ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

あべのハルカズBAR 133ページ目  焼肉10人前を食べに 

2014-08-29 20:11:50 | あべのハルカズBAR1 四話 完
【133ページ】



「神野々社長の家への落書きはいつ決行するんですか?」

「神野々社長の自宅は、御影にあり、神戸牛の神野々路も御影にある。

ここにある一万円札をすべて使って、神野々路で特選ロースの焼肉を10人前食べる。

その後、決行だ!

これから出発すれば、ちょうど夕飯の時間だ!」

「セレブご愛用の店で高級焼肉を食べまくるぞ!

アニキ、アグネス ラムはどうするんですか?」

「セレブの服を着せて同行する。

直樹にもセレブの彼女を出してやる。

この雑誌のどの子がいいかな?」

「表紙の子でいいです。」



グラビア美少女の時代 (集英社新書)
クリエーター情報なし
集英社






 大谷は、雑誌の表紙から、グラビアアイドルを呼び出した。

そしてファッション雑誌からドレスを2着取出した。


 神野々路に6時からの予約を入れ、四人はタクシーに乗り、御影の神野々路に向かった。

店内に入ると、客で賑わっているのに大谷達は驚いた。


「アルバイトの投稿事件で、客が少ないと思ったが、混んでいる」

「そうですね? アニキ、何ででしょうか?」

「セレブ達のプライドかな?

投稿事件後に、この店に行かなくなったら、自分達は神戸牛と米国牛も見分けられないと

思われてしまう。」