けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

Home, sweet home

2010-09-18 19:19:03 | football
Hogar, dulce hogar
昨夜のうちにサン・セバスチャンに到着しホテルに入ったマドリーの皆さん。公式戦で初めて古巣レアル・ソシエダと対戦することになるシャビ・アロンソは、試合前夜なのに表彰のイベントに出たり(公式サイン会の2人以外は、たいてい選手は静かにしてるものだけど)忙しかったようですが、アルベロアがアップしたホテルからの景色に、「Hogar, dulce hogar」(Home, sweet home)、と答えております。

インタビューの記事なんかは公式にもたくさん出ているので、MARCAの短い記事を。このMARCAの記事も、シャビ・アロンソのツイートを引用してました。
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シャビ・アロンソ、家に帰る
ラ・レアル・ソシエダのソシオNo. 6688であり、また同クラブの株主でもある彼は、彼のチームが、アノエタでレアル・マドリーの前に敗北することを望む。ソシオNo. 6688は、他のブランキ・アスールのソシオたち(年間シート保有者たち)が、今夜悲しみながら家路に着くのを期待し、一方でそのことは彼にとって本当に嬉しいことだ。ラ・レアルのソシオNo. 6688とは、シャビ・アロンソのこと。彼は、チームの他の仲間たちと共に、勝点3を持ってマドリーに戻る機会を逃したくはないのだ。
シャビ・アロンソがラ・レアルのソシオになったのは、1993年の夏、アノエタの落成式が行われたときの事で、彼は11歳だった。間違いなくその時には、何年かの後に、彼が応援していたチームの一員となるであろうことも、リバプールでの歴史を残した後でレアル・マドリーでプレイするであろうことも、まだ彼は夢にも思っていなかった。
18年後、ソシオNo. 6688は、彼のチームを応援するだけではなく、ライバルのユニフォームを着てアノエタに赴き、ラ・レアルとの対戦での勝利を目標とすることになる。エル・ブランコがこのスタジアムを再び訪れることで、彼は多くの記憶を思い起こすだろう。しかし、そのことは彼に影響を与えるものではないだろう。今シーズン、シャビはタイトルを切望しているからだ。トロサ生まれのシャビは、最後には、リーガを獲ること、そしてそうすることで、彼がチュリウルディンにいた短い期間に、このタイトルに触れかけた後に残されたトゲを抜き去りたいと願っている(02/03、マドリーがリーガで優勝したシーズン、ラ・レアルは確か1ポイント差で2位だったと思う)。
現在エル・ブランコの選手となった彼がアノエタに行くことは、彼がもはやラ・レアルの1人でなくなったということを意味するのではない。ただ対戦相手というだけだ。シャビは、現会長のミゲル・フレンテスの場合と同様に、同クラブの経済状況を向上させるために資本金拡大が行われた際、株式を購入することまでしている。
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02/03シーズンのラ・レアルvsエル・レアル、シャビ・アロンソのゴール。



昨日の試合前日プレスカンファレンスにて、パートタイムでのポルトガル代表監督を依頼されたことについてのモウリーニョの回答を、Q&A形式のASから。
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Q:木曜日にポルトガルサッカー協会会長ギウベルト・マダイルとの間での話し合いについて説明してもらえますか?
M:ポルトガルの協会長は、私を代表監督の座につけたいという医師を伝え、私はこの階段のことをレアル・マドリーに知らせた。彼の目的はわからなかったが、想像はできた。彼は私に、代表の次の2試合を助けてくれるよう求めてきた、それがまぎれもなくはっきりしていることだ。

Q:では、そのオファーに対するあなたの答えは?
M:その期間(代表監督を引き受けたら)は、私はここで選手たちとトレーニングをすることはほとんどできないだろうが、私がいることは影響しないだろう。事実、先のインターナショナルウィークには、私はUEFAの監督会議に出席してここにいないことがあった。ポルトガルの状況は難しいものだし、私は20年もしたら代表を指揮したいといったりもしたが、今が私の国にとって必要な時であり、オープンに「ノー」と言うことはできない。誇りのためにも、また私の国の代表に勝ってほしいからだ。さらに、私がポルトガルに散歩をしていたらに行けば、私を見た人々が、私を自己中心的な人間だと言うだろう。私は何も手にしていない。仕事をしなければならないのでもなく、金も必要ではない。行くなら無償だ。私にはノーと言うことはできない。しかし同時に、イエスと言うこともできない。なぜなら私には、レアル・マドリーとの4年間の契約があるからだ。今はすべてが、協会がクラブを説得できた上での合意次第ということだ。

Q:レアル・マドリーが、あなたが行くのを拒否することは理解できますか?
M:もし私が自由なら、明日にでも無償で行くだろう。しかし、もし私の印象を聞くというなら、私はポルトガルを指揮しないだろう、と感じている。完全な合意が必要だし、少しでも障害があるなら、ノーと言う。もしレアル・マドリーにいないのだったら、フリーでポルトガルに行っただろう。レアル・マドリーに、何か障害があるというすべての権利がある。そして、もしマドリーが少しでももんだいがあるというなら、私は行くことはできない。ポルトガル代表に対して「ノー」と言うことは、個人的なプライド、私のポルトガル人としての情熱にとっては、不可能なことだ。しかし現在は、イエスト言うことはできない。ポルトガルサッカー協会が、マドリーとコンタクトを取っていなかったのは確かだ。クラブが知っていることはすべて、私に知らせてくれるからだ。

Q:なぜ、ポルトガルを指揮しないだろうという感触がある、と言うのですか?
M:私が思うのは、マドリディスタの世界では、こうしたことはネガティブなものに見えるだろうから、ということだ。代表のスーパーバイザーのポジションを受けることは、(クラブの?)ミッションを失うことだった。しかしこれは、ミッションを失うことではない。現実的な選択肢だろう。なぜなら、もし私がマドリーに残ったら、私は、グラネロ、レオン、マテオスの3選手と一緒にトレーニングをするのだ。そしてもし私が行くとしたら、私はマドリーの3選手と一緒ということになる。クリスチアーノ、ペペ、カルバーリョだ。だから、これは実際可能性があるのだ。
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「行くことはないだろう」と言っているモウリーニョですが、「私は行きたいと思っている」と散々強調したあげく、決定はマドリーにパス。昨日、モウリーニョのこのコメントを速報的に報じていたASの記事では、確か、「熱いジャガイモ(厄介なこと)をクラブへパスした」的な表現をしていました。
ポルトガルサッカー協会の会長は、来週の早いうちにも、フロレンティーノ・ペレスに会って、モウリーニョ貸してくれとお願いをするようです。なんだかんだ言って、結局OKが出るんじゃないかなあ、と思います。マドリーもペレスも、ポルトガル協会に貸しができるわけだし。


今夜の試合で気にしたいこと
もう気が抜けてしまったのでアヤックス戦の感想とか載せられないのですが、あの試合から気になって、もう少し確認したいなあと思うことをいくつか。

○バックパス
いつもこんなだったかな?と思うくらい、ディフェンスラインやピボーテからイケルへのバックパスが気になりました。もしかしたら指示されてやってるのかなあ。たまに危ない気もするので、イケルなど放置しておいても良いのでは……。

○クリスチアーノとパス回し
アヤックス戦は、絶不調なだけだった、と思いたいクリスチアーノですが、特に気になるのはパス回しへのかかわり。もちろんスピードがあり、個でも打開できる選手なのはそうなんですが、たとえばアヤックス戦の開始後しばらく、短いパスがぽんぽん回っていたシーンで、クリスチアーノがいっきに影が薄くなっていたように見えました。エジルと前線、サイドバック、エジルとシャビ・アロンソの連携…と、パスの動きに面白さが出てきているところに、クリスチアーノが関われないのは、やはり問題だろうと思うので…。

○ケディラ
もうちょっとしっかり観察したい選手。

○アノエタのブラスバンド。

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