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ママの陽菜は、棚からボウモア18年を取出し、ボトルの
ラベルを辰巳に見せた。
「とても香りがいいので、ストレートをお勧めしますが?」
「はい、ストレートでお願いします」
陽菜は、蓋付きのグラスを取出し、蓋を取り、ボウモア18年を注ぐ。
グラスを軽く揺らすと、蓋をして、辰巳に差し出す。
「このボウモア18年はシェリー樽の原種の比率を高めているので、ボウモアの
スモーキーな特徴の中に、シェリー樽由来のスイート感が漂うと思います。」
辰巳は、グラスの蓋を取り、香りを嗅ぐ。
「わっ、本当だ!」
そして一口ボウモア18年を口に含む。
「とても贅沢なシングルモルトですね?」
陽菜はにっこり頷いてみせる。
「私は、大阪泉州地区の落書き消しボランタリー協会の会長をしています。」
「先日、大阪市のアメリカ村での落書き消しの取り組みの番組を見ました。
最近、公共の建物への落書きが多いようですね?」
「ええ、そうなんですよ」
「缶のポイ捨て防止は、綺麗にすることだと聞いたことがありますが、
落書きも、消し続けることですか?」
ママの陽菜は、棚からボウモア18年を取出し、ボトルの
ラベルを辰巳に見せた。
「とても香りがいいので、ストレートをお勧めしますが?」
「はい、ストレートでお願いします」
陽菜は、蓋付きのグラスを取出し、蓋を取り、ボウモア18年を注ぐ。
グラスを軽く揺らすと、蓋をして、辰巳に差し出す。
「このボウモア18年はシェリー樽の原種の比率を高めているので、ボウモアの
スモーキーな特徴の中に、シェリー樽由来のスイート感が漂うと思います。」
辰巳は、グラスの蓋を取り、香りを嗅ぐ。
「わっ、本当だ!」
そして一口ボウモア18年を口に含む。
「とても贅沢なシングルモルトですね?」
陽菜はにっこり頷いてみせる。
「私は、大阪泉州地区の落書き消しボランタリー協会の会長をしています。」
「先日、大阪市のアメリカ村での落書き消しの取り組みの番組を見ました。
最近、公共の建物への落書きが多いようですね?」
「ええ、そうなんですよ」
「缶のポイ捨て防止は、綺麗にすることだと聞いたことがありますが、
落書きも、消し続けることですか?」
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