば示すことだ」
「我々はレフェリーに疑問を感じている。後半は非常にカーサ優勢の状態だった。アトレチコが勝つか引き分けに持ち込んでいたかもしれなかった。これが、我々が1-5で勝利できなかった理由だ」
「(ファン・ニステルローイへの退場は)私はあれがレッドカードだと思わない。、明らかにペレアが退場したことの帳尻あわせだ。我々は試合をコントロールし、ピッチには1チームのみしかいないようだったが、そこからすべてが始まった。その決定からアトレチコは息を吹き返した」
「ビセンテ・カルデロンのファンたちは我々を不安にさせた。なぜなら彼らはプレシャーをかけていたからだ。彼らは1人の選手以上の存在だ。しかし今日我々は、最初の1分のゴールで彼らを沈黙させることができた。これはアトレチコにはファンが必要だということを示している」
「フットボールでは非常に典型的なフレーズだが、レフェリーが笛を吹くまで試合は終わらないんだ。今日我々は、それがまさに真実であると言うことを目の当たりにした」


08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 7
Atletico Madrid 1-2 Real Madrid

アトレチコの得点:シモン(90)
マドリーの得点:ルート・ファンニステルローイ(34秒)、イグアイン(90+6=PK)

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、カンナバーロ、マルセロ
MF:ガゴ、デラレ(78、ハビガルシア)、アウナイデル(67、ファンデルファールト)
FW:イグアイン、ラウル(84、ドレンテ)、ファンニステルローイ


デルビーらしく熱い試合だったし、要所要所のぶつかり合いも面白かった。ですが、審判団のマズさがやたらと印象に残って、試合が終わってもどうもすっきりした気分にならない。どちらのチームにとっても、イライラさせられる審判でした。MARCAのクロス・ゴメス(主審)の採点は10点満点で0点。マドリー側から言わせてもらうなら、ルートへの赤紙はまさに帳尻あわせだし、ラウルもファンニステルローイも、存在しないオフサイドでゴールやチャンスがつぶされた。カンタレーホ、イトゴンに続き、また面倒くさい審判が増えたのか。


○インターナショナルウィーク中にまるまる休みだった選手を使いたいのはわかる。でもルート、ラウル、イグアインのトリデンテ、あまり良いと思えないのです。でも3人とも元気だからなあ…。
○前半34秒で入ったルートのゴール。早い時間に景気付けのシュートがほしいなーなんて思っていたら、まさかあんなにきっちりゴールにおさめてくるとは。本当にすごい・・・としか言いようがない。
○祝福のために集まった皆にしがみつかれ、輪の中心で誇らしげな顔をするルートが、実に頼もしく見えました。まさに大黒柱。
○ペレア退場。ルート、ラウル、スナイデルと危ない削り方をしていたので、ほっとした。
○ルートがロハになったプレイは黄色相当でしょう。ルートももうスペインで3年目なんですから、審判の帳尻合わせの可能性を意識して、タックルにいかなくも良かったのにと思います。でも逆にいえば、あそこできっちり守備する真面目さ、気持ちの強さが長所でもあり。
○持ち味のギリギリのライン突破を、ただひたすらオフサイド判定されるラウル。オンサイドもあったのに…。温厚なタイプですが、デルビーは違うスイッチが入るのかピリピリしてました。後半はボールがおさまらず苦しかった。
○前半のキーになったのはマルセロだと思う。セルヒオラモスがほとんど上がらない右に対し、左サイド全部使った上に、エリア内まで入る運動量。ドリブルのボールを置き忘れる、わりと簡単に取られることがある、と課題はまだまだありますけど。後半はやや大人しくなった。
○その反対側のセルヒオラモス。代表に呼ばれている途中でもフィジカルにやや問題がありましたが、それをひきずっているのかあまり元気がない。前半は押さえ気味、後半はわりと高い位置まで上がり攻撃参加。交代で入ってきたアトレチコのシモンとのやりあいは、見てる側としては面白かったわけですが、本人は相当イライラしていた感じでした。しかし黄色をもらったのがなぜなのか、まったくわかりませんでした。
○ガゴ復帰。特に問題もないようで、90+6分をコンプリート。まだ試合勘という意味では100%とはいかないかもしれませんが、守備によくがんばっていたと。ストパーがとれたのか髪がぼわぼわしているので、ヒモ部隊(特にデラレ)との区別がややつきやすくなった。
○デラレ、右サイド寄りから攻撃参加、セルヒオラモスのフォロー。ファウルの仕方が危ないと思っていたら、やはりタルヘタになってしまった。
○代わって入ったハビガルシアは、右サイドに出ていたのはよくわかりませんでしたけど、終盤の守備固めという意味では良かったのかも。意外に落ち着いてた。
○ペペ大活躍。カンナバーロ、軽いプレイはやめて。
○スナイデルのパスにややキレが足りない気がした。VDVの効果感はあまりなかった。
○追いつかれた時間帯から言っても、そのままアトレチコにたたみかけられ試合を持っていかれてしまうのでは…と思ってました。でもロスタイムが長かったせいもあり(足がつってたレフェリーのせいだな)、ひるむことなく、試合を諦めずに最後まで勝ちにいったマドリー。ドレンテよくやったよ。
○イグアインは、シュート練とパス練をよろしく。でもペナルティはよく決めました。ちなみにイグアインのリーが初ゴールは、2007年2月のアトレチコ戦。ラウルの後を次いで、アトレチコをお得意様にしてください。

長いな。

CLユーヴェ戦を前に、厳しい試合の中で勝ち点3を拾えたのは何よりです。復帰のガゴが90分間いけたし、火曜日にはロッベンも戻ってくるでしょう。セルヒオラモスのコンディションが、今のところ気がかり。


ゴレアドーレス
ファン・ニステルローイ
「最後に正義があった。そして僕たちは試合をものにすることができた。非常に早い時間に僕たちはゴールを上げ、すべてがパーフェクトに進んでいるように見えた。そのうちに、退場を食らって僕の望むようには物事が進まなくなった。僕はロッカールームで落ち込んでいたけれど、でもドレンテが素晴らしいプレイをして最後にペナルティを得てくれた。このような結果を残すことが必要で、それが重要だ。
今はユーヴェについて、つまりとても重要な試合について考えることが必要だ。勝たねばならない。この勝利は僕たちに力を与えてくれる。このチームは本当に特別なスピリットを持っている。僕たちは降参したりしない、ただ僕たちに見合うものを持ち帰るだけだ」

ゴンサロ・イグアイン
「永遠のライバルから勝利を挙げたのは非常に素晴らしいことだ。重要なことは、敵がどこであっても、このチームは100%の力を出すことを知っているということだ。僕たちは前へ進み、大きな試合に勝つことができた。ビセンテ・カルデロンで再び得点できて、だから本当に嬉しいよ。それがどれほど難しいか強調したい。アトレチコは非常にクオリティが高く、とても高いレベルでプレイしていたのだから。ペナルティを蹴ったのは、他にもうやる人がいなかったから。ゴールを決められて本当に嬉しいよ」


ルートの最後のフレーズが格好良すぎます。ペナルティの優先順位は、VDVよりイグアインが上なんですね…本当か?


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