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「安倍さん、なぜこのような怪奇現象が起こったのでしょうか?」
平山社主は、すっかり安倍 晴喜の話を信じ込むようになっていた。
「二つの妖気の共鳴と言えばいいでしょうか?
落書き者の描いたジェイソンの妖気は、それ自体は非常に弱いもので、
壁からでてくることはなかったのですが、もう一つこの家には大きな妖気が
存在していて、それが引き寄せたと考えられます。」
「こ、この家に大きな妖気が存在する?」
「家というより、平山さん自身に」
「私の守護霊がそうですか?」
「そう、しかし守護霊自体ではなく、守護霊に張り付いているいくつものFAX
用紙にです。」
平山は、首を回して、背中を見る仕草をした。
「平山さんには、守護霊もそのFAX用紙も見えませんよ」
安倍 晴喜は笑いながら言った。
「あっ、そうですね」
「平山さんは、これらのFAX用紙に覚えはありませんか?」
「そう言えば、昨日の会議で、読者の声の投稿に関する議題で
話し合っていました。」
「ほう、読者の声ですか」
「はい、読者の声は、FAXで投稿することになっています。」
「安倍さん、なぜこのような怪奇現象が起こったのでしょうか?」
平山社主は、すっかり安倍 晴喜の話を信じ込むようになっていた。
「二つの妖気の共鳴と言えばいいでしょうか?
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落書き者の描いたジェイソンの妖気は、それ自体は非常に弱いもので、
壁からでてくることはなかったのですが、もう一つこの家には大きな妖気が
存在していて、それが引き寄せたと考えられます。」
「こ、この家に大きな妖気が存在する?」
「家というより、平山さん自身に」
「私の守護霊がそうですか?」
「そう、しかし守護霊自体ではなく、守護霊に張り付いているいくつものFAX
用紙にです。」
平山は、首を回して、背中を見る仕草をした。
「平山さんには、守護霊もそのFAX用紙も見えませんよ」
安倍 晴喜は笑いながら言った。
「あっ、そうですね」
「平山さんは、これらのFAX用紙に覚えはありませんか?」
「そう言えば、昨日の会議で、読者の声の投稿に関する議題で
話し合っていました。」
「ほう、読者の声ですか」
「はい、読者の声は、FAXで投稿することになっています。」