ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

あべのハルカズBAR 86ページ目  オーヘントッシャンヴァリンチ57度  

2014-07-08 19:04:09 | あべのハルカズBAR1 四話 完
【86ページ】



 朝比奈は、陽菜が見せたオーヘントッシャンを見比べる。

オーヘントッシャンヴァリンチ57度 15,000円



オーヘントッシャン ヴァリンチ 700ml 57度 [並行輸入品]
クリエーター情報なし
オーヘントッシャン





オーヘントッシャン17年ボルドーワインフィニッシュ51度 40,000円



オーヘントッシャン 17年 ボルドー・ワイン・フィニッシュ 51度 700ml
クリエーター情報なし
オーヘントッシャン





オーヘントッシャン21年43度 80,000円



オーヘントッシャン 21年 700ml [並行輸入品]
クリエーター情報なし
オーヘントッシャン





「今夜の予算は5ぐらいなんですが・・・」

「それでは、オーヘントッシャンヴァリンチ57度をボトルで、他の2種はグラスで

オーヘントッシャンの飲み比べはどうですか?

スリーの予算で収まると思います」

「それでお願いします」


 ママの陽菜は、棚からオーヘントッシャンヴァリンチ57度を選び出し、

朝比奈にボトルを見せる。

彼は、ボトルのラベルを確認して、頷く。


「57度と度数が高いですね?

ママのお勧めの飲み方は?」

「最初の一杯は、まずストレートで味わっていただきたいわ。

そして、少し加水して、香りを開くのを楽しんでください」

「ではストレートでお願いします」


 陽菜は、オーヘントッシャンヴァリンチ57度を開栓し、グラスに注ぎ、

チェイサーと加水用の水と共に、朝比奈の前に置く。

彼は、グラスを手に取り、香りを嗅ぐ。