けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

バラン、ベンゼマ

2014-07-07 23:42:40 | football

準々決勝後のバランのショートインタビュー
Le Parisien
----------------------------------
Q:このQFでの敗退から何を覚えておきますか?
A:素晴らしい成功を収めてきたところから、さらに先へと進めなかった。僕たちはドイツを押し込んだけれど、うまく流れをつかめなかった。それでも頭を高く上げてこの大会から去ることができる。僕たちは素晴らしいことをやって来たんだし、素晴らしいチームに出会えたから。でも今は、何よりもがっかりしている。

Q:明らかなチャンスをものにするのに、なぜあれほどに困難だったのでしょうか?
A:ドイツは高いレベルでの経験をたくさん積んでいるし、チャンピオンズ・リーグで常にプレイしている選手たちがいて、インターナショナルマッチに慣れている。ピッチで感じたこと、それは、プレッシャーがあってもそれに負けないチームを目にした、ということ。僕たちはチャンスをものにできなかった。残念なことだけれど、でもその通りなんだ。

Q:こういった試合から教えられるものとは?
A:非常に高いレベルで、小さなディテールがあった。他にも分かったのは、僕たちの方だけれど、試合の初めに、相手チームより少し気弱になっていたということだ。こういった小さなことがあって、それは僕たちが経験しなければならないことでもあるし、同時に直していけることでもある。

Q:ドイツのゴールについてですが、フンメルスがあなたにファウルをしたのですか?
A:小さなファウルだけどホイッスルは吹かれなかった、つまりファウルではないと言うこと。同様の競り合いは他にも2,3回あって、それには勝てた。でもあの場面は、彼が小さなファウルをして、でも彼はゴールをものにした。そういうことだ。

Q:試合が終わった時にこみ上げた感情は強いものではなかったでしょうか。
A:そうだね。僕たちのほとんどにとって、これが初めての大きな大会で、強く物事を経験した。とても難しい試合だったし、気温も高くて、すべてを出し尽くした。でも僕は、ファンは僕たちを誇らしく思ってくれると考えている。なぜなら、僕たちは最大限にやったのだから。これが、素晴らしいことをやり続けていくためのスタートポイントとなってくれるよう、願っているよ。

Q:まさに、既にEURO2016に目標を定めていますね。
A:ちょっと待って(笑)。たった今ワールドカップから敗退したところで、そんなすぐに次のプロジェクトへ行くということはないよ。たくさんの素晴らしい経験を見直して、そこから何かを学んで、そしてその後のプロジェクトを見ていくよ。

Q:個人のレベルとしては、このワールドカップをどう評価しますか?
A:経験を積んで、このひとつにまとまった若い、躍動するチームと共に過ごした。このチームで気持ちよく過ごせたよ。
----------------------------------


バカンス、契約延長
----------------------------------
準々決勝進出までチームをリードしたカリム・ベンゼマの素晴らしいワールドカップ。これはレアル・マドリーのコーチングスタッフたちや首脳陣の注意を引かないわけがない。このフランス人ストライカーは今大会で3ゴールを挙げ、レ・ブルーのベストプレイヤーとなった。
カリムは、今大会の2試合で、MVPを受賞した。ホンジュラス戦では2ゴールを挙げ、スイス戦では1ゴールだったものの、フランスの攻撃の軸となっていた。こうした結果が受賞を後押しした。
こうしてベンゼマは良い休みを取れる。「9番」はこれから4週間、その働きに見合った休暇を楽しめる。およそ1年前、彼はレアル・マドリーの2013/2014シーズンを見据えたプレシーズンをスタートしていた。このワールドカップ出場もあり、ベンゼマは止まることなく、ほぼ12ヶ月間を過ごしてきたのだ。
8月1日まで、カリム・ベンゼマはマドリーの仲間たち全体とのトレーニングには戻らないだろう。そこから、チームメイトのバランと共に、バルデベバスでプレシーズンを始めることになる。チームの大部分はアメリカにいて、インターナショナル・チャンピオンシップ・カップを戦っているだろう。2人のアメリカへの登場は8月5日まで伸びる。
アンチェロッティは、カリムは独特な選手、レアル・マドリーにおいて換えの効かない選手だと考えている。ブラジルの地で示された彼の高いレベルは、イタリア人監督の考えだけで裏付けられるものではなく、ベンゼマ自身がより強くなったことからもわかる。
ベンゼマの契約は2015年で終わるが、クラブからは既に契約の更新、延長をまとめるよう動いている。休暇の間中にでも、何か発表があることだろう。交渉はうまく進んでおり、クラブ側、ベンゼマ側双方の理解もほぼ一致している。もし何もこじれなければ、カリムはさらに数シーズン、マドリーで続けていくことになるだろう。
ベンゼマへの、カルロ・アンチェロッティの全幅の信頼は、フロレンティーノ・ペレスが彼の第一の支持者の1人であることに加え、彼自身マドリーという街、そのクラブでとても快適に過ごしていることもあり、この交渉が順調にいく役に立っている。
----------------------------------

ベンゼマ
「ここまで、こんなに上まで来られたことを嬉しく思っている。僕は若い、次のワールドカップも戦える。」


間に合わせるかも

2014-07-07 06:44:57 | football

ディ・マリア
----------------------------
チームは既に、深夜にはベロ・オリゾンテに到着した。ドーピングコントロール前に、メディコたちから右大腿前部にグレード1の筋裂傷と告げられた時の、ブラジリアのマネ・ガリンシャのロッカールームでの涙は後にして。アンヘル・ディ・マリアは、大きなフラストレーションを抱えていた。しかし、この8日間で、つまりアルゼンチン代表が7月13日のファイナルに進出することを想定して、この筋肉の負傷から回復するという奇跡を手にすると誓った。「間に合わせたい。戻れるように何でもするつもりだ。もし僕たちがファイナルまで進めたら、そこにいたい、奴らには僕が必要だ…」とディ・マリアは、アルゼンチン代表のメディコたちに言ったそうだ。
その深刻さは、土曜の夜はほとんど眠れなかったことでわかる。この土曜の夜、ディ・マリアは幹細胞治療を行う医者たちのケアを受けることを望んだ。この方法は、レアル・マドリーでも受けたものだ。チャンピオンズ・リーグのファイナルへ出場しチームを活性化する機会を逃さなかったのと同様に、今度はマラカナンでの歴史的な決戦を逃さないように。もしアルゼンチン代表がそこに到達すれば、アンヘルは監督が起用できる状態でいるだろう。幹細胞治療は、組織を修復し、痛みや炎症を焼失させる。すなわち、ダメージを受けた細胞を再生させるものだ。さらに、アルゼンチン代表では幹細胞の利用とPRP(多血小板注入)治療法は良くとられている方法であり、問題のある外傷や筋肉を再生させることができる。
ディ・マリアが負った軽度の筋損傷では、休養、アイシング、圧迫といった手法を取る。痛みのないようにしたストレッチ、プールでのトレーニング、そして特別なリハビリプランも。ディ・マリアの筋繊維損傷が起きたのは、左脚でシュートする瞬間をサポートした右脚でのことだった。その瞬間に痛みを感じ、ピッチでさらに続けようとすることには意味がなかった。そして今、アンヘルは時計との競争を始めている。
----------------------------
何としてでも間に合わせる…と聞くと、またそれはそれで不安なんですが。でも、可能性があるなら。