ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

あべのハルカズBAR 108ページ目   怪奇現象は妖気の共鳴

2014-08-01 21:16:22 | あべのハルカズBAR1 四話 完
【108ページ】


「安倍さん、なぜこのような怪奇現象が起こったのでしょうか?」

 
 平山社主は、すっかり安倍 晴喜の話を信じ込むようになっていた。


「二つの妖気の共鳴と言えばいいでしょうか?


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落書き者の描いたジェイソンの妖気は、それ自体は非常に弱いもので、

壁からでてくることはなかったのですが、もう一つこの家には大きな妖気が

存在していて、それが引き寄せたと考えられます。」

「こ、この家に大きな妖気が存在する?」

「家というより、平山さん自身に」

「私の守護霊がそうですか?」

「そう、しかし守護霊自体ではなく、守護霊に張り付いているいくつものFAX

用紙にです。」


 平山は、首を回して、背中を見る仕草をした。


「平山さんには、守護霊もそのFAX用紙も見えませんよ」


 安倍 晴喜は笑いながら言った。


「あっ、そうですね」

「平山さんは、これらのFAX用紙に覚えはありませんか?」

「そう言えば、昨日の会議で、読者の声の投稿に関する議題で

話し合っていました。」

「ほう、読者の声ですか」

「はい、読者の声は、FAXで投稿することになっています。」


あべのハルカズBAR 107ページ目   非常に強い守護霊 

2014-08-01 20:09:06 | あべのハルカズBAR1 四話 完
【107ページ】



 そして、扇子を、平山に突き出し、


「平山さんに、非常に強い守護霊がついている」


 安倍 晴喜は、閉じていた扇子を開き、扇いだ。


「平山さん、今までに何度も危険な目に合っていませんか?」


 平山は、安倍 晴喜の突然の指摘に戸惑いながらも、子供の頃

からの記憶を辿った。


「小学生の頃、川と海で2度溺れかけました。

川で溺れた時は、突然深みにはまり、水を大量に呑み込んで

しまって、そのまま流されたのですが、途中で救い上げられたのです。

海で溺れたときは、修学旅行で遊覧船に乗っていて、船が横転し、

海に投げ出されたのです。海に浮かび上がり、必死に泳いでいると、

突然足を引っ張られて、海の中に沈んでいき、『あっダメだ!』

と思った時、突然手が離れて、再び浮かび上がることができ

助かりました。」


「それは、平山さんの守護霊によって、助けられたのです。

平山さんの人生は、死に直面する危険が何度も訪れる運命です。

しかし、その度に、非常に強い守護霊によって守られるのです。」

「そう言えば、今までに何度か危険な目にあいました。

不思議にけが一つしなかったですが」

「ジェイソンの攻撃を防いでくれたのは、平山さんの守護霊でした」




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